2024年の1月2日は、朝から風もなく暖かい良い天気でした。
欲しい釣具はないのですが、午前中に大野城の釣り具のポイントに向かいました。
お目当ては、こちら。
2024年度の博多の潮見表です。
ネットで調べれば、すぐに分かるのですが、やはり紙ベースのモノが私は見やすいと思っています。
今日の潮を調べると、下り中潮の最終日で明日から小潮の潮回り。
ド干潮が19時03分と、下げの8分ぐらいからド干潮、上げの1~2分での竿出しとなります。
誰が考えても、季節的にも最悪・最低です。(笑)
それ以前に、私の60年近い釣り歴からの経験では、夏が猛暑の時の冬場の釣りは、著しく釣果が落ちる傾向にあるということです。
特に閉鎖水域の博多湾は、夏の猛暑による高水温で、カラス貝などが落ちて、カラス貝の層に潜む小魚の食べ物が激減するためか、メイタ~チヌははもとより、メバルやシーバスなどまでもが例年と比べると少なくなるように感じます。
私のようにある程度釣り場を固定すると、釣れる魚は、釣り場やエサ、時期によって凡そ決まってくるのですが、昨年はまるで違いました。
須崎埠頭、長浜界隈、中央埠頭、東浜、ポートオブハカタでも、5月ぐらいまでは例年通りでしたが、それ以降はどこに行っても例年通りではありませんでした。
腕前はともかく、季節ごとにある釣り場で釣れるべき魚が釣れなかったのが昨年でした。
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ヘッドライトの整備をした博多の釣りバカ
11月から年末にかけては、帽子のつばに取り付けるLEDライトを使っていましたが、セリエで330円と安いだけあって、ちっとも明るくなく、エサをハリに刺すのにすら苦労する有様。
安物買いの銭失いとは、まさにこのこと。
電池式・充電式を問わず、LEDのヘッドライトに違和感がある私は、帽子の上からつけるヘッドライトが好きになれません。
なので、首にかけるタイプのモノも使ってみましたが、なんだかしっくりこないのです。
ここ10年近く100円ショップで見かけなくなった、クリップタイプのLEDライトが手元を照らすだけだったら、最高に使いやすかった…と思っています。
夏場に海面に浮かんでいるワタリガニやコウイカを掬うのだったら、遠くを照らせる500ルーメン以上のヘッドライトが必要になりますが、普段仕掛けを作ったり、エサを刺したりするぐらいですと100~200ルーメンでも問題ありません。
あまり明るすぎるヘッドライトを使うと、消した時に白い残像が残り、目が慣れるのに時間がかかります。
夕方から竿を出す私にとって、ヘッドライトは毎年の課題で、正直気に入っているものはありません。
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無風かつベタ凪で釣りやすい条件の中でも初釣り
初釣りは、勝手知ったる東浜の砂山にしました。
停泊している船が岸壁と離れた位置で停泊してくれているため、船の横もずっと探れるのでありがたいものです。
私が仕掛けを作っていますと、親子連れの釣り人が一番潮の出入りが激しいポイントで、竿を出しています。
何を狙っているのかは、もちろん不明です。
仕掛けを作り終わりました。
長年使っているゴールドのノーブランドの3・5~4・0メートルのズームの落とし込み竿に、ニッシンのインヴィクタM-85のタックル。
ハリスは昨年来よりずっと、ジョイナーボスメントの2・5号を使っており、東浜の砂山ではガン玉は5~6Bを使い、仕掛けが極力穴に入り込まないようにコントロールしています。
ハリは何が掛かっても大丈夫な、丸セイゴ12号。
小メバルの数釣りには、袖型9号かピチメバル9号、チンタメバル9号が良いのですが、小さなメバルをたくさん釣っても面白くないのであえて小さなメバルがハリ掛かりしにくい丸セイゴ12号を使うようにしています。
辺りが薄暗くなり始める前に、勝手知ったるポイントにエサの付いたハリを落として探りますが、まるで反応がありません。
どこの場所でも、大体釣り始めて10分ぐらいで、今日の釣果が予想できるのですが、下手すると今日はボウズかも?というぐらいアタリすらありません。
初釣りからボウズ??
嫌な予感を感じながら竿を出していると、小郡市在住のKさんが来られ、年始の挨拶。
Kさんぐ来られる少し前に、唯一アタリがあり、太目でたらしが長いアオイソメを丸々食べられてしまいました。
2ヒロぐらいのタナで、明らかにメバルっぽい食べ方でした。
ほとんど生命反応がない中、チャンスをものにしないといけないのですが、エサの刺し方に問題があったようです。
アタリがなくても、数回に一度はエサを引き上げてハリの掛かりぐらいを入念にチェックしないと、こういうこととなります。
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粘りに粘ってたったの4匹しか釣れなかった博多の釣りバカ
Kさんも全く生命反応がないと探っている中、本日待望の初ヒットがこちら。
2024年の初獲物が、10センチぐらいの小メバルです。(笑)
Kさんはクルマのところまで探り続け、砂山からいなくなりました。
こんな状況ですと、他の釣り人が探った後のポイントで、チヌを釣るのと変わらないぐらいの集中力が根気が求められます。
メバルを専門に狙ったことがある方ならお分かりだと思いますが、大型のメバルは数も少なく、狙ってもなかなか釣れないため、マジで狙ってもチヌよりも釣れないというのが私の実感です。
ここで作戦を変えて、ド干潮寸前でいつもよりさらに深いタナを探ることとしました。
すると、アタリが出て釣れたのがこちら。
なんともかわいいシーバスです。
更に探り続けてて30分ぐらい経ったときに、深いタナでガツン!としたアタリがあり、竿先を送り込んでアワセを入れるとなかなかの引き具合。
ミチイトを持ってブリ上げたのがこちらでした。
写真を撮影しているときも、ジッとしていませんが、22センチのメバル。
過日久留米在住のH君と、釣り場で合ったときと同じぐらいのサイズのメバルです。
それからまた30分ぐらいアタリがありません。
中央部分で竿を出していた親子も、いつの間にかいなくなりました。
スマホにKさんから連絡があり、中央埠頭の御笠川沿いで竿を出したがダメだったようです。
しばらくして、深いところで小さななアタリがあり、また10センチぐらいのメバルが釣れました。
妻には20時に戻ると言っていたため、19時半となり、納竿。
2時間も粘って粘って、たったの4匹しか釣れない初釣りでしたが、深いタナを全神経を集中して探りました。
年なしのチヌを交え、チヌ数枚50センチオーバーのシーバスも数枚釣る時も、今日のような小物ばかりしか釣れないときも、釣りのスタンスは変わりません。
何が釣れても、あまり釣れなくても、潮風に当たりながら暗闇で竿を持つ手に全神経を集中させる時間がたまらなく好きです。
今年は4月ぐらいまで苦戦しそうですが、それもまた博多湾奥の釣りの楽しみ方でもあると思い、甘受いたします。
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