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タケノコメバルは幻の高級魚?そのお味は?

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タケノコメバルは、以前テレビで「幻の高級魚」として紹介されたことがある魚です。

 
海釣りをされる方は案外いますが、タケノコメバルの存在を知らない方も結構多いのです。^^;
 
なので実際にタケノコメバルを釣ったことがある釣り人は、それほど多くないのが実情です。
 
海釣りをすると言っても釣り人のスタイルは千差万別で、船釣りしかしない方、磯釣りしかしない方、ルアーフィッシングしかしない方、投げ釣りやウキ釣りが好きな方・・・といろいろおられますが、タケノコメバルが最もよく釣れる釣り方は、埠頭や防波堤からのヘチ釣りです。
 

ヘチ釣りとは、クロダイの落とし込み釣りを含めて防波堤や埠頭の壁際を狙って回る釣り方です。
 
また、ヘチ釣りをする方でも3つのパターンに分けることができます。

1 クロダイしか狙わない釣り人
2 クロダイがメインで他の魚も狙う釣り人
3 季節に応じていろいろな魚をヘチ釣りで狙う方釣り人

2と3のパターンのヘチ釣りをする釣り人にとっては、タケノコメバルは「幻の魚」どころか、よくハリに掛かる常連さんと言っても過言ではありません。
 
なので、瀬戸内のどこかで「幻の魚」などと言われ珍重されて高い値段で取引されている情報を聞くと、「幻でもなんでもない、ありきたりな魚だよ~!」と若干呆れてしまうはずです。
 
少なくとも博多湾の各埠頭や防波堤のヘチ釣りでは、珍しくもなんともない魚のひとつであると言えます。
 
 
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タケノコメバルの実態を詳説

 

タケノコメバルの釣り方

 
タケノコメバルは、アオイソメや岩デコ(イシゴカイ)、モエビなどの生き餌でヘチ釣りをすると比較的簡単に釣れる魚です。
 
昼も釣れないことはありませんが、良く釣れるのは夜釣りで、このことはクロダイ、シーバス、メバル、アラカブ(カサゴ)も同様です。
 
虫エサなどをハリに付けて、海底から海面1ヒロまでのレンジを探ると、いろいろな深さで釣れるのもタケノコメバルの特徴です。
 
私は春先にメバルをメインで狙いまして、その時は海面から1ヒロ~2ヒロのレンジをよく探るのですが、この時期にタケノコメバルが飛び入り参加して釣れることが多々あります。
 
近年の博多湾では、メバルをメインに狙って行っても、タケノコメバルのほうがよく釣れたりすることが珍しくありません。

 

タケノコメバルがよく釣れる時期

 
一般的にタケノコメバルが釣れる時期は、タケノコが出回る3月後半から5月初旬にかけての時期が良く釣れるとされています。
 
確かにこの時期は年間を通じて一番よく釣れる時期だと体感していますが、極寒期を除いては通年釣れる魚でもあるのです。
 
それよりも、「タケノコメバルの当たり年」みたいなものがあり、良く釣れる年とさっぱり釣れない年が周期的にあるような感じが致します。
 

タケノコメバルとカサゴの違い

 
タケノコメバルとカサゴを混同する方もたまにおられますし、以前スーパーでタケノコメバルをアラカブと称して販売しているのを見て、驚いたことがあります。(汗!)
 
ヘチ釣りをメインにしている釣り人にとっては、「似ても似つかぬ魚」だと思うのですが、釣りをしない方や販売だけをする方にとっては、同じように見えるのでしょうか?
 
こちらがカサゴ(アラカブ)です。

こちらがタケノコメバルです。

 
どちらもカモフラカラーで、体色は潜んでいる場所によって微妙に違いますが、決定的に違うのは顔つきです。
 
カサゴ(アラカブ)のほうが顔が丸っこくて、全体的にずんぐりむっくりしているのに対して、タケノコメバルのほうは、顎がやや長くとがっており、精悍な顔つきをしています。
 
更に、両者をお腹のほうから見ると、エラ周りから腹部にかけてタケノコの皮ような斑点模様があるのがタケノコメバルの特徴です。
この斑点模様からタケノコメバルと命名されたという説もあるぐらいなのです。
 

タケノコメバルの値段

 
タケノコメバルが魚屋さんだとか、スーパーで売られていることは滅多にありません。
 
もしも売られていたとしても、カサゴ(アラカブ)と同程度の値段で、25センチ程度のものであれば1匹500円前後ぐらいで売られているのを見かけたことがあります。
 
ですが、通販では結構高値で取引されているようです。
お馴染みの楽天市場では案外いいお値段で売られていますよ~!!

 
こんな値段がするんだったら、釣り甲斐も出てきますね!
 
半値でもいいから俺が売りたいよ~!という釣り人もいるかもしれません。(笑)
 

タケノコメバルの料理法とそのお味

 
タケノコメバルに限らず我が家では釣った魚の料理法はある意味決まっていまして、
・刺身・塩焼きをするケースが8割ぐらいです。
 
素材そのものの味がしっかり分かるのが、「刺身と塩焼き」であると思いますからね。
 
たまにやるのがお煮つけですし、根魚は大型は刺身にしますが、それ以外はたいていお煮つけです。
 
タケノコメバルのお味なのですが、残念なことに我が家ではタケノコメバルの評価はイマイチです。
 
メバルよりも、カサゴ(アラカブ)よりも劣るというのが、私と妻と息子の意見です。
 
釣り人によっては「旨い!」という方もいますが、味の個体差が激しい魚で、不味いものは口に入れただけで箸を置きたくなるような金属の味がするものもいます。
 
しかも、タケノコメバルの味の個体差は、釣れた場所や釣れる時期あるいはタケノコメバルの外見では判別できません。
 
なので厄介なのです。
 
そういうわけで、我が家では妻から「お持ち帰り禁止魚」に、指定されているのです。
 
タケノコメバルは美味しい魚だぞ!と言われる方には失礼かもしれませんが、釣る分は楽しいのですが、リリースしています。
 
もしかしたら、この記事をご覧になって、むかつく方がおられるかもしれませんが、妻や息子が嫌がる魚を持って帰りたくない気持ちは釣り人としてお察しいただければ幸いです。
 
まとめ
 
「幻の高級魚」としてテレビで紹介されたことのあるタケノコメバルについて、
・釣り方
・釣れる時期
・カサゴとの違い
・市場での値段
・料理法と味
について書きました。
 
私とは違う意見も、多々あると思います。
 
個人の意見は一人ずつ違って当然です。
 
タケノコメバルの美味しい料理法をご存知の方はコメントいただければ幸いです。
 
 
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