コロナ禍で意気消沈していた博多どんたく・博多山笠・放生会も復調し、中洲ジャズにも安心して行ってみようという気になりました。
今年の放生会は、9月12日から9月18日までの7日間。中洲ジャズは、9月16日と17日の2日間です。毎年のことですが、放生会と中洲ジャズがかぶります。
中洲川端駅から貝塚線で筥崎宮まで行って放生会を楽しみ、再び中洲川端駅に戻り、夕方から中洲界隈をウロウロするのが私なりのパターンでしたが、放生会の人込みも若干飽きましたので、今年は中洲ジャズ2023のみ観覧することにしました。
勝手知ったる昭和のレトロ感漂う川端商店街を歩くのが大好きです。
しばらく来ないうちに、新しいお店が幾つかありました。
川端商店街に寄れば、あそこに行かんといけんやろ?という気持ちになるのがこちら。
お櫛田さんに挨拶してから行動開始。
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腹ごしらえを済ませて中洲界隈をウロウロした博多の釣りバカ
以前から気になっていた餃子のお店がありました。
餃子のたっちゃんです。
16時から18時の間は、焼き餃子などが早割で半額で食べれるとのことで、入ってみました。
餃子を2人前注文しました。
小ぶりでオーソドックスな食べやすい餃子でした。
餃子が好きな方は、16時から18時の間に行くと、半額で食べれますよ~!
餃子を食べてお店を出て、中洲のあるブースに向かいました。
演奏も始まっていないのに、なぜか人だかり。
再び川端商店街に戻ろうとすると、どこかの楽団の方たちが道路を横断していました。
今回一番驚いたのがこちら。
那珂川の支流の博多川の川面で、幾人かのお客さんの載せた小舟の上でサックスでジャズのスタンダードナンバーを演奏しているのです。
思わずニンマリしながら、しばらく眺めていました。
再び川端商店街の入り口付近に戻り、中洲ゲイツにあるドンキと地下のフードウェイで買い物を済ませて、リバレインで少し休憩することとしました。
今日はお土産を買って帰る気分ではないので、入りませんでしたが、川端商店街の入り口のところに壺漬け酵素キムチの八恵堂というお店がありました。
妻に言えば、「ネギキムチと何種類か買ってきて~!」というのが目に浮かびました。
次回、中洲川端に行く機会があったら寄ることとします。
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握り寿司をつまみながら山本剛トリオのミスティに聞き惚れた博多の釣りバカ
私が中洲ジャズに行くときは、リバレインのブースに行くことがほとんどです。
釣り場と同じで、私なりのマイポイントがあるという理由もあります。
丁度、山本剛トリオの演奏が始まったぐらいに、マイポイントに到着。
握り寿司をつまみながら山本剛トリオの演奏を聴いていますと、3曲目に彼の代名詞である「ミスティ」の演奏がありました。
イントロから途中までは電子オルガンの幻想的な音が聞こえ、半ばから山本剛さんのピアノの音が響き渡りました。
4曲目は、やはりスタンダードナンバーの「チュニジアの夜」。
博多川の夜景を眺めながら聴く「ミスティ」「チュニジアの夜」は、これまで聞いた中洲ジャズのどの曲より最高でした!
これだけで、私にとっては中洲ジャズ2023はラッキーでした。
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エロルガーナーのミスティという曲について
ジャズピアニストの山本剛さんと云えばミスティが有名ですが、そもそもはエロル・ガーナーという方の曲であることはジャズファンならご存知なはず。
私がこのミスティの原曲を聞いたのが、46年前の19歳の時です。(笑)
このアルバムでした。
1954年にエロルガーナーが、サンフランシスコからシカゴに向かう飛行機の窓から見えた虹をヒントに作曲したそうです。
飛行機の窓からから虹を見て、こんな曲を作曲できること自体がただただ素晴らしい!!
19歳の頃の私は、管楽器が入ったジャズのアルバムを聴く傾向にあり、「ミスティ」を知ったのは、ドイツのMPSレーベルから発売されたあるトランぺッターのデビューアルバムでした。
ハンニバル・マーヴィン・ピーターソンのデビューアルバム「ハンニバル」の中での「ミスティ」です。
13分以上に及ぶマルコムXに掲げられた「ソウル・ブラザー」という曲が大好きで、炎のようなトランペットの音が響き渡るバイタル&スピリチャルなアルバムの中で、瞬時気分が和らぐバラードの曲が「ミスティ」だったのです。
この曲をきっかけに、19歳だった私は、スタンダードナンバーをいろいろなジャズマンがいろいろな楽器で演奏していることを知りました。(笑)
40歳を過ぎたころからピアノトリオばかりを好んで聴くようになり、いろいろなスタンダードナンバーをいろいろなピアノトリオで聴きました。
「ミスティ」に関しては、名だたる女性ボーカリストも歌を残していますが、誰がピアノを弾いても不思議と良い曲に聞こえます。
それほど、原曲が素晴らしすぎる曲の一つではないかと思うのですが、どうでしょうか?
「ミスティ」をきっかけに、ジャズやピアノトリオが好きになって下さる方が増えたら良いなと思います。
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