私が一番最初にテナガダコを釣って刺身で食べたのは、今から30年ほど前の頃でした。
親友が勤めていた勤務先の私より4つ5つ年上の管理職の方たちと、夜に落とし込み釣りでチヌを狙っていたときのことでした。
たまたま釣れたテナガダコをその方たちの一人のお住まいに持ち込んで、茹でてみんなで酒盛りしたのが最初だったんです。
当時は釣れた魚を現地で捌いて、あらかじめ用意してある肉や野菜などと一緒に鍋に入れて「釣りと食事」をみんなで楽しんだものでした。
で、この恒例の行事は何度か続いたんですが、後片付けも面倒なことから、徐々にしなくなっていきました。
当然と言えば当然の成り行きで、自然消滅いたしました。(苦笑)
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博多湾でテナガダコが良く釣れるパターン
博多湾で釣りをされている方でも、「テナガダコを釣ったことがないよ~!」と言われる方もいます。
アオムシをエサにした投げ釣りでも結構釣れることもありますが、一番よく釣れるパターンは何といってもアオムシをエサにした防波堤や埠頭からのヘチ狙いの釣り方です。
ヘチの海底から1ヒロ程度のタナを万遍なく探るんですが、海底付近で根掛かりかな?と思ったらテナガダコが釣れているパターンが一番多いのです。
夜釣りの場合は、ハリに雑巾でも掛かったようにヌぺ~と浮き上がり、海面で海水を吐いている音がするのですぐにテナガダコであると分かります。
昼間でも釣れないことはないのですが、圧倒的に夜のほうが釣れます。
また、私自身したことはないのですが、コウイカをエギで狙って釣れないときは、防波堤や埠頭の海底にエギを沈めて竿先でアクションを付けるだけでテナガダコが良く釣れるという方もいます。
博多湾内で釣れたテナガダコの料理法
博多湾内で釣れたテナガダコの尤もオーソドックスな食べ方は、テナガダコを茹でて刺身で食べる食べ方だと思います。
韓国では、生きたままのテナガダコをぶつ切りにして食べたりするようですが、さすがにそれはしたことがありません。^^;
息子がまだ小学生だった頃は、茹でたテナガダコを入れてたこ焼きを作ったりもしましたが、一度に8個しか焼けないタコ焼き器で、たこ焼き自体は旨いのですが、とても面倒で家族からは不評でした。(涙)
もう一つの定番は、テナガダコのお煮つけです。
春先に釣れる機会が多いので、タケノコなどと一緒にタカノツメをたくさん入れて、醤油で甘辛く炊きますと季節感があり、美味しいお煮つけが出来ます。
後は、茹でたテナガダコを野菜炒めの仕上げに入れてブラックペッパーを効かせた炒め物も美味しいです。
釣り仲間の話では季節のお野菜と一緒に炊きこみごはんを作る「タコめし」が、お子さんに大好評だったと聞きました。
お子さんや奥さんが喜んで食べてくれると、釣り人としましては釣り甲斐がありますよね?
まとめ
2018年の今年は、テナガダコがやたらと良く釣れます。
しかも例年になく、大型のテナガダコが良く釣れます。
食べたことがない方は、「こんなもの本当に食べれるのか?」と思うかもしれませんが、勇気を出して食べてみることをお勧めします。
一番最初にして頂きたいのが、テナガダコを茹でてそぎ身にした刺身です。
マダコとは違った食感で、これはこれで美味しいと思います。
何度か料理をすると、捌くコツや料理法のコツも覚えます。
私の釣り仲間には、釣りをしに来たのかテナガダコを採りに来たのか分からないヤツもいますが、食卓に海の幸を届けたいという気持ちが強いみたいなので、憎めません。
特にお子さんが小学生以下ですと、なぜかテナガダコは喜ばれます。
好奇心も手伝ってか、気持ち悪いけど食べてみたいのでしょうね~!(笑)
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