今年の博多湾は、例年と比べるとイマイチ調子が上がりません。
なので勤務先の後輩たちは休日はもちろん、出勤前だとか勤務終了後に糸島の唐泊漁港や西浦漁港や芥屋漁港にまでバイクと車を使い分けて釣りに行っているようなのです。
なので、釣行回数が尋常ではありません。^^;
休日の朝は芥屋漁港でアジを釣り、昼間は生の松原でキスを狙い、夜はドーム裏で脈釣りをしてメバル、アラカブ、シーバスを釣り、超人としか思えぬ行動力で東奔西走して海に竿を出しているのです。
私のスマホのに送られてきた画像がこちら。
大物はいないものの、おびただしい魚の数に驚きました。
普通はリリースするのが当たり前のサイズだとも思うのですが、親子3人で色々な料理をして食べているというから、これまた仰天!!
釣れた魚は、本やサイトの料理法を見ていろいろな料理をして絶対に食べるとのこと。
聞くたびに、「息子や嫁も喜んでくれますよ~!」と豪快に笑う後輩の姿を目に浮かべながら、目を細める私です。
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「食べることが楽しみで釣る」という後輩の釣りのスタンス
勤務先の後輩をこれほどまでに釣りに駆り立てているのは、いったい何だろうと思うことがあります。
勤務中に仕事に関することで電話をしても、「すぐにでも海に行って魚を釣りたいです!」という彼の言葉は、釣り中毒患者にしか聞こえません。^^;
ある日のこと、お互いの釣り感みたいなことを語ったことがあるのですが、「僕は基本的に大きさだとかにはあまり興味がなく、食べれれば何でもいいんです!!」との言葉に驚いたことがあります。
多くの釣り人は、ある特定の魚を釣ることにこだわりを持ち、少しでも大物を釣ろうと努力なり精進するのが普通のパターンだと思います。
ところが、後輩の魚に対する価値観は全然違うのです。
・食べて美味しいのか?美味しくないのか?
のたった2点にしか興味がないのです。
なので、「ロクマルのチヌを釣りたい!だとか、尺メバルを釣りたい!などと言うことは基本的にどうでも良くて、とにかく食べて美味しい魚が釣りたいのです!」と、言い放つのです。
後輩が福岡市近郊の近場の釣りでたくさんの魚を釣るコツは●●でした!!
後輩がどうして釣行回数を重ねてここまで小魚を釣るのかが理解できなかったのです。
最初は熱意(パッション)だろうとも思っていました。
更には、年下の後輩に対するメンツのためではないかとも思っていました。
また、釣り人としての執念もありうるとも思っていました。
ですが、すべて違うことが判明しました。
「後輩が福岡市近郊の近場の釣りでたくさんの魚を釣るコツは●●」の●●に当てはまる言葉は「食欲」だとか「家族と一緒に食べたいというサービス精神」ではないかと思うのです。^^;
まとめ
後輩が常軌を逸したとも思える釣行回数の釣りをしている背景が、熱意だったらカッコいいのですが、実は食欲が主な理由でした。(爆)
ですが、それはそれで釣りをするという行為の立派なモチベーションにもなるはずです。
釣り歴が長いと、人が羨むようなチヌやスズキを自慢げにたいしたことがない!とばかりリリースして釣り人のプライドを保つような釣り人も多いはずです。
どちらかというと、私もその部類に属します。^^;
美味しい魚を釣るために、釣りの技術を磨き、釣行回数を重ねる後輩の姿に考えさせられました。
釣り歴が長い方ほど、プライドが邪魔して「食べるための釣り」などしたくない気持ちがあるのではないでしょうか?
後輩が室見川で信じられないほどのアサリを取って食べまくっているとの報告を聞くたびに、呆れるやら、頼もしいやら!
でも、海の幸を家族で楽しんで食べているとしたら、誰もケチのつけようがありませんよね?
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