年末にAmazonでウクレレをオーダーしたときに、かねてから気になっていた超安いヘチリールも注文してみました。
ヘチリールや小型の両軸リールはかなり持っているのに、何故このヘチリールを改めて購入したのかについて、今回は落とし込み釣りとヘチ釣りの違いを踏まえて解説したいとお思います。
ウクレレセットは翌々日届きましたが、超安いヘチリールは、中国から10日ぐらい経ってから届きました。お正月もあったからこのように時間がかかったのかもしれません。^^;
外観はこんな感じで、お値段のワリにはとても高級感があります。
ND(ノンドラッグ)ということもあって、恐ろしいほど滑らかに回ります。
回り過ぎやろ~!というくらいに回ります。(笑)
早速、私の好きなナイロンのミチイトを50メートルぐらい巻いてみました。
なかなかいい調子です。 ^^;
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あえてヘチリールを新たに購入した理由
私が持っているヘチリールは、今回購入したものを含めて4つ。
右下は30年近く前に東京湾で使うために購入した木ゴマリールです。
左下のリールは、最近よく使うようになったヘチリールです。
左上のリョービのヘチリールはほとんど使ったことがないというより、このリールをリールシートに付けただけでロクなことがないという暗雲が立ち込めるようなリールで、釣れた記憶もほとんどありません。(爆)
これらのリールに共通するのは、SICガイドのヘチ竿(がまの銀治郎や黒鯛工房の竿)に装着しても、ガン玉とハリとエサの重みだけでイトがスルスルと出て行くほど回転が滑らかではないということなのです。
つまり、恰好だけはヘチリールですが、実際にヘチ釣りをするには竿もリールもそれ専用のものが必要となるわけです。
私が持っているリョービのヘチ竿は、いかんせん30年前にプレゼントでもらった竿で、SICガイドではなくミニクロガイドですが、今年の夏はこれで本格的にヘチ釣りをやってみようと思ったのです。
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私の普段の釣り方は落とし込み釣りでもなければヘチ釣りでもない!
厳密に言いますと、落とし込み釣りとヘチ釣りはかなり違います。
落とし込み釣りとは?
落とし込み釣りは、私が普段よく使うトップにUガイドが付いていて風に強く3・6~4・5メートルぐらいの長さの竿を使うのが基本です。
リールはヘチリールだろうが、両軸リールだろうが、最悪スピニングリールだろうが構いません。
なぜならば、予め出したミチイトとハリスの長さの範囲内で魚を仕留めるのが原則だからです。
ヘチ釣りとは?
ヘチ釣りは、K君やY君がやっているように、3メートル前後のSICガイドが付いてミチイトが滑らかに出るロッドに、回転性能が優れたヘチリールを装着し、ガン玉とハリとエサの重みだけで、海面から海底までの全層を探れる釣り方です。
私の釣り方
私は落とし込み用のロッドを使うことがほとんどで、落とし込み釣り用のロッドで10メートル近い海底も探ってしまうために、重たいオモリを付けるなどしていますし、軽いオモリが原則なのに、1ヒロ狙いでもどうかすると1号のオモリよりもデカいルアー用のウォーターグレムリンをハリスに噛ませることも多々あります。
私自身、メバルもシーバスもチヌも、基本はテンポよく2ヒロぐらいで仕留めるのが好きです。
もっと欲を言うと、1ヒロぐらいでガンガン釣れるのが一番理想的だと考えています。
ところが、現実は1ヒロや2ヒロの深さに魚がいないことが多いために、3~5ヒロ~海底までを探らねばならないのです。
釣り場では、予め海底までの深さのイトを出しておいて徐々にリールを巻いたり、重めのオモリを付けて3ヒロ→4ヒロ→5ヒロ→海底と探らねばならずに、面倒と云えば面倒な釣り方です。
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これから始めたい方はヘチ釣りのほうが通年楽しめます!
私は一切やらなくなりましたが、目印イトを使ってエサのカラス貝や岩ガニをつけて浅いタナを狙い撃ちするのは基本7~8月がメインです。
7~8月は日中でも夜でも浅いタナの拾い釣りができますが、それ以外の季節は竿の長さよりも深いところに魚がいることが多く、ヘチ釣りをマスターすれば通年いろいろな魚が狙えるのです。
落としこみ釣りが有利で数を稼げる時期は限られています。
・桜の花の咲く頃のメバル・シーバス狙い
・11月から12月にかけてのメバル・シーバス狙い
その点ヘチ釣りは上記の季節も、それ以外の季節もオールシーズン楽しむことが出来るのが、これからクロダイやシーバスをヘチで釣ってみたいという方におすすめな理由です。
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アマゾンで購入した低価格なヘチリールの驚くべきコスパ
実はヘチ釣りには回転性能が良いヘチリールが求められます。
裏を返せば、回転性能が良いヘチリールがあれば、ロッドは、メバリングロッドでもアジングロッドでも構わないのです。
更に、多少竿先がはじかれて食い渋るかもしれませんが、エギングロッドやシーバスロッドでもチヌやシーバスは狙えます。
私が今回Amazonで購入したヘチリールの詳細はこちらです。
⇒釣り フライリール ステンレス鋼 イカダ リール チヌリール 釣り具 2つの玉軸 2サイズ - ゴールド, F90
ちょいと考えられないぐらいのお値段なはずです。^^;
だいたいヘチリールの入門と云いますと、プロマリンのバトルフィールドが定番なんですけど、私が購入したのは更に安くなっています。
⇒プロマリン(PRO MARINE) リール バトルフィールド黒鯛 BK80NR BK80NR
実は私が購入したリールにそっくりなリールがあるのです。
それはコスパが良いことで知られるロッドのメーカーのニッシンから発売されているヘチリールなのです。
私が今回Amazonで購入したリールはおそらく「100円ショップのふるさと」と呼ばれた浙江(せっこう)省・義烏(イーウー)市の卸売市場から出荷されたものではないかと推定しています。
日本のOEM商品を作っていることも多いのがここでもあるのです。
実際に浙江(せっこう)省・義烏(イーウー)市の卸売市場には、毎日国内外から20万人ものバイヤーがやって来ては、自国で売れそうなものを物色しているそうなのです。
知的財産権のことに関しては問題ありですが、「中国の進化」には目を見張るものがあります。
私よりも年配の方で中国製品と聞いただけで毛嫌いする方もいますが、とんでもない「錯誤」であることも多いのです。
モノもどんどん進化して優れたモノを作れる様になりましたし、人もどんどん豊かになっています。
スピニングリールなども中国製品はコスパに優れたものが多いことは、Amazonをよく見る方ですとお分かりいただけるかと思います。
さすがに、ステラやイグジストやソルティガクラスのリールは作っていませんが、そのうちあらゆる面で日本と中国の立場が逆転する可能性も十分視野に入れておくべきだと思います。
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