前回の中央埠頭での釣りの仕掛けは、市販のメバル・アラカブ狙いの胴付き仕掛けのスナップサルカンの上にパチンコ玉ぐらいのオモリを噛ませて、更に3Bぐらいのルアー用のシンカーのウォーターグレムリンを噛ませ、その下に15センチほどの長さの市販のイト付き丸セイゴ10号を付けた仕掛けでした。
この仕掛けでも、釣れなくはないのですが、胴付き仕掛けの下の枝バリはオモリや幹糸に絡んで、無くても何ら問題ないことに気付きました。
いや、無いほうが絶対良いと!!
なので、今回はその部分を改良した様なイメージで、自分なりに仕掛けをイメージして作ることとしました。
既に、何回も云ってますが、釣りは仮説(シュミレーション)と検証の繰り返しのゲームだと思っています。
釣り場の選択自体も、ある意味仮説であり、博打的なところがあります。^^;
ここへ行ったら、デカいチヌが釣れるかも?だとか、ここは憧れの尺メバルに出会えるんではないか?だというのは、経験則に裏付けられた引き出しも必要ですし、「思い込み」も必要な時があります。
これを巷では、「釣り師の勘」と云います。^^;
でも、たいていは大外れするのですが、極々稀に大当たりするときがあるんです。
私はパチンコやスロットなどはもちろん、ギャンブルは一切やりません。
なぜかというと、釣り自体がギャンブルみたいなものですからです。(笑)
ギャンブルと大きく違うのは、たとえボウズでも失うのは、エサ代とガソリン代と「自分の時間」ぐらいです。
そこが釣りの良いところでは、ないでしょうか?
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博多の釣りバカが考えた変形博多チョキチョキ釣り仕掛けとは?
前置きが長くなりましたが、今日も御笠川沿いの中央埠頭に赴きました。
箱崎埠頭のポートオブ博多やアイランドシティのフグだらけの防波堤も選択肢にはあったんですが、同じ場所に通い詰めることで、色々と「私なりの精度」を試すことが出来るからです。
私がイメージした博多チョキチョキ釣りの仕掛けとは?
中央埠頭に着きますと、立ち入り禁止の前に釣り人がいました。
それと、私が良くメイタを釣るポイントには、私よりも年上と思しきご夫婦がサビキ釣りをしておられました。
ですが、「今年になって何十回もここで釣りをしているのに1匹も釣れない!こんなことは信じられない!」と奥様がぼやいていました。^^;
確かに、ベタ凪ですが、どうしてそこまで魚の活性が悪いのかは説明できません。
これが、釣りの博打的な要素の一つでもあるんです。
ご夫婦とお話をしてから、徐に博多チョキチョキ釣り仕掛けを作り始めました。
まずは、幹糸の部分は2・5号のフロロを使いました。
次にタルカン付きのオモリ3号を幹糸に結んで、下バリはハリス2号の丸セイゴ10号をハリス20センチぐらいにしてオモリに結びました。
一番の問題は、枝スをどれぐらいの位置から出すか?と、云うことですが、私はオモリから40センチぐらい上にチチワを結んで、ソコからやはり市販のハリス付きの丸セイゴ10号を長さ15センチぐらいにして結びました。
幹糸の適当な場所にチチワを作って、ハリス付きの釣りバリを結ぶのは安心なのか?と、云うことですが、大丈夫です!!
私はここ10年以上船釣りに行っていませんが、この枝スの出し方で50センチを超えるヒラメやタカバやヒラゴなどはもちろん、アラカブやメバルをたくさん釣ってきました。
得体の知れない大物以外は、こんな枝スの出し方でもノープロブレムです。
仕掛けのイメージとしてはこんな感じです。
タルカン付きのオモリからハリス15センチほどのハリが1本。
オモリから40センチぐらい上に長さ10センチぐらいの枝スが1本。
私が考えた博多チョキチョキ釣りの仕掛けで実釣開始
さすがに、サビキでアジゴが1匹も釣れないとご夫婦がぼやいていた通り、前回、前々回とはまるで違ってアタリがほとんどありません。(涙)
やっと釣れたのがこちら。
その後もハゼが釣れまして、相変らずチーバスは活性が低くはありません。
1時間でこの程度ですから、マジで状況はよろしくありません。
私が釣っているピンポイントから100メートル以上離れたところで竿を出している青年のところまで、ヘチを探り続けましたが、アタリがほとんどありません。^^;
ルアーでシーバスを狙っている青年にご挨拶しますと、「生命反応が感じられません!」とのこと。
アオムシをエサにして、これほどアタリが少ないのでしたら、ルアーで釣れるほうが奇跡的です。
エサ釣りでこれほど活性が低くて、サビキ釣りでアジゴも1匹も釣れない日にルアーで何かが釣れるなんて・・・!
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仕掛けはそのままで釣り方を変えてみた!
魚の活性が極端に低い中、いつも通りの釣り方では通用しない!と思い、クルマの中に入って冷たくなった缶コーヒーを飲みながら、釣り方に変化を持たせることを考えました。
落とし込み釣りが身に付いているために、垂直の釣り方が身に付いていますが、スライド釣法で攻めてみよう!と思いました。
それは、自分の立ち位置とエサが付いたハリがあるポイントを離しながら竿先で位置をズラす釣り方です。
メバルやチヌ狙いの時は、私は良くこの釣り方をします。
一度垂直に落とした仕掛けを確認してから、リールをフリーにして、自分が前に2~3メートル先に行ったり、場合によっては5メートル以上先に行って、ミチイトが斜めになった状態で歩きながら、ロッドを上下しながら、進行方向に向かって斜めに仕掛けをスライドさせる釣り方です。
この釣り方に替えてすぐにハゼが釣れました。
その後は15~20センチぐらいのチーバスが数匹釣れました。
愚直なまでにその釣り方をしていますと、竿先がグングン曲がってガツガツ・・としたアタリがあり、竿先を送り込んでアワセを入れますと、釣れたのがこちら。
40センチぐらいのセイゴです。
海中では結構暴れていましたが、足元に置きますと凄く静かにしています。
北斗神拳の秘孔を突いたワケではありませんが、「お前は既に釣れている!」と云う感じです。
何十回とこの中央埠頭で釣りをしてきたサビキ釣りの御夫婦がボウズだったり、ルアーマンが生命反応すらないという中、たいした釣果ではありませんが、なんとか絵になる魚が1匹釣れたので、ここで今日は納竿しました。
最後に
今回はマジで魚の活性がメチャ低くかったです。
たいした釣果ではありませんが、とりあえずボウズではない感じ…。
ビニールバケツをひっくり返して、魚たちを海に戻しました。
今日の仕掛けが良かったのかどうかすら分からないほど、魚の活性が低かったのです。
なので、今回の仕掛けの良し悪しは私的には保留です。
TPOに合わせて、仕掛けを少しづつチューンしながら、アップデイトしていきたいと思っています。
メイタやキビレが全くいませんでした。
昨日と一昨日の雨水が御笠川に流れ込んんで、水温が低下したので、いなくなったのかも?
仕掛けも、釣り方も、これからです。
暫くは、深いポイントで、博多チョキチョキ釣りを極めたい!と思っています。
それは、カレイやアイナメが絶滅危惧種になりつつある博多湾の湾奥でのレクイエムみたいなものだからです。
博多チョキチョキ釣りの伝承者の道は、一子相伝ではなくとも険しい。
狙う場所、釣り方次第では、何かが釣れることを証明したい「博多湾フェチ」だからでもあります。
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