3月の最終日の31日に長浜界隈で、何と岩ガニを餌にチヌを釣り上げた釣り人がいます。
体高があるお腹がパンパンのチヌです。
このチヌを釣り上げたのは、最近仕事が忙しくてなかなか竿を出せなかった博多区在住のY君です。
Y君は、先週の土曜日も根魚ポイントでチヌを釣ったばかりです。
3月の最終日とは云え、長浜界隈で岩ガニで釣ったことが非常に興味深いのです。
クロダイ釣りの基本書などを読まれた方はお分かりでしょうが、この時期のクロダイはまだアゴの力が強くないので、どちらかと云うと軟らかいモエビ、岩虫(岩イソメ)などのエサを好むとされています。
ですから、私もそうですが、あまり早い時期からは岩ガニやカラス貝などのエサは使わないのです。
そんな風説や俗説を無視して岩ガニで長浜界隈を探ったY君の博打的な勘が「吉」と出ました。
私も長年博多湾の湾奥で竿を出していますが、この時期にカニエサでチヌが釣れた経験はほとんどありませんし、そもそも岩ガニ岩ガニをエサにして竿を出しません。
さすがに「岩ガニを使ってチヌを釣るパターン」は、Y君は一過言を持っているみたいです。
スポンサードリンク
人の多い船越漁港を諦めて深江漁港でメイタを釣ったH君
中原釣具店の情報では、船越漁港で乗っ込みチヌが釣れているとのことで、3月30日の火曜日に久留米市在樹のH君は船越漁港に行ったところ、平日にもかかわらず、あまりの釣り人の多さに竿を出すのをやめて、深江漁港に向かったそうです。
H君の深江漁港での釣果はこんな感じです。
チヌと呼べるサイズのクロダイは釣れなかったものの、メイタと呼ばれるサイズのクロダイは、きっちり釣っています。
さすがですね!
スポンサードリンク
前職の後輩H君は船越漁港にコノシロを釣りに行っていました!
3月30日の火曜日に久留米市在住のH君が釣り人が多いと諦めて竿を出さなかった船越漁港で、私が定年まで勤務した会社の後輩H君も船越漁港に行っていたみたいです。
社内のチヌ釣りダービーで、優勝するぐらいチヌのフカセ釣りに慣れている後輩のH君がなんと狙いに行ったのはこちら。
釣りにチョイと詳し方であれば分かるコノシロです。
コノシロ釣りの難易度は、最低ランクの誰でも釣れる魚と云った感じです。
小骨が多く、煮ても焼いても食えない魚の典型みたいな魚と思われています。
私も、30代の頃に釣ったコノシロを捌いて、それ以来このコノシロを釣らないように努力しました。(笑)
ところが、妻のお母さんがコノシロをから揚げにしたのを食べてビックリ!
その時のことは、コチラを参考にしてください。
⇒コノシロの食べ方
H君も前回釣ったコノシロを刺身で食べてみたら、すこぶる美味しくて、釣り歴が長い年配の方がサビキ釣りで今の時期コノシロを釣りに行く理由が分かった!とのこと。
凄く美味しかったみたいです。
スポンサードリンク
通説や俗説がいかにあてにならないかを改めて思い知りました!
私はこの歳になるまで、いろいろな釣りの本を読んできました。
恐らく大学受験の参考書や行政書士試験の本や法律書以上に、釣りの本や魚にまつわる本や魚の料理本などにもかなり目を通してきました。(笑)
その結果、これまで言われてきた釣りの通説や俗説がいかにあてにならないかを体験してきました。
・メバルは目が良いから細いハリスで釣れ!
・クロダイは神経質だから光や音にも敏感。
・冬のスズキはネコマタギ!
・アイナメはイワイソメのエサでないと釣りに行かないほうが良い!
・・・・。
私の55年以上の釣り歴から言及しますと、全て事実とは異なることばかりが、もっともらしく書かれています。
なので、無意識のうちに乗っ込み時期のクロダイは、カニエサやカラス貝などの硬いエサよりもモエビやイワイソメが好き・・などと云うウソかマコトかも分からないような俗説にどっぷり浸かっている自分がいるんです。
クロダイ1匹1匹にインタビューすることはできませんし、そういう風に言われているから、春先は柔らかいエサを多くの釣り人が使ってきただけなのかもしれないのです。
固定観念やいらない知識の蓄積が行動を鈍らせることが多々あります。
Y君が3月末に岩ガニのエサでチヌを釣ったのは、たまたま・・だったかもしれませんが、大いに参考になりました。
また、このコノシロを釣りにワザワザ船越漁港まで行くH君もまた、コノシロの美味しさを改めて知った釣り人の仲間入りを果たしました。
H君も、おそらく釣り歴は45年ぐらいになると思います。
クロ釣りとキス釣りが好きなH君は須崎のシーバス釣りの名人でもあります。
昨年は86センチのヒラメを野北漁港で釣ったかと思ったら、秋口以降は津屋崎でカマスばかりを釣っていました。
自分にとっての新たな釣りを開拓しているようにも思えます。
釣りは、行きつくところがありません。
私が良く感じるのは、たった1種類の魚種ですら、「俺はこの魚に関しては完全制覇した!」と思える魚がいないのです。
我ながら「極める!」などと云う言葉には程遠いものを感じます。
なので、毎年毎年性懲りもなく竿を出し続けることが出来るのかも?知れません。
スポンサードリンク