私が職場で所属しているベタな名前の「福岡釣り同好会」という同好会の良いところは、会費だとか会則などまるでなく、みんなで集まって一緒に竿を出すだとか、釣り大会を催すなどと言うことが一切ない、マジでいい加減な名ばかり同好会なのです。
ですが、実はこのようないい加減さが私は大好きなんです。(笑)
ただ単に各自が釣り場に行って釣れた魚の写真を気が向いたら送信して、それに対してコメントしたり、スタンプを送る的ないい加減さなのです。^^;
会長もいなけりゃ、ルールもないという、超がつく名ばかり同好会なのですが、そこが良いところだとも思っています。
通常であれば、黒鯛を狙う会だとか、クロを狙う会だとか、魚種と釣り方を指定したような同好会が多い中、私どもの会は、各自が適当に好きな魚を釣って情報交換するという統一性をオミットした同好会なのです。
ただ単に、「海釣りが好きな連中の情報交換の場」となっている気もしないではありませんが、そこがまた良いところだとも言えます。
いい加減が良い加減!!
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キスの投げ釣りが大好きな後輩のH君にある意味リスペクト
私は小学校に上がる前から大岳海岸で釣りをして育ち、一番最初に釣れた魚がキスだったせいもあり、ガキの頃から釣っているせいもあってか、キスに特別な思い入れや感情は一切持っていません。
サーフの女王だとかキレイだとか、スマートだとか・・・・・。
博多では、ピンギスでもないのに、なぜかキスのことを「キスゴ」と呼びます。
私も幼い頃に釣ってきたキスを爺ちゃんから「キスゴ」と言われて、何十センチにもなるキスがいるのかとも思っていましたが、随分と年を取って尺を超えるキスはレアな存在であることを知りました。
「釣りはフナに始まりフナに終わる」という格言がありますが、私の場合はキスに始まりました。^^;
子どもの頃からキスばかり釣り過ぎて、いっちょん興味が湧かん!!というのが実際のところなんです。
ところが、職場の後輩H君は、投げ釣りでキスを釣るのが大好きなんです。
私はサーフから釣るのも苦手ですし、本格的に遠投する釣りもそれほど好きではありません。
何が好きなのかが、実際のところよく理解できないのです。
だからこそ、感心してH君にリスペクトしてしまうんです。^^;
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好きな魚と好きな釣り方は十人十色
海釣りが好きという方とお会いしても、全く興味がない釣り方をしている方とお会いすることが多々ありませんか?
「何を狙ってるんですか?」と尋ねますと、その方が「コウイカ釣り!!」と答えられると、正直「コウイカ釣りのどこがおもしろいの?」などと思ってしまうのです。
特にコウイカスッテにキビナゴなどを巻いて、防波堤から竿を出している退屈極まりないとも思える釣り方。
グイグイ引く分けでもなし、ドキドキするアタリがあるわけでもなし、釣り上げたら墨をぶちまけるコウイカ釣りのどこがおもしろいのかを説明していただきたいとも思ったことが何度もあります。
私は20年ぐらい前に何度かコウイカ釣りをして、1回ごとに7~8ハイのコウイカを釣りましたが、ちっとも面白くないと感じたので、それ以降コウイカ釣りは一切しなくなりました。^^;
ある老人が「チヌやスズキなどよりも、コウイカのほうが旨かろもん!!」と云った言葉が印象的で、今なお記憶に残っています。
釣り人の価値観も十人十色なのです。
おそらく、コウイカを釣っているご老人方たちの多くは、チヌ釣りやスズキ釣りもいやというほど経験があるのかもしれません。^^;
その上で、コウイカをあえて釣ってるのです。
釣り方や釣る魚の好みも、年を重ねると変わります。
私も今はコウイカ釣りが苦手なのですが、そのうち好きになっているかもしれません。(笑)
サーフからの投げ釣りの魅力
サーフからの投げ釣りの魅力は、何と言っても力いっぱい竿を振りぬいて、仕掛けを遠くに飛ばす爽快感にあると思います。
本格的なサーフロッドや専用リールを使って、軽く200メートル以上投げる釣り人もいます。
俗に言われるちょい投げですと、100メートルもなかなか飛びませんけどね。
遠くに投げることが出来れば、探れる場所も多くなるということです。
キスがメインターゲットとなっていますが、いろいろな魚が釣れるのもサーフからの釣りの魅力の一つだと言えます。
更に仕掛けに掛かったピンギスなどに、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュが食いついてきて釣れることもあるそうです。
わざわざアジゴやピンギスを釣って、ハリを刺してぶっ込み釣りをしなくても一石二鳥なところが良いですね。
まとめ
私が入っている釣り同好会はたったの4人しかいませんが、各自狙うターゲットや好きな魚がそれぞれ違います。
もちろん好きな釣り方も各自違います。
アジングでヒラメが釣れたり、アコウが釣れたりすることに驚かされたこともあります。
メンバーそれぞれがバラバラに好き勝手な釣りをすることで、いろいろな情報が入ってきます。
残念な結果に終わることも多々ありますが、これまた釣りにはつきものです。
昨夜アイランドシティで夜中まで釣りをしたS君は、今朝は今津からのサーフでキスを狙いに行くと云ってました。
寝るヒマもないほどアチコチで色々な釣りをする後輩たちに驚かされますが、考えてみれば私も朝早くから出かけて深夜まで釣りをしていたような時期もありました。
釣りは、人を元気にも陽気にもします。
後悔や反省する暇があれば、次のターゲットの釣り方を考える方が楽しい。
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