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食べもの

博多の釣りバカが一番好きなラーメン

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グルメ本が出て久しいし、ネットでは「博多ラーメンランキング」なるサイトや記事はうんざりするほどあります。^^;
 

私はそもそもが、ラーメンが基本的に大好きなので、どこのラーメンを食べても、ごく一部を除いては、たいてい美味しく食べれます。

 
グルメ本や博多ラーメンランキングなどに記載されていないラーメン屋さんでも、有名なラーメン店よりも美味しいところがあるとも思っていますし、そんなところにたまたま入ると、とっても得した気分になります。^^;
 
しかしながら、ラーメンという食べ物は、個々人によって好き嫌いのレンジがかなり違うような気がする食べ物です。
 
「あそこのラーメン美味しいよ~!」と言われて、行ってみて、「全然たいしたこと、ないやん!!」と思うことってありませんか?
 
万人ウケしない食べ物がラーメンでもあると思うのです。
 
他人が美味しいと言っても、食べてみるとたいしたことがないのもラーメンなんです!
 
それを承知で、あえて私が一番好きなラーメンを紹介させていただきますが、味覚にはアイドマの先入観(記憶)があることもご了承ください。
 
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昔食べて美味しいと思ったラーメンは今でも大好き!

 
私が学生時代一番好きだったラーメンは西新にあった「しばらく」というラーメン屋さんでした。
 

 
西南高校、修猷館、西南大学に通っていた学生さんであれば、この「しばらく」というラーメン屋さんは周知のはずです。
 
貧乏を絵にかいたような学生時代に、バイト代が入ると、この「しばらく」のラーメン屋さんのWラーメンとめしと餃子を注文するのが、唯一の贅沢みたいなところがありました。
 
40年ほど前に学生らしいボロアパートに住んでいた私は、学生時代にインスタントラーメンやカップラーメンをよく食べましたが、やっぱ、ラーメン屋さんのラーメンはメチャクチャ旨いなぁ~!!と思ったのが「しばらく」だったんです。
 

たまたま博多区役所に用事があり、書類を発行してもらった後に道路を経立てて真ん前にラーメン店を発見!
 

 

私はいつも昼食は2時~3時と遅いのですが、まだ11時半だと云うのに「しばらく」だと分かり、前に合ったランチメニューの看板を見て躊躇することなくお店に入りました。
 
ランチメニューにある「うしめしセット」700円の麺1玉追加50円プラスを注文しました。
 
しばらくして店員さんが持って来たのがこちらの「うしめし」。

 
「うしめし」とは、牛丼の様に玉ねぎやつゆが入っていなくて、白ご飯の上に煮込んだ牛肉が乗っているものでした。
 
牛丼ではありませんが、やっぱ紅ショウガがよく合います。

ほどなくして店員さんがWラーメンも持って来てくれました。
 

 
「しばらく」では大盛りラーメンとは呼ばずにWラーメンというのが昔からの習わし。
 

 
小さめの器から麺やスープがこぼれそな感じがするのがWラーメンの特徴です。
 
黄色い細麺は昔ながらの「しばらく」の売りで、厚めのチャーシューと真ん中のキクラゲも昔ながらです。
 
すりごまと洋コショウを適度にかけて食べると学生時代の出来事がが蘇ってきます。
 
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「しばらく」のラーメンは私にとってのソウルフードだった!

 
ラーメンがソウルフードだと言われる所以は、住まいや職場の近隣にあり、昔から慣れ親しんできた味にあるのです。
 
今の様に情報インフラが発達していない40年前、西新で学生時代を過ごした私はラーメンと言えば、「しばらく」しか思い浮かびません。
 
もちろんですが、他のラーメン屋さんにも行ってたんでしょうが、あまり記憶に残っていません。
 
黄色い細麺は、麺そのものに味を付けてるのか?と思えるほど麺自体も美味しいのです。
 
西新の「しばらく」では当時たしか替え玉を11杯以上したら無料になるとのことで、チャレンジした友人もいましたが、なかなか難易度が高いものです。
 
お店の中に歴代の替え玉チャンピオンが張り出されていて、修猷館の学生の27玉というのが当時の記録保持者だったと記憶しています。
 
口うるさく、いつも奥さんや息子さんを怒鳴り散らしていた頑固者のオヤジさんは、学生客には優しいオヤジさんだった記憶も蘇ります。
 
「しばらく」のラーメンを口にほおばると、学生時代親しかった先輩、同級生、後輩たちのことをついつい思い出してしまいます。
 
皆、今頃何やってんだろうかなぁ~?と。
 
ある食べ物を口にすると、タイムスリップしてその当時のことが思い浮かぶ食べ物というのは、なかなかあるものではありません。
 
星の数ほどラーメンがある中、「しばらく」のラーメンは、私にとってはやはりソウルフードなんだと改めて思いました。
 
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