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鳶(とんび)に油揚げではなくて26センチのキスをさらわれた後輩S君

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古来より、大切なものをふいに横から奪われて呆然とする様子を「鳶(とんび)に油揚げをさらわれる」と言います。

 
どうして「油揚げ」なのか?と考えたことがあるでしょうか?
 
こういうと失礼ですが、「油揚げなんて、そんなに大切なモノか?」と、思いますよね?
 
一説によると、昔は神社などにお供えするのに保存食をお供えしたそうです。
 
スルメ、餅、干し柿、そして油揚げなどの乾物をお供えするのが習わしだったようです。
 
生のイカ、炊きたてのご飯、生の柿、豆腐などは、腐りますからお供え物に適していなかったようです。
 
昔は油が貴重品で、豆腐を上げて油揚げにするというのは結構大変だったはずなので、油揚げというのは「大切なもの」だったと察します。
 
本日糸島の芥屋にキスを釣りに行った勤務先の後輩S君から、「本日、芥屋で釣った一番デカい26センチのキスをトンビが取っていきました」との伝言がLINEにありました。
 
どういう状況でトンビがキスをさらっていったのかは不明ですが、まさにS君にとっては、本日釣れた最大の26センチのキスは、「大切なもの」であると言えます。
 
でも、釣り仲間は案外この状況を目に浮かべて、面白おかしくLINEの報告を眺めていたはず。(笑)
 
 
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芥屋まで行ってキスを釣り上げたS君の釣果

 
結局S君が芥屋まで行って、投げ釣りでキスを狙った釣果がこちらです。

 
キスが5匹。
 
褒めるべきか??? 残念というべきか??? 微妙な数です。
 
周囲が全く釣れていないのであれば、快挙かもしれませんが、マジでガチンコのキス狙いでしたら、少し残念な気も致します。^^;
 
しかしながら、人の釣果を云々言える立場でもありません。
 
釣果など、本人が良ければ、ギャラリーがどうこう言うべきではない!というのが、私の基本的なスタンスです。
 

鳶(とんび)ではなくカラスにエサをさらわれた苦い想い出

 
かなり以前のことですが、姪浜の防波堤で、木製のエサ箱に入れたイワムシをカラスに食べられてしまうという実に情けない経験を持つ私です。^^;
 
イワムシと言えば、今も昔も100gあたり1600円から1800円ぐらいする虫エサの中では高価なエサです。
 
それをエサに真昼間にチヌを狙っていたんですが、気が付くと、遠くに置いてあるエサ箱をカラスが突いているシーンを見て駆け付けたのですが、エサ箱の中は、もぬけの殻。
 
高価なエサがカラスに食べられただけではなく、エサがなくなって釣りが出来なくなったことに怒り心頭でした。(苦笑)
 
それ以来、エサ箱は持って廻っていますし、釣れた魚も鳥たち餌食にならないようにメッシュの蓋が付いたビニールバケツに入れたり、クーラーに入れたりするようにもなりました。
 
何事も経験です。
 

荒津オイルセンターの餌付けされた鳶(とんび)たち

 

荒津オイルセンターには、鳶(とんび)がたくさんいます。
 
そもそも、鳶(とんび)がたくさん群れているのは、荒津オイルセンターの排水口のところです。
 
オイルの臭いもさることながら、赤茶色の排水を見ただけで釣った魚を持って帰る気には100%ならないポイントなので、多くの釣り人は釣れた魚をリリースするか、魚をねだる野良猫や鳥たちに餌としてやる方が多いのです。
 
その結果がこちらのように、釣った魚を取り合いする有様。

 
結局、釣り人が後先考えないで鳥たちに釣れた魚をプレゼントするもんだから、鳥たちは「釣れた魚は俺たちの食べ物」と認識するようになるんです。^^;
 
これと同じように、冬の須崎埠頭では、サギたちが釣れた魚を釣り人がくれるのを待ち構えています。
 
まとめ
 
釣り場で、鳶(とんび)をはじめとする鳥たちが釣れた魚を狙うようになるのは、多くの釣り人のせいでもあるのです。
 
リリースするぐらいだったら、お腹をすかした鳥たちにプレゼントしてあげよう!と思って鳥たちにあげると、鳥たちも学習するんです。
 
なので、むやみに面白がって鳥たちに釣れた魚をやらないことが大切です。
 
更に、釣れた魚は要らないのであれば、海に戻すべきなのです。
 
腹をすかせた鳥たちに釣れた魚をプレゼントした釣り人は御満悦かもしれませんが、後々を考えると、無責任なだけです。
 
鳶(とんび)が釣れてハリを外そうとしている魚を目がけて鋭い爪を立てて手でも引っ掛かれた時は、目も当てられません。
 
釣れた魚を欲しそうな顔をしている鳥たちを見かけても、知らんぷりして魚を海に戻すべきではないでしょうか?
 
長浜の魚市場にも魚を狙う鳥たちが多いのは、同じように魚をあげている人がいるからなのです。(勝手に盗む鳥たちもいます)
 
魚を盗む鳥として凶暴にするのは、実は釣り人であるような気が致します。
 
おそらく芥屋漁港では釣れたアジゴなどを面白がって鳶(とんび)にプレゼントしたりする釣り人がいたのではないか?と思うのです。
 
なので、残念なことに後輩S君が釣った26センチのキスが鳶(とんび)にさらわれてしまうというようなコントまがいの事件が発生するのではないでしょうか?
 
 
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