多くの方が予想していた通りに緊急事態宣言が延長され、糸島市の各漁港は釣り禁止となっており、宗像市の大島、地島、鐘崎漁港、神湊漁港も既に釣り禁止になっています。
なので、能古島だとか小呂島あるいは、博多湾沿岸は釣り禁止になっていないのか?と思われる方も少なくないと思いますが、福岡市のホームページを見る限り、今の時点で福岡市内の各漁港や博多湾沿岸部の埠頭辺りでの釣りは禁止にはなっていません。
昨日も志賀島を訪れた帰り道にアイランドシティの防波堤を覗くと、数組の釣り人が竿を出していました。
箱崎埠頭の東洋水産がある旧はやと丸岸壁には車がズラリと止まっていて、多くの釣り人が竿を出していました。
ポートオブハカタも釣り人がたくさんいました。
ですが、共通するのは志賀島の弘漁港でも、博多湾の湾奥でも、釣れている様子は皆無!!(涙)
サビキ釣りでアジゴすら釣れないのでは、ストレス解消どころか、逆にストレスを抱えに釣りに行くようなものです。
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博多湾の湾奥での釣りの難易度は高い!
私は小学校に上がる前から釣りをしているので、おかっぱりの釣りはもちろん、磯釣りや船釣りもやりました。
そんな私が還暦を超えて思うのは「博多湾でコンスタントに釣るということ」は決してハードルが低くはないということです。
安くもないお金を出して、瀬渡しで磯に渡ったり、特に船に乗ってボウズを食らうというのは釣り人以前の問題のような気がします。
ある意味釣れて当たり前みたいなところがあるのです。
一緒に船釣りをした方の魚を朱墨汁で魚拓をとったことは何度もありますが、私自身は船釣りで釣った魚の魚拓は基本的にとったことがありません。
今はもうなくなっていますが、その昔ある居酒屋のオーナーに釣れた70センチオーバーのマダイの朱墨汁でとった魚拓をプレゼントして、凄く喜んでもらった記憶があります。
はっきり申しますと、船から70センチオーバーのマダイを釣るよりも、博多湾の湾奥で25センチオーバーのメバルを釣るほうが圧倒的に難易度が高いと私は思っています。
前者は金を出して頻繁に釣り船に乗り込めば狙えますが、博多湾の湾奥の25センチオーバーのメバルはいくら金を掛けても釣り人の意思で釣れるものではないからです。
私が乗っ込みのチヌをウキフカセで狙わないのも、ある意味釣れて当たり前みたいなところがあり、この時期に釣ることがイヤになったからに他なりません。
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GW時の博多湾の湾奥はサビキで魚が釣れないと辛い!
不要不急の外出自粛の中、3密を避けてファミリーフィッシングでサビキ釣りをするのは、釣り人としての常套手段だと思います。
しかし、今の時期の博多湾は年にもよりますが、サビキ釣りで釣れるのはコノシロぐらいで、アジゴはまだまだ先で釣れ始めます。
福岡市内のクマゼミが鳴き始める時期ほど正確ではありませんが、多くの魚は釣れる時期が決まっていて、GWの頃は博多湾はどの魚種もおすすめではありません。
9月ぐらいでしたら、投げ釣りをすればハゼぐらいは釣れるでしょうし、他の魚も釣れます。
サビキ釣りも夏休みぐらいから9月ぐらいですと、アジゴが全く釣れないということは逆に珍しいくらい盛んに釣れます。
ただ、「海の不思議」は年によって春先から大型のアジがサビキで釣れたりすることもあるのです。
2年前は、長浜界隈でも4月ぐらいにサビキ釣りで25センチオーバーのアジが釣れていたのですが、これがイレギュラーであり、基本的にはこの時期にそんな大型のアジが釣れることは、かってなかったのです。
この時に釣りを始めた方は、毎年この時期に25センチオーバーのアジが釣れるなどと思っているかもしれませんが、それは大間違いです。
超イレギュラーな事例を通例だと勘違いするのは致し方ないところもあるのです。
海はそれほど不可解で不可思議なのです。
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GW時にお薦めの昼間の釣り
極論から申しますと、GW時に博多湾の湾奥に昼間にノコノコ出かけて何かを釣りたいと思うのであれば、おすすめでは今年の可能性としてはキス釣りでしょうか。
キス釣りイコールサーフみたいなイメージがあるもしれませんが、砂泥底の海底ですと堤防の際にもキスはやってきますし、釣れるのです。
過日、アイランドシティの防波堤でヘチ釣りでキスを釣りましたが、メバリングロッドだとかアジングロッドに、軽めのオモリを付けて、エサを岩デコあるいは普通サイズ以下のアオムシを使えば、ドンドン移動するのを前提とすれば、それなりの数や型が狙えると思います。
キスというと天ぷらを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、大型のキスのイトづくり、驚くほど真っ白な身の塩焼きが食べれるのは釣り人の特権です。
大型のキスが釣れた時は、イトづくりや塩焼きを楽しんで下さることをおすすめします。
天ぷらはハゼと同じく、10センチぐらいのピンギスが美味しいです。
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東浜の砂山でド干潮の中竿を出してメバルを狙いました!
今現在博多湾の湾奥で、日中に「私が思うところの良い釣り」ができるか?と云えば可能性は極めて低く、夕マズメどころか真っ暗にならないと釣れ始めないのが現実です。
夕マズメでは魚が一切当たらず、真っ暗にならないとメバルもアラカブもタケノコメバルもセイゴも登場しません。
朝マズ目も夕マズ目も食いが悪くて釣れない!
この時点で凡百の釣りの基本書に書かれてあることとは大きく乖離しています。
基本書に書かれている通りでしたら、私はとっくに名人になっています。(爆)
そうはいかないのが釣りです。
当日は小潮で、19時52分がド干潮というよろしくない潮回りですが、東浜の砂山付近で竿を出したところ、メバルが4匹だけ釣れました。
一番大きなもので21センチ、他は18~19センチぐらいです。
思いがけないタナ、思いがけない場所で釣れました。
この釣り方を多くの方に薦められるか?と尋ねられれば、絶対にNO!です。^^;
今の時期、今の状況下での今年のメバル釣りは、最盛期のメイタ~チヌ釣りよりも難易度が高いかもしれません。
去年の春先から今年の冬にかけてのメバルが異常なまでに釣れ過ぎただけで、これが本来的なメバルの釣れ方です。
メバル釣りをおすすめすることはありませんが、今の時期の博多湾の湾奥での日中の釣りはなかなか手ごわいことは覚えておいたほうが良いです。
福岡市は釣り禁止を発令していませんが、今の時はビギナー泣かせの時期でもあります。
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