大型のチヌ、とりわけ50センチオーバーの「年なし」と呼ばれるチヌや60センチを超えるロクマルのチヌは、ある意味近場釣り師のひとつの目標ではないでしょうか?
そんな大型のチヌは、フィッシュイーターでもあることをご存知でしょうか?
「そんなことぐらい知ってるさ~!」という方と、「そんなこと知らないよ~!」という方もおられると思います。
大型のチヌって何センチぐらいから?と思う方もおられるかもしれませんが、はっきり断言はできませんが、だいたいこれをご覧になればお分かりいただけるかと思います。
⇒福岡市海づり公園最近の釣果2018年7月24日
エサの活きた豆アジに44センチと48・8センチのチヌが釣れています。
恐らくは、ヒラメ狙いかスズキ狙いの副産物だと思われます。
ヒラメ狙いでチヌが釣れても、あまり嬉しくないような気がするのは私だけでしょうか?
そもそもチヌのエサが活きた豆アジと云うのもどうなんだろう?と思いませんか?
そこんところを少し詳しく探ってみました。
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長年チヌの日本記録だった船越漁港で釣れたチヌもエサは何とカタクチイワシだった
2002年の6月1日に船越漁港で釣れた当時日本一のチヌは、2011年に三重県の尾鷲で釣れた現在の日本一のチヌが釣れるまでは、9年間日本一のチヌを誇っていました。
この巨チヌは、何とカタクチイワシをエサにした泳がせ釣りで釣れ上がったチヌなのだそうです。
当時20歳だった青年が、彼女と釣りデートに船越漁港で釣ったんだそうです。
ですが、一般的にチヌを狙うときはウキフカセの場合はオキアミやダンゴ、落とし込み釣りの場合はカニ、カラス貝、フジツボ、虫類、エビ…などを使い、活きた小魚でチヌをあえて狙うような釣り方はしないものです。
少なくとも博多湾の湾奥で豆アジをエサにチヌを狙っている方とお会いしたこともありませんし、私自身も豆アジをエサにして大型のチヌを釣ったことがありません。
やはり、チヌを狙うときは、カニ、カラス貝、虫類、エビ…などを使います。
シーバス狙いのルアーマンが大型のチヌをルアーで釣ることは珍しくない!
箱崎埠頭のビートル発着所で数年前にシーバス狙いのルアーマンが投げたシンキングミノーに47センチのチヌが釣れたことを何かの記事で読んだ記憶があります。
それを読んだ私は、博多湾の落とし込み釣りでは有名なポイントの一つなだけに、ルアーで釣れたことに驚きました。
「へぇ~、あんなところで、ルアーでチヌが釣れるんだ!」と、単純に思いました。
ですが、ヒラスズキを地磯などで狙う方にとっては、フローティング・ミノーなどに50センチを超えるチヌやヒラマサなどが掛かることは珍しくもないそうなんです。
明らかに、磯の荒波に揉まれてふらついているベイトフィッシュを狙う大型のチヌを思い浮かべることができます。
偶然ではなく、ふらついているベイトフィッシュの狩りをしている大型のチヌの姿を思い浮かべるのです。
やはり、これは完全なフィッシュ・イーターとしか言いようがないのです。
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大型のチヌがいるとエサ取りのアタリがなくなる!
ウキフカセではなかなか分かりにくいかもしれませんが、博多沖防などに渡って落とし込み釣りをしていますと、今までエサ取りがたくさんいたのに急にアタリすらなくなることを何度も経験しました。
何もいないのか?と思ったら大間違いで、そういうときほどその近辺には大型のチヌがうろついていることが多いのです。
そういう状況で1匹の大型のチヌを釣りますと、何もアタリがなくなった場所と云うのを凄く警戒しつつも、大型のチヌが潜んでいるのでは?と期待感が膨らむようにもなるんです。
言葉ではうまく説明できませんが、大型のチヌがいるときは何となく雰囲気が違うんです。
潮の通りがよく、堤防の反対側からの海水が流れ込むようなケーソンの切れ目なのにエサ取りが皆無な状態は、明らかに不自然なんです。
そんな時は、エサ取り対策のためにハリに付けていたカニやカラス貝を外して意図的に虫エサなどを付けますと、竿先が重く鈍く曲がっていくような経験を何度も何度も致しました。
フィッシュイターでもある大型のチヌが防波堤の壁際を廻って来ると、エサ取りの小魚たちは身の危険を感じて逃げ去る様子が目に浮かびます。
大型のチヌは、雑食性でもあるし、フィッシュイターでもあるから恐ろしい存在なのです。
私自身もやったことはありませんが、もしかしたら落とし込み釣りで豆アジをエサにすれば、大型のチヌも狙えそうな気もしないではありません。
どんな本にも活きた小魚をエサにするという落とし込み釣りの記載は今のところありません。
なので、やってみる価値があるかもしれません。
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