6月末の30日の朝方、今年初めてのクマゼミの鳴き声を聞きました。
梅雨なのに、連日天気が良くて精神的にも助かっています。
私は、これから始まるクソ暑い夏が子供の頃から大好きで、夏になると食欲が湧きます。
7月に入るとすぐに連想するのが、博多山笠ですが、周知のように今年も追い山は中止です。
ですが、飾り山は福岡市内の各地18カ所にこれから随時飾られていきます。
私も事務所の近所にある飾り山が作られるプロセスを楽しんでいます。
飾り山を見ているだけでも博多らしい風情が漂います。
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博多山笠は美味しいワタリガニが掬える時期でもある!
アウトドアが好きな私は、博多山笠と聞くとすぐに連想するのがワタリガニです。
博多山笠の時期の7月の1回目の闇夜の大潮は、身がたくさん詰まったワタリガニを掬える最良の時期でもあります。
私は既に50年ぐらい前に他界した母方の祖父から、月夜のカニは採っていはけない!と教わりました。
「月夜のカニはお月さんにおびえたカニがやせ細っているからだ」という理由でしたが、言い得て妙なはずです。
ところが、先日あるスーパーに行きますと丁度満月の大潮の時にワタリガニがズラリと売られていました。
たいして大きくもない月夜のワタリガニが1パイ497円。
他界した亡祖父が見たら、激怒している様子が思い浮かばれました。
時を同じくして、上海出身のSEのジャン君から月夜のカニを使った料理の画像が送られてきました。(苦笑)
私は料理法以前の問題やろう?と思ったのですが、ジャン君にはあえて「月夜のカニ」のことは言いませんでした。
「月夜のカニ」を安くもない値段で堂々と売るスーパーの担当者は、信義則に反する行為だと思います。
多分、魚市場で引き取り手がなくて、凄く安く仕入れたはずです。
私がこの組織にいらた、バイヤーを呼んで、震えあがるほどお灸をすえると思います。
このようなものを販売しただけで「信用ガタ落ち」です。
それと同時に、仲買を調べて、こんなワタリガニを平気で獲って魚市場に持ち込む漁師を調べて、この漁師が獲ったモノは2度と買わないように指示します。
こんな漁師が7~8センチぐらいのアラカブを魚市場に持ち込んで、それを二束三文で買ったバイヤーが4~5匹パック詰めにするように指示して販売するのだと思います。
7~8センチのアラカブだとか、月夜のカニなどは獲らないのが海の男の掟ではないのか?と思ったりします。
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博多山笠はクロダイ釣りの本格化の合図でもある!
東京転勤から戻ってきて博多湾で竿を出した30代の頃、姪浜漁港界隈の老練釣り師たちから教わったのが、「6月の2回目の大潮ぐらいから誰でもメイタ~チヌが簡単に釣れるようになる!」と云う言葉。
それまでは、なかなか釣れなかった私でも不思議とこの時期ぐらいからはメイタ~チヌがコンスタントに釣れたのを覚えています。
だから私にとっては、博多山笠はメイタ~チヌが釣れ盛る時期の到来を告げる行事でもあったのです。
しかしながら、地球温暖化で海水温の上昇が進み、昨今では幾分早くなっていると感じることもあります。
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スーパーで販売されている豆アジとピンギスに安堵
ワタリガニが販売されていた時に、豆アジやピンギスも販売されていました。
豆アジが20匹ぐらいで100円。
サビキ釣りで釣るマキエ代とガソリン代と労力を考えると、買ったほうが絶対に安い!(苦笑)
しかも、家族で豆アジを釣ると、料理するまでのエネルギーが残っていないことも多々あります。
豆アジの横に天然モノの稚鮎が売られていました。
空揚げやてんぷらにしたら美味しいだろうなぁ~!と思いつつ眺めていました。
更にその横には、10センチぐらいのピンギスが10ピくぐらい入って297円。
これまたチョイ投げで釣るよりも安上がりだと思います。(苦笑)
ただし、釣るというプロセスを家族(全員)で体験するという行為は、お金だけではなかなかできないことも多いはずです。
家族で海水浴に行く時期と云うのが、人生の中でいかに限られた時期だけしかないことが分かるのは、かなり歳を重ねてからです。
ファミリーフィッシングもそうです。
これらのことを勘案すると、なるべくファミリーフィッシングをしている方たちの邪魔にならないような場所と時間帯に竿を出さねば!とも、改めて思うのでした。
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