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博多で本当に美味しい鰆(サワラ)を食べることができるのか?

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魚偏に春と書いた「鰆」はサワラと読みます。
 
ご存知の方は多いはずです。
 
私は釣り歴が50年以上もありますし、いろいろな釣りをするので、これまで一般の方が口にできないようないろいろな魚を食べてきました。
 
贅沢と言えば贅沢なんですが、これも釣り師の特権みたいなもんなんです。
 

ですが、恥ずかしいことに、世に云う「刺身はサワラに止めを刺す」と言われるほど旨い鰆(サワラ)の刺身を食べたことがないのです。^^;
 
本当にありません。
 
博多に限らず、九州では旨い魚は「刺身で食べて旨い魚」のことを意味することが多く、いろいろな小細工をした漬け魚のような加工食品は好まれないような気がするんです。
 
「刺身はサワラに止めを刺す」という言葉を信じて、これまで多くのサゴシ(サワラの幼魚)を食べたことがありますが、正直どれもクソ不味いものばかり!・・でした。(涙)
 
「なんが、刺身はサワラに止めを刺すや!」などと、多少ヤケを起こす自分がいました。
 
博多では、いや福岡県内では、本当にバリ旨のサワラの刺身は食べられないのでしょうか?
 
 
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博多での鰆の評価とイメージ

 
多くの場合、長浜の魚市場に集まる魚は、当然のことながら玄界灘の魚が多いはずです。
 
玄界灘は、日本でも有数の漁場でもあり、獲れる魚の種類や数も豊富なことで知られる海域です。
 
タイやヒラメ、オコゼ、アコウ、アラ、ヒラマサ、カンパチ、ブリ、イシダイ・・・等々、高級魚が獲れる豊饒な漁場でもあるんです。
 
そんな高級魚が目白押しの漁場で、鰆の存在はイマイチどころかイマサンぐらい扱い方が下手ですし、残念ながら鰆が旨い魚であるとの認識自体もあまりありません。
 
博多湾や福岡市近郊の釣り場で鰆が良く釣れるのは、夏の7月ぐらいから10月ぐらいにかけてです。
 

この時期に釣れる鰆は通称「サゴシ」と呼ばれる鰆の幼魚なのです。^^;
 
大きさは35センチから最大級でも60センチぐらいまで・・・。
 
ちなみに鰆は1年で凡そ40センチになると言われていますから、当歳魚あるいは2年魚程度の連中ばかりなのです。
 

これを釣るのには、キビナゴをワイヤー付きのハリに刺してのエサ釣りか、ルアーフィッシングが一般的です。

 
しかも、釣れたサゴシは案外ぞんざいに扱われており、すぐに締めて氷が入っているクーラーBOXにすぐに入れる釣り人も少ないのが実情ではないでしょうか?
 
このようなサゴシが果たして旨いのかどうかすら疑問なのです。^^;
 
私自身粗末に扱ったサゴシを何度か刺身にしたことがありましたが、お世辞にも旨いなどと言う言葉が見当たらないクソ不味い魚でしかなかったのです。
 
また、当歳魚の40センチ程度のサゴシが1尾298円ぐらいで販売されているのを見ますと、余計に扱いがぞんざいになってもしまいます。^^;
 
要は、少なくとも晩夏から秋にかけてのサゴシは市場価値がほとんどない魚だとも言えます。
 
博多にお住まいの方は、このクソ不味いサゴシのイメージを持つ方が多いはずです。
 
なので、少なくとも博多では、鰆は美味しい魚の部類にランクインされることはほとんどありません。
 
博多では鰆の評価はそれほど高いものではなく、味噌に付け込んだ西京漬けのイメージぐらいしかない方が多いはずです。
 

春先に鰆の刺身が美味しいのは岡山を中心とする瀬戸内地域

 
瀬戸内地方では、春先の鰆をことさら珍重するようです。
 
主にイカナゴをたっぷりと食べた春先の1メートルを超えるような大型の鰆は大切に取り扱われ、締め方や輸送方法にまで気を配るそうです。
 
そこまで、大切にされた鰆は脂が乗っていて、抜群に美味しいとのことです。
 
全国の鰆の値段は岡山で決まる!というほど、岡山は鰆にうるさい土地柄なのだそうです。
 
鰆を美味しく食べる料理法も博多と比べると雲泥の差があるような気もするんです。
 
釣り人としても、本当に美味しい鰆の刺身を岡山まで行って食べてみたいような気がするのは私だけでしょうか?
 

遠賀郡芦屋町のさわらフェアーとは?

 
遠賀郡の芦屋町では2017年より福岡ご当地さわらサミットなるものを催しています。
 
福岡県の特産として注目されているさわらをテーマに、県内のさわらグルメを芦屋町に集結させたグルメイベントなのです。
 
来場者の投票によるナンバーワンのさわらグルメを決定したり、特産品の展示や販売も行っているイベントです。
 
場所や日時なのですが、2018年は芦屋ボート場にて2月24日から2月25日にかけて行われました。
 
私はあいにくこのことを知らなかったので、残念でなりません。
 
2019年度もおそらく第3回福岡ご当地さわらサミットが催されると思いますので、是非とも行ってみたいと思っています。
 
気になる方は芦屋町さわらサミット実行委員会事務局に問い合わせてみると良いと思います。

TEL 093-223-3542
FAX 093-223-3927

 
まとめ
 

釣り人としてサゴシをエサ釣りやルアー釣りで釣っている私は「刺身は鰆に止めを刺す!」と呼ばれるほどの極上のサワラの刺身をこれまで食べたことがございません。
 
恥ずかしいことに福岡県や遠賀郡の芦屋町がさわらに力を入れてPRしていることも知りませんでした。
 
百聞は一見にしかずではありませんが、一度極上のサワラの刺身を食べてみたいとの食い意地が張ったことを考えてもいますので、来年は芦屋町の福岡ご当地さわらサミットに行こうと思っています。
 
来年の2月が待ち遠しい!!(笑)
 
 
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