私が本格的にヘチ釣りを始めたのが東京湾で、転勤で福岡に戻って来て博多湾で本格的にヘチ釣りを始めてから30年ぐらい経ちます。
私自身の釣行回数から勘案しますと、一番のホームグランドは、紛れもなく須崎埠頭で、その次が姪浜漁港界隈です。
須崎埠頭は、一番良いポイントが全面立ち入り禁止になってから随分時が経ちます。
今は立ち入り禁止になっている穀物を積み下ろしする東側が、博多湾屈指の釣り場でした。
なので、東側が立ち入り禁止になるまでは、他の場所で竿を出すこともほとんどありませんでしたし、出したところで釣果に雲泥の差があったんです。
この須崎埠頭の東側で覚えた釣りはかなりあり、
・セイゴ~スズキの置き竿釣法
・コウイカのエサ釣り
・カマスサビキ
・アジゴをエサにした泳がせでのスズキ狙い
・アジゴをエサにしたアカエイ狙い
・タチウオのエサ釣り
・サゴシのエサ釣り
・・・・などなど。
私が釣りバカ&博多湾フェチになったのは、この須崎埠頭があったからかもしれません。^^;
メインポイントが立ち入り禁止になってからは、3流・4流ポイントでの竿出しを余儀なくされ、やはり釣果は全盛期と比べるべきもありません。
なので、釣りをしなくなった方もいますし、博多湾と決別した釣り人もいるんです。
でも、私は当時の3流・4流ポイントで竿を出し続けたために、須崎埠頭全域のポイントの深さや障害物があるところや、四季折々にどこで何が釣れるのかをインプットしてきました。
ですが、毎年毎年微妙に違いますし、去年釣れた魚が今年釣れないなどと云うことは、よくあるパターンなのです。
その年年で前の年と全く同じパターンと云うことは私の経験上、ほぼありません。
「経済」も生き物で、刻々と変わりますが、「海や釣り場」も刻々と変わります。
多くの人はセオリーを求めたがります。
しかし、経済も釣りもセオリー通りにならないから面白いのでは?とも思います。
セオリー通りにならない釣り場である須崎埠頭にシーバスとメバルが釣れるかどうかを改めてためしてみました。
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勝手知ったる博多湾の湾奥の須崎埠頭での竿出し
今日は若潮で19時8分が満潮です。
ロックフィッシュが好きな私にとって、長潮や若潮は決して悪い潮ではありません。
今はまだほとんど釣れませんが、メイタ~チヌに関しましても、私の過去の記憶をたどりますと、長潮や若潮の時に大釣りしていますし、年なしのチヌを釣るのも長若が多いのです。
干満差が激しい大潮が良い釣りとそうでない釣りがあります。
確かに、シーバスに関しては、湾奥では大潮の時に大型が釣れたり、数が釣れた記憶があります。
今年は、今現在では、小さいながらメバルやタケノコメバルが良く釣れますが、シーバスの釣れ方がイマイチです。
昨年や一昨年はどの時期も嫌になるほどいた20センチ以下のチーバスが、今年は今のところ、あまりいません。
これもまた不思議です。
釣り場のことは「勝手知ったる博多湾の湾奥の須崎埠頭」と断言できますが、釣れる魚は毎年想定外です。
だからこそ、海釣りは面白いのです。
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須崎埠頭でシーバスとメバル探査
大きさを度外視すれば、私が生涯4桁以上釣った魚のひとつがシーバスだと思います。
シーバスは、1年で20センチにまで育つ魚で、チーバスと呼ばれる20センチ以下のシーバスはヘチ釣りではフグと同等の外道かもしれません。
フグはハリスを切ってハリを丸呑みしますが、チーバスはハリスを切らないだけで、ハリを丸呑みすることは多々あります。
喉の奥のエラに、ハリが掛かっている時は外すのが厄介です。
そんな厄介者のチーバスが、今年はなぜか今のところ少ないのです。
ですが、今思えば、これが30年前ヤ20年前のスタンダードだったような気もするのです。
でも、少ないからこそ狙いたくなるのが釣り人の性。
須崎埠頭で滅多にお目にかかれない20センチオーバーのメバルとこの時期釣れてもおかしくはない40~50センチのシーバスが釣れるかどうかを探査しました。
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メバルとタケノコメバルの当り年
須崎埠頭でメバルが良く釣れるポイントの一つがこちらです。
西側の排水溝がある角地です。
このポイントが須崎埠頭ではメバルに関しては、昔からそして今もNO1ポイントだと思います。
このポイントにメバルがいないときは、他で竿を出しても良い釣果に恵まれた記憶がないのです。
で、竿を出しますと、短時間にこれぐらい釣れました。
ですが、潮が小さいのか40~50センチのシーバスどころか、20センチ未満のチーバスすら全くアタリがありませんでした。
なので、東側の立ち入り禁止区域の柵の付近で竿を出しました。
ここでは、ほぼほぼメバルを狙うこともないのですが、西側角地で釣れていたのと同じサイズのメバルがすぐに2匹釣れましたが、風が強く場所を移動しました。
同じ東側の付け根付近にある排水溝周りのポイントです。
すぐにこれらが釣れました。
その後もチビメバルと20センチ弱のタケノコメバルが釣れ続きました。
須崎の全域でも、10センチ程度のメバルと15~20センチぐらいのタケノコメバルが今年は多く、当たり年のような感じが致します。
メバルもタケノコメバルも、小さいながら当たり年です。
ですが、ここでもシーバスどころかチーバスすら釣れませんでした。
終わりに
私が釣りを始める前に、かなり年配の方がテクトロでシーバスを狙っていました。
更に他の釣り人も、ワームを使ったテクトロでシーバスを狙っていました。
ですが今日は、アタらないとのこと。
大きめのタモを持って、ドンドン歩き続ける姿は、過去に釣ったことがある方でないと、心が折れそうな釣り方でもあるのです。
潮が違えば、このテクトロの釣り方で、50センチ前後のシーバスが釣れるみたいです。
ですが、今日は最後の最後まで、彼らも私も1匹たりともスズキには出会えませんでした。
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