昨日の記事にも書いたのですが、私がたまにベイサイドプレイスで竿を出すと、必ずおられる常連の方がいらっしゃいます。
実はこの方とは、数年前に博多湾の湾奥でカワハギとサンバソウが湧いたときに、中央埠頭の御笠川の河口でお会いしたことを私は忘れていません。
鋭い目つきで、今と同じカモフラカラーのハーフコートを着られていましたので、しっかりと覚えているのです。
その時は、5~6名のやはり常連と思しき釣り人たちとワイワイ言いながらカワハギ釣りを楽しんでおられました。
ところが、私がたまに夕方からベイサイドプレイスに行くと、絶対におられるのです。^^;
既に何度もお会いして釣りのことは話しますが、お互いの氏素性はまるで話さないのも釣り人にありがちなパターンです。
釣り場で名刺交換なんて言うのも、おかしいですからね~!(笑)
但し、私は、自分よりも明らかに年上と思われる方、年齢不詳の方には必ず敬語を使います。
「長幼の序」は、男として、釣り人としても欠くと失礼に当たると思っています。
たとえ釣り場で妙な釣り方をする明らかにヘタクソな釣り人であっても、失礼な言葉は使いません。
スポンサードリンク
暗闇の中での竿さばきで分かる釣り歴
ベイサイドプレイスの常連さんと3メートルも離れていない場所で一緒に竿を出していますと、お互い釣れる釣れないは別として、どれだけの釣りの修羅場をくぐって来たかが凡そ分かるものなのです。
狙うポイントにエサの付いたハリを投入するためにあらかじめミチイトを出し、的確に狙ったポイントにコントロールするだけで、ここ10年ぐらいで釣りを始めた方でないことが一目瞭然なことは私には分かるのです。
「凄いな~!アソコを狙うか??」と、私も関心して見ていました。
一つ間違えば、有刺鉄線に引っ掛かるようなポイントにスレスレにハリを投げる技術は、釣れる釣れないは別として、「腕利きの証」なのです。
しかも、古い竿で、私がたまに使うダイワのコロネットの初期型のタイプを使っています。
この方も落とし込み用のリールではなく、両軸リールなのです。
「年金暮らしやけん、高級リールと高級な竿しか買えんバッテン!」「この竿はタックルベリーで500円やったとバイ!!」と自嘲しながら今年年なしの50センチオーバーのチヌを既に何枚も釣っていると聞いて、それが本当のことであると私は間違いなく思いました。
スポンサードリンク
お互いの釣り歴が分かる昔話を話せる喜びに悦に浸ったお互い
昔話と自慢話はどこの世界でも嫌われますから、こちらから意図的に話すことはほとんどありません。
特に若い方にはタブーだとも思っています。
しかし、博多湾の30年前を知る釣り人とお会いすると、否が応でもついついお互いが昔話をはじめます。
須崎埠頭の東側で干潮の時にパイル周りでチヌやメイタが入れ食いだったこと。
箱崎埠頭の西側や須崎埠頭の東側の穀物の荷役が行われていた場所では、カレイやアイナメがバカみたいに釣れていたこと。
そんな昔話をしながら、腕利きのベイサイドプレイスの常連さんは私に、今現在でのペイサイドプレイスでの個別の魚の狙い方をご教授してくれました。
この方の凄いところは、臨機応変にヘチ釣りやウキ釣りや投げ釣りなど実践していること。
私もできなくはないのですが、面倒くさがり屋ですから…、しないんです。^^;
その年その時で釣りものが違う中、臨機応変にいろいろな魚を釣って楽しんでおられます。
「今年は、テナガダコば200以上釣ったバイ!」というかと思うと、「コウイカは6パイしか釣ってない!」とも。
このポイントでのクロの狙い方も教えていただきました。
何よりも「尺に近いメバルが釣れるポイント」や釣れる時期を教わったのが何より。
まさにこういう釣り人が「地元の釣り名人」ではないでしょうか?
スポンサードリンク