11月の28日の日曜日の深夜に沖防の赤灯台付近に衝突したパナマ船籍の大型貨物船レディーローズマリー号は、1週間近く経つというのに相変わらず沖防に乗り上げたままとなっています。
一番近くから見える須崎埠頭の先端部分から様子を見に行きました。
ずっと悪天候続きで、強風のため流れ出た重油が広範囲にわたり広がっているとのこと。
須崎埠頭から眺めただけでも、海面にオイルの帯が出来ているのが分かります。
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来週中にレディーローズマリー号は撤去できるのか?
2つあるオイルタンクの1つからはオイルを抜き取ったとのニュースを見ましたが、もう一つも抜き取り作業をするみたいです。
今日も凄く冷たい風が強く、作業は大変だったと思います。
抜き取り船がたくさんいる様子ではありません。
俗に云う箱崎バナナで、フィリピン産バナナを2000トンを積み込んで、神戸に向かう予定だったそうです。
積み荷のバナナのことは、ダメになったとしても過失責任がある船舶の会社が損害賠償すればいいだけの話ですが、博多湾やその周囲で漁業で生計を立てている方たちに甚大な被害が発生したときは、バナナ2000トンなどと云うようなレベルのお話では済まないことは容易に推定できます。
志賀島の漁師さんたちは、既に漁で獲った魚介類が油まみれで食べれないとの風評被害を懸念しているとのこと。
そりゃそうです。
油が海面に浮かんでいれば、どんな漁法でも獲れた魚介類は油まみれになることは必至ですから。
まさに、はた迷惑な事件なのです。
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釣り人にとっても甚だ遺憾な衝突事故
須崎埠頭から海面を見てみました。
風で波がうねりますと、海面に油が浮いているのが分かります。
さすがに須崎埠頭の正面から竿を出している釣り人は、誰一人としていませんでした。
須崎埠頭の東側の付け根のところに寄りますと、ここも今日は釣り人が全くいません。
油吸着シートが角地に貼られていました。
油が海面に浮かんだり、油吸着シートが張られている所ではさすがに竿を出す気にはなれません。
追突した大型貨物船からのオイル漏れは、釣り人にとっても甚だ遺憾な事件でもあるのです。
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中央埠頭の御笠川沿いにはルアーマンが2人いました!
須崎埠頭から中央埠頭に行ってみました。
御笠川の流れがあるせいか、須崎埠頭の様に油が海面に浮いている様ではありませんでした。
中央埠頭から東浜を見る限り、これまた誰一人として釣り人がいません。
しかしながら、御笠川の河口では二人のルアーマンがルアーを投げていました。
基本キャッチ&リリースが多いルアーマンですから、多少のオイルは気にならないのではないかとも思います。
ルアーに油が付着するのは、気が滅入るのではないかと思います。
それ以前に、この急激な冷え込みでは河口付近はシーバスが狙えるのかどうかも分かりません。
私は仕方なく釣りを諦め、帰り道にキャスティングに行くことにしました。
ホワイトボートの記載が変わっていました。
ヒイカの50~100グラムと云うのは、何匹(何杯)ぐらいなのかイメージが湧きません。
北山ダムでボートからワカサギを釣って、バリウマの空揚げを食べるというのも、博多湾のオイルがキレイに除去されるまでの選択肢としてありだと思います。
来週中にでも、大型貨物船を除去して、漏れたオイルの回収のメドが立つことを期待したいと思います。
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