防波堤からの釣り方はいろいろありますが、ヘチ釣り・落とし込み釣りやウキ釣りしていると、瞬時にエサがなくなるときがあります。
何度エサを付けてもすぐになくなるだけでなく、ガン玉の下からハリごとなくなるケースも多々あります。
感度の良い竿先で釣るヘチ釣りや落とし込み釣りなどでは、エサを付けたハリを落とした途端に竿先にカツ・カツ・カツ・・・と、マシンガンのような断続的なアタリがあるときの犯人はこの方。
海釣りをされる方であれば、この魚を釣ったことがないという方はいないのではないかとも思えるクサフグです。
釣れますと、空気を吸い込んで大きく膨らんで威嚇しているつもりなところが可愛いときもあります。
ですが、次から次へとエサを取られてハリまで取られると、可愛いどころかだんだん腹が立ってきます。
笑って海にポイ!と戻すことができるのは、人によっても違うでしょうが「仏の顔も三度まで」ぐらいではないでしょうか?
スポンサードリンク
瞬時にエサを取りハリまで飲み込んでハリスを切る悪魔的存在のフグ類
エサがオキアミであろうと、アオイソメであろうと、人口エサのパワーイソメやワームであろうと瞬時にガジガジ・・と齧る悪魔的存在はクサフグだけではありません。
もっと大きくなるヒガンフグも良く釣れるフグの一種です。
クサフグやヒガンフグが湧いている釣り場では、カニをエサにしても齧られます。
あの手、この手と色々なことをしても、フグが湧いていると手も足も出ずに釣り場を移動するしかないのか?と思ってしまったことがあるはずです。
次々に釣れ上がって膨らむ悪魔的存在のフグ類に制裁を加えるとばかり、防波堤の足元に力いっぱいぶつけたり、そのまま放置して干乾しにしてしまう釣り人も少なくありません。
気持ちは分からなくないのですが、ハリを外して防波堤の反対側に戻してあげましょう!
スポンサードリンク
クサフグに腹を立てないですむクサフグ対策
100%完全にクサフグなどをシャットアウトしてクロダイやスズキ、メバルなどだけを釣り上げる方法は残念ながらないのではないかと思えます。
夏場にカラス貝をエサにしてクロダイを狙うのは、単にカラス貝が黒鯛の好物というわけではなく、エサ取り対策も兼ねていることはご存知なはずです。
しかし、カラス貝をエサにするとクロダイ以外は例外を除いてはほぼ釣れませんし、本命のクロダイもなかなか釣れないときも多々あります。
さて、前置きが長くなりましたが、オキアミやアオイソメなどをエサにしてクサフグなどのフグ類をかわす方法を私の経験上まとめてみました。
それは、フグ類の習性を知ることでもあるのです
・重めのガン玉を付けて急降下する仕掛けにフグ類は興味を示す
・小さな口でエサを齧り取る
これらをすべて逆説的に考えると、
・ガン玉をなるべく小さくする
・フグの口に飲み込まれないような大きめのハリを使う
この3つを実行すれば、格段にクサフグなどの被害がかなり軽減できます。
狙うターゲットが、クロダイ、キビレ、スズキ、メバルなどであれば、黒のチヌバリの5号以上でガン玉はB1個ぐらいで勝負してみましょう!
それと、同じポイントで何度もエサの付いたハリを投入していると必ず寄ってくるのもフグ類なので、アタリがないときはどんどん移動しながら釣りましょう!
スポンサードリンク