釣りバカ兄弟の私と弟は、40年ぶりぐらいで兄弟そろって釣りに行くこととしました。
弟は私より12歳も年下で、弟が幼い頃に私が何度か釣りに連れて行った記憶があるのですが、まさか弟までもが釣りバカになろうとは思ってもみませんでした。^^;
北九市在住の弟は子供のころからルアーフィッシングが好きで、ブラックバスやライギョ、ソルトではシーバスやアオリイカを狙い続けているのです。
私は基本的には淡水魚を釣るということはほとんどしないし、ブラックバスやライギョにはまるで興味がないので、弟がライギョばかりを狙い続けていた時は、マジで気がふれたのではないか?とも思ったことがあるんです。^^;
ライギョに対する私のイメージは決して良いものではなく、私も中学生の頃釣ったハヤを泳がせ釣りにしてライギョを何度も釣ったことがあるのですが、毒蛇に似た気持ち悪い色をした魚、頭が固くて木で叩いても死なない不気味な魚、厄介な寄生虫がいて刺身で食べることは絶対してはいけない魚、とのイメージしか思い浮かばないのです。
そんなライギョに夢中になっているどころかライギョの専門サイトまで作って喜んでいる弟に呆れるやら、可愛いやら。
弟が運営しているライギョのサイトがこちら。
⇒S-GAME(エスゲーム)
弟から「筑後川クリークなんか、日本全国のライギョファンが集まるライギョの聖地なんバイ!」と聞かされても、まるで興味も湧かないし、「金貰ってもライギョ釣りやら行きたくないぜ!」という私に弟は苦笑い。
狙うターゲットはまるで違っているのですが、バスフローターまで買い込んで西日本のあちこちに釣りに行く弟に驚いたこともありました。
弟の嫁さんも釣りが好きな父親のせいで釣りに対する抵抗がそれほどなく、結婚する前からアカメを追いかけて四国の四万十川や宮崎県の耳川、大淀川にまで弟と車中泊して釣りに行っていたそうなのです。
釣りが縁で結婚した弟夫婦を羨ましく思ったことがありました。
実家に帰省して釣りの話ばかりしている私と弟に亡母は愛想を尽かしてもいましたが、それ以外に趣味があるわけでもないので目を細めながら弟が釣りバカになってしまったのは私のせいだと言い張っていたことが思い出されます。
そんな母も4年前に他界し、喪主を務めた私は葬儀の時も弟と釣りの話をしていて、妻から叱られた記憶があります。^^;
葬儀の時まで弟と釣りの話をすることがそれほどいけないことなのか?とも思ったのですけど。
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長浜の魚市場付近の釣り場で釣りバカ兄弟は竿を出した
弟と40年ぐらいぶりに一緒に釣りに行くことができたのは、弟が仕事の都合で博多区に2か月ほど宿を借りているからなのです。
私が弟を連れて行った釣り場は、長浜の魚市場付近の釣り場です。
この場所を選んだのには理由があり、家族と離れている弟が仕事を終えて暇つぶしに行くのに、お手頃のルアーシーバスのポイントだからなんです。
今年は御笠川の河口のチップヤードの前もシーバスはあまり釣れていなくて、型はともかくルアーで数が一番狙えるポイントなんです。
小潮でド干潮が夜の9時近くというシーバス釣りには最悪の条件の中、いつも通り私は落とし込み釣りでヘチを探り、弟は離れた先端部分からルアーを変えたり、ロッドを変えたりしながらシーバスを狙っていました。
やがて、紺色のとばりが落ちた8時が過ぎたころに私がメバルを釣り、弟を探すもののルアーロッドをもってランガン中の弟の姿は見えません。
弟は相変わらず離れた場所でルアーを投げ続けている中、私はいつも狙うポイントでメバルとセイゴを追加しました。
「全然アタリがない!」とぼやきながら近づいてきた弟は、私の釣果を見て再びどこかに消えてしまいました。
ド干潮近辺になり、アタリが全くない中、弟が近づいてきて「魚は釣れんけど、コンドームが釣れた!」と苦笑い!
「なんで、海にコンドームが浮いとるのか意味が分からん!」とぼやいているのを見て、私も苦笑い。
「納竿の合図かもね?」と言いつつボウズで気が収まらない弟に強制納竿!!(笑)
私が釣ったメバルとセイゴはリリースし、弟とめしでも食いに行く?と言って私の自宅から車で10分ぐらいのここに行きました。
一風堂や一蘭のラーメンも考えたんですが、弟にはラーメン三気のこれを食べさせてあげたかったんです。
三気の名物とも言える「ラーちゃん」で、ラーメンちゃんぽんというもの。
弟はラーチャンを見るなり、「凄いボリュームやね~!」と目を細めていましたし、「これ旨いね~!」と喜んでいました。
そういえば、母が他界して神奈川の相模原からわざわざ来てもらった従兄が「美味しいとんこつラーメン食べたい!!」というので連れて行ったのもラーメン三気で、「旨い!旨い!」と喜んでいました。
兄弟で釣りが趣味ということのメリットとは?
兄弟で趣味が同じということは、「語り合えること」がたくさんあります。
我々釣りバカ兄弟の場合はそれが「釣り」だということ。
巷では「兄弟は他人の始まり」という言葉もありますが、少なくとも父や母が既に他界してしまった私と弟にとっては、お互いが唯一の血族でもあるということを改めて感じました。
弟は今現在アオリイカのエギングに夢中のようで、若松の一文字波止によく友人と行くそうです。
先般も釣れたアオリイカの画像がLINEに送られてきましたが、なかなか良いサイズでした。
過日居酒屋に一緒に行き、仕事のことや家庭ことやこれからの抱負などについても話しましたが、赤の他人とは違い本音を語り合うことができます。
釣りに関しても、本音を語れます。
兄弟で趣味が同じだと親近感がより深まるのがメリットではないでしょうか?
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