梅雨のような天気が少し続きましたが、5月14日の土曜日の今日はすっきりと晴れました。
GW期間中は、夕方からの短時間での竿出しには向いていない潮回りで、たいした釣果が得られませんでした。
基本的に今年はメバルも型が小さく、タケノコメバルも平均的に小さいというのが私なりの感想です。
チヌも例年GWぐらいは湾奥で釣れる数は少なく、本格的に釣れるようになるのは7月に入ってからぐらいで、ビギナーの方が年なしのチヌを狙えるのは7月~8月が良いと思います。
ただし、先の記事にも書きましたが、長浜のこれまで釣ったことがない場所で44センチのチヌが釣れたように、どこで釣れるのかが分からないのも5~6月の特徴です。
私は面倒臭がり屋なので、ここ10年近くは基本的にヘチ・落とし込み釣りしか近年しなくなりましたが、30代の頃は沖防に通い詰め、ウキ釣りやルアーフィッシングもし、40代は船釣りや磯釣りなどもやってきました。
なので、今まで蓄積した経験則で、この時期はどこでどんな魚がウキ釣りで釣れるのかという「引き出し」が少しだけあります。
私もウキ釣りにはまりまくった時期もありまして、9時ぐらいに仕事を終えて帰宅して食事を済ませ、一睡もせずに平戸の丸銀釣り千アーまで行って少し仮眠をとって、尾上島などに渡って磯釣りをしていた時期もありました。
どこの釣り場も何度も同じ場所に通うことで、いろいろなことが分かり釣果がアップすることは、近場に通うのと同様です。
確かにそのポイントに精通した方に同伴してもらえば、初めてでも釣り場に応じた狙い方を教えてもらえるので、どうにかなることはなりますが、単身で情報を鵜呑みにして行き、辛酸をなめたこともしばしばあります。
一般的に人間の記憶は、良い想い出が6割、つらく苦い想い出が3割、どうも良い想い出が1割で構成されているそうで、良い想い出が圧倒的に記憶に残っているらしいのです。
寝ないで平戸まで行ってボウズを食らった記憶も何度もありますが、今となっては良い想い出です。
ただし、あまり人にはお勧めできない釣りですし、ましてや初心者の方に寝ないで平戸まで行って瀬渡しして、磯の上物を釣りましょう!などというようなことは口が裂けても言いたくありません。
そこで、これからの時期に福岡市周辺で、ビギナーでも楽しいウキ釣りができる釣り場を3つご紹介いたします。
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須崎埠頭の長浜市場の対岸でのシーバスのウキ釣り
言わずと知れたシーバスのウキ釣りの鉄板ポイントが、須崎埠頭の長浜市場前のポイントです。
エサはアオムシで夜釣りです。
ウキ下は1.5ヒロから2ヒロぐらいで、盛夏はウキ下50センチなどということもあります。
今年も後輩のH君が数日前に竿を出し、50センチオーバー1尾と45センチぐらいを2尾、チーバスはリリースという釣果だったそうです。
例年これからの時期は70センチ前後のシーバスが、釣れます。
流れが緩いポイントなので、ウキがなじんだら手前にゆっくり引くなどして誘いをかけるのが釣果UPのコツです。
ビギナーが70センチ前後のシーバスに出会う最短の釣り方ではないかと思っています。
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荒津オイルセンターのストラクチャー周りのチヌ釣り
荒津オイルセンターのストラクチャー周りも、博多湾の湾奥でマキエを撒いてウキ釣りでチヌが狙える数少ないポイントとして有名です。
博多湾のメイタ~チヌは、博多沖防でのヘチ・落とし込み釣りあるいは各埠頭でのヘチ・落とし込み釣りが手っ取り早いので、あえてマキエを撒いてウキ釣りをする方が多くはないのが実情です。
たまに箱崎埠頭の東洋水産前の護岸や多々良川沿いの旧貯木場でマキエを撒いてウキ釣りをする方もいますが、大して釣果が上がってないように感じます。
博多湾で、マキエを撒いたウキ釣りでチヌを狙う練習をするのであれば、荒津オイルセンターの構造物周りが車横付けで狙えますし、おすすめです。
もう10年ぐらい前にある釣り具メーカーのテスターの方が、チヌを次々と8枚釣り上げるのをそばで見たことがありましたが、以来この釣り場ではレジェンドとなりました。
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西の浦漁港のクロ釣り
福岡市近郊のウキ釣りで梅雨グロを狙えるポイントと云えば、最有力候補の一つが西の浦漁港の旧波止です。
玄界沖地震来、玄界灘側の漁港には大きなテトラが入りまして、西の浦の新波止の方にも巨大なテトラが入り危険度が増しました。
その点、西の浦の旧波止は小さなテトラですので、足場も良く釣りやすいことで有名です。
通年いろいろな釣り人が入れ替わり立ち代わりいろいろな魚を狙いに来ますが、マキエを撒いたウキフカセ釣りでの梅雨グロ狙いやメイタ~チヌ狙いやバリ狙いは有名なポイントです。
今年も後輩のH君が梅雨グロを狙いに竿を出したようです。
5月9日のH君の釣果は、
・アジ8枚
・メバル6枚
・・だったとのことです。
久しぶりに小気味よい引きを堪能したとH君。
退屈しないウキ釣りがしたい!と思っている方は、ぜひとも今がお薦めです。
もうすぐにバリが混ざり始めると思います。
一潮ごとに、刻々と釣りモノが変わっていきます。
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