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減少傾向が著しい博多湾のメバル事情

更新日:

小学校に上がる前から海釣りをしている私が直近で最もはまっている魚がメバルです。
 

 
既に10年近くは、博多湾でメバルをメインとした釣りをやっています。
 
 
残念なことに、直近10年でも徐々にメバルが少なくなっていることを肌で感じます。
 
 
10年近くメバルを追い続けている私が、なぜメバルを追うようになったのか、なぜメバルが少なくなったのかという博多湾のメバル事情について言及いたします。
 
 
 
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博多湾でメバルを狙うようになった理由

 
私が博多湾でメバルを狙うようになった最大の理由は短時間で数が釣れて楽しめるからです。
 
 

 
49歳の時に父が他界し、大学は法学部に行ったにも関わらず全く勉強しなかったことを悔いて国家資格である行政書士試験の勉強を独学で始めました。
 
 
独学は毒学と申しますか、余分な所ばかりに力を入れて1度目の受験は惨憺たる結果に終わり、正直行政書士試験がこれほど難しいとは思ってもみませんでした。
 
 
2回目の受験を臨むにあたり、2回目で合格しなかったら諦めることを前提として働きながら平日は3~4時間、休日は10時間ほど机に向かっていたのです。
 
 
休日は早起きして民法を必ず2~3時間し、行政法規を必ず2~3時間し、余った時間を憲法や商法・会社法、地方自治法、個人情報保護法等々の情報関連法などに費やし、勤務の日の昼休みには一般知識の政治・経済の本を読みながら昼飯を食っていました。
 
 
通勤時のマイカーの中でも自分で録音した苦手科目のCDを聴いていました。
 
 
そんな受験勉強三昧の日々の休日の夕方からストレス解消とばかり、短時間で、効率よく、数が釣れるメバルにはまったのです。
 
 
当時よく通っていた須崎埠頭では、1時間でアオムシ50グラムで30匹というのがアベレージなほど、良く釣れていたのです。
 
 
サイズは15センチから20センチ弱と大きくはないものの、18センチ以上だけを数匹持って帰っても妻に喜ばれました。
 
 
短時間でストレス解消にもなり、妻にも喜んでもらえたメバルが好きになったのは言うまでもありません。
 
 
そして2度目の行政書士試験は、合格ラインを大幅に上回る高得点で無事合格することが出来ました。
 
 
その時の釣り方がそのまま体に染みつき、夕方から2~3時間竿を出す「安近短の博多の釣りバカ」になってしまったのです。
 
 

博多湾でメバルが減少した最大の理由

 
直近10年間でも本当に少なくなったと感じる博多湾のメバルなんですが、減少を決定づけたのは2013年の夏の異常海水温の上昇だったと記憶しています。
 
 
須崎埠頭の水深6メートルの海中温度がなんと30℃にも達し、キスやメバルが死んでプカプカと浮いていたのを目撃した方も多いと聞きました。
 
 
その異常海水温の上昇のために、埠頭の岸壁に生息しているカラス貝はほとんど落ち、魚のエサとなるであろうカニやエビやイソメ類などの生息域に大打撃をもたらしました。
 
 
翌年は春先にも晩秋でもメバルの姿はほとんど見られなくなりました。
 
 
あの異常高水温から3年ぐらいを経て、やっと小さなメバルたちが散発的に姿を現すようになりました。
 
 
一方、博多湾の湾奥のウォーターフロントでは護岸整備が進み、インバウンド受け入れのために立ち入り禁止区域が拡大し、釣り人にとっては嘆かわしい状況が続いています。
 
 
ソーラス条約だけでなく、インバウンド受け入れのために各埠頭の立ち入り禁止区域が拡大しているのです。
 
 
中央埠頭は、今後全面的に立ち入り禁止となる計画を新聞で見て悲しくなりました。
 
 

釣り魚としてのメバルの魅力

 
メバルの魅力は釣って楽しいことです。
 
 
アタリはいろいろなパターンがあり、細い竿の穂先がグイグイと曲がっていくときが釣り人として至福の時間を感じます。
 
 
大きくはないものの竿先にガツン!とくる引き具合はチヌとは違った趣があります。
 
 
可愛くて大きな目をした20センチ前後の小さ魚体からはイメージが湧かないぐらい案外獰猛なフィッシュイーターでもあるので、ルアーでも狙えます。
 
 
更に食味が抜群で、お煮つけ、塩焼き、バター焼き、酒蒸し・・・と、どんな料理も近似種であるアラカブ(カサゴ)よりも1ランク上のような気がする魚でもあるのです。
 
 

 
妻はチヌやスズキを釣って帰るとあまり良い顔をしませんが、メバルはえびす顔で喜んでくれます。
 
 
家庭円満の秘訣は相手が喜ぶことをすることに尽きると思います。
 
 
メバルを釣って帰ることで、我が家はおかげさまでどうにか夫婦円満です。
 
 
まとめ
 
博多湾の湾奥でメバルが少なくなったのは異常海水温が一番の要因であること、つまりあの年以降も地球温暖化で海水温が上昇してメバルが棲み難い環境になっていることが考えられます。
 
 
更に、護岸工事などでメバルが隠れ潜む場所が少なくなったことも減少に拍車をかけていると思われます。
 
 
数は少なくなりましたが、カレイやアイナメと比べますとまだまだどうにか釣れる存在です。
 
 
メバルの小気味よいアタリと引き具合は釣り人を魅了します。
 
 
メバルを狙ったことがない方は是非ともチャレンジしていただきたいと思います。
 
 
 
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