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憧れのクロダイをエサ代タダで釣る方法~やはりタダは怖いのか?

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何だかんだと申し上げても、クロダイは日本全国の防波堤で凄く人気がある魚の代表格です。

いぶし銀だとか、防波堤の荒武者だとか、いろいろなものを食べるワリに警戒心が強く、釣るのが難しい魚であると一般的に言われているために夢中になるファンも少なくありません。

何しろ黒鯛工房などと云うクロダイ釣りのみに特化したブランド釣具の会社があり、倒産することなく存続し続けているんだから凄いとしか言えません。

モノも良いけど値段も高いという評価が浸透しているのが黒鯛工房であり、クロダイが好きな方はお金を惜しまずにロッドやリールはもちろん釣り小物に至るまですべからく黒鯛工房で揃える方もいるみたいです。

私は既に還暦を超えており、30代~40代だったら間違いなく黒鯛工房やがまかつの釣具を揃えると思いますが、膝ぐらいまで棺桶に入っている年齢では釣具にそれほど興味も湧きません。

というよりも、腕もたいしたことがないし、道具も2~3級品を使っても、釣れるときは釣れますし、道具が悪いから釣れなかったという経験はほとんどしたことがありません。

私がよく云う「1場所、2エサ、3仕掛け」が釣りの最優先課題であり、道具や腕もあまり関係ないと今でも思っています。

強いて言うなれば、「1場所、2エサ、3釣行回数」と云ったほうが良いかもしれません。

「才能は努力を要求する」と云う言葉通り、上手な方ほど釣行回数が半端ではありません。

さすがにどこかのグループの方たちみたいに、年間釣行回数が350回ぐらいなどと云う常軌を逸した鉄人にはなかなかなれませんが、上手な方ほど足繁く海辺にいます。

さて、どこで竿を出すのかが最重要課題ですが、その次に重要なエサですが、クロダイを釣る場合はタダでエサを確保することが出来ます。

ご存知の方も多いはずですが、カラス貝、岩ガニ、フナムシは自分で採ればエサ代がタダで済みます。

では、なぜみんなただのエサを使わないのでしょうか?

そのことについて、今回は言及します。

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カラス貝をタダで採るのをためらう理由とは?

釣具の量販店で、このような道具が売られているのをご覧になった方もおられると思います。

どちらの道具もネジが切ってあり、タモの柄に取り付けてカラス貝を採取するようになっています。

こんな感じです。

しかしやってみるとお分かりいただけますが、なかなか簡単に採ることは難しく、道具を付けたタモの柄とは別にもう1本のタモがないと、波が荒いときなどは採るのが非常に難しいのです。

しかも年によってはあまりカラス貝が付着してなかったりもしますし、カラス貝をとっている時に自分が前のめりになり落ちそうになることもしばしば経験しました。

特に満潮時の波があるときは、絶望的に採るのが難しいのがカラス貝です。

なので、採れるときにまとめて採って、虫かごに入れたカラス貝を細いロープで海中につるしているのをたまに見かけませんか?

裏を返せば、カラス貝が中にある虫かごがロープで吊り下げられている場所は、ベテラン釣り師のお墨付きのポイントでもあると言えます。

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岩ガニをタダで採るのをためらう理由とは?

博多湾沿岸には岩ガニが採れる場所が無数にあります。

しかしながら採りやすいのは、大潮の干潮近辺の潮が良く引いたときです。

長潮や若潮の時はほぼ採れませんし、潮が小さな時ほど取りづらいのです。

志賀島や糸島のゴロタ浜に行けば、大潮の満潮時や他の潮の時も岩をはぐれば岩ガニが採れますが、そこまで行く時間とガソリン代を考えると、買ったほうが安くつきます。

だからと言って大潮の干潮時に数を確保しても、それほど長く生かせる環境がないので、岩ガニを飼育するのは難しいと思えます。

釣りに行く時間の1~2時間前に岩ガニを採りに行くのがベストであり、歩いて行けるぐらいであればまだしも、お昼ぐらいにの干潮で岩ガニを採りに行って、夕方から竿を出すというのは、なかなかできることではないので、買ったほうが良いと考える方が多いはずです。

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タダでもフナムシは触りたくないという方も多い!

海のゴキブリとも云われるフナムシですが、昆虫ではなく、節足動物の甲殻類ですから、エビやカニに近い仲間と考えると良いです。

エサとしてはなかなか使い易いエサだと思いますが、採るのがなかなか大変です。

見つけても、マッハ1ぐらいのスピードでコンクリートの割れ目などに逃げ込みますので、素手で採ろうなどと思ったら釣りをする前にヘトヘトになってしまう可能性があります。

30代の頃は、姪浜漁港界隈でフナムシをたくさん捕獲して、クロダイに限らずセイゴやアイナメやハゼまでもフナムシをエサにして釣っていたことがあります。

また、分厚いビニールの米袋でフナムシ専用の捕獲網を作ってもいました。

だけど、釣り場に持って行くのは邪魔になりますので、ロッドケースにハエ叩きを入れて、フナムシを軽く叩いて捕獲したものを虫かごに入れてエサにしていました。

ですが、虫かごにフナムシを入れているのを、釣りをしない方や女性の方や質問攻めのお子さんたちに見られると、不審者扱いされますから要注意です。

それ以前にフナムシが良くいて、採りやすい場所を予め見つけておくことが大切です。

海辺だったらどこにでもいると思ったら大間違いです。

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まとめ

カラス貝も岩ガニもフナムシも条件が合えば、タダで採れるエサですが、いつも必ず採れるとは限らないということです。

福岡県下でフナムシを販売している釣具屋さんがあるというのも知りませんし、よしんばあっても、気持ちが悪くて買う方もそれほど多くはないかもしれません。

カラス貝や岩ガニはともかく、フナムシは気持ち悪くてつかむ気がしない!という方もいますが、その気持ちが分からないでもありません。

ただし、食いの良さから言及しますと、フナムシはなかなか食いが良いエサの部類に入ると思います。

色々と勘案すると、やはりタダでも採りづらかったり、時間的に採りづらかったり、心理的に採りづからったりするものです。

怖いというほどではなくても、タダでなくても買ったほうが良いから釣る具屋さんで売るエサとして成り立っているんですね。

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