私が「ジャズを飽きもせずに45年も聴いている」と知り合いになった女性に言いますと、たいていは、「へぇ~、お洒落!」だとか、「渋い音楽が好きなんですねぇ~?」だとか、「ダンディなんですね!」などと理解に苦しむ言葉が返ってくることが多いものです。
普段ジャズを聴かない方からすれば、ジャズってそんなイメージがあるんだろうなぁ~とだけ思う次第です。
私自身は、お洒落でもないし、渋くもないし、ダンディでもない!!・・しね。
TUTAYAなどのジャズコーナーなどに行くと、どなたが監修したのか分からない妙なタイトルのヘンテコリンなアルバム群があります。
(今あるのかどうかはわかりませんけど!)
「寝覚めのジャズ」だとか、
「昼下がりのジャズ」だとか、
「真夜中のジャズ」・・・・なんてタイトルはまだしも、「就業中のジャズ」なんて???と思ってしまうタイトルもあるんだね、これが!(笑)
随分昔に、このような「得体のしれないアルバム」を後学のために、数枚借りて聴いてみたが、これまた首をかしげたくなるようなありきたりな曲を適当に網羅した「落ちていても絶対に拾いたくもないような出来栄えのアルバムたち」でした。(涙)
一体全体何を基準にこんなヘンテコリンなアルバム群を作っているのだろうか?と、真剣に悩まされもしました。
ところで、ジャズに興味を持つ女性は少なくないのですが、何から聴いたら良いのかが分からない!という女性が多いのは今も昔も変わりません。
学生時代から付き合ってきた女性たちには「その時折の私が好きなアルバム」を無理強いして聴かせた気もしますが、たいていはロクに聴いてもいなかったようです。(苦笑)
お互い若かったから・・・。^^;
で、基本的に私は30歳以降は知り合いになった女性が、「おすすめのジャズのアルバム貸してくれませんか?」と言うまでは無理強いすることもなく、女性がそう言ったとしても、「どんなジャンルのジャズのアルバムが聴きたいの?」と、必ず前置きをして尋ねるようにもなりました。
多くの女性は「お洒落なジャズのアルバムを聴いてみたいんですけど・・・」と言うのですが、この言葉に私はいつも悩まされてきました。
「お洒落なジャズ」というカテゴリ自体が私には理解できんのです。(笑)
でも、これまでいろいろなアルバムを女性に貸してあげたり、プレゼントした中で多くの女性が「このアルバムお洒落ですね~!!」と口を揃えることが多いたった2枚のアルバムをご紹介します。
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多くの女性がお洒落!と言うたった2枚のアルバム
私がこれまで知り合った音楽好きな女性にジャズのアルバムを貸してあげて、間違いなく評判が良かったアルバムを2枚紹介いたしますと、次のアルバムとなります。
1枚目はこちらのアルバム。
ビル・エバンスの中でも、ベーシストのスコット・ラフェロが在籍した数少ない3枚のアルバムの1枚であるExplorationsです。
「ワルツ・フォー・デビィ」や「ポートレート・イン・ジャズ」よりもなぜかこちらの「Explorations」が人気があります。
中でも、この曲が好き!という女性が大多数。
私も大好きな「イスラエル」という曲です。
確かに、ビル・エバンスのピアノトリオを聴いてみたい方にもいいかもしれませんし、ジャズピアノ入門にも良いかもしれません。
もう1枚のアルバムはこちら。
ピアノの巨匠キース・ジャレットが若かりし頃に北欧のジャズメンと共演したマイ・ソング
サックスプレイヤーのヤン・ガルバレクの澄みきった音色とキース・ジャレットの優しいピアノが織りなすこのアルバムは女性に非常に人気があります。
中でも表題曲「マイソング」が嫌いと言う女性は、これまでお目にかかったことがございません。
ピアノの優しいタッチが叙情的なアルバムは女子ウケ抜群です。
まとめ
「女子ジャズのためのたった2枚のお洒落なジャズアルバム」というタイトルで今回は2枚のアルバムをご紹介させていただきましたが、あくまで私が知り合った女性から評判が良かった2枚のアルバムを紹介させていただきました。
妻からも「女心が世界一分からんアンポンタン!!」と言われるほど、女性の感性に鈍感な男の私が推奨するアルバムではないことを改めて申し上げます。
たまには、こういうアルバムのこういう曲も良いと思いますが、私個人の本当に好きなアルバムは、案外別のブリブリなジャズです。^^;
女性がよく口にする「かわいい!!」と、いう言葉がさっぱり理解不能なシチュエーションに出くわすことが多々あります。
妻とショッピングしている時などに、「これ、かわいくない?」と尋ねられても、返事に困り果ててしまうんです。
「全然!」「ちっとも・・かわいくないよ!」と、本当は言いたいところなんですが、これを言っちゃ~おしまいです。
女性が「かわいい~!!」というのは、おそらく母性本能から自然に発せられる言葉なんだろうとも思います。
いくつになっても、私にはハードルが高い「かわいい~!!」という言葉です。
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