夏休みに入り、玄界灘に面した各漁港では、ウキ釣りや投げ釣りや脈釣りやはたまた穴釣りなどの色々な釣り方をしても、アオムシをはじめとした虫エサやオキアミなどが、瞬時になくなる忌まわしい季節の到来です。
犯人たちは、この方々。
至る所でアタリも感じずにエサを齧り取る、恐怖のペンダントサイズのカワハギ。(涙)
夏休みのサビキ釣りで一気に増殖するかの如く増えるクサフグ(チイチイフグ)。(涙)
ハリを飲み込んで仕掛けが切れることが多いベラ。(涙)
穴釣りをして、アラカブでも釣ろうかと思ったら必ずと言って良いほど邪魔するのが木っ端グロ。(涙)
そして、昼夜を問わず夏から秋口にかけて最強・最低のエサ取りがマダイの稚魚で、博多ではチャリコだとか、チャーリーと呼ばれています。
キスの投げ釣りにも、夜の脈釣りでも大事なエサを容赦なく食ってくれます。(涙)
これらのエサ取り君(いやエサ取りちゃんかもしれません)がいたら、釣りどころではなくなります。(キッパリ!)
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漁港内に湧くエサ取りに有効な対策はあるのか?
私の経験上、
・クサフグ(チイチイフグ)
・ベラ
・木っ端グロ
・マダイの幼魚(チャリコ、チャーリー)
などが同時多発テロの様に湧いた漁港内では、これらをかわす有効な釣り方は存在しないと思っています。
クロ釣りのセオリーの様に、手前にマキエを撒いてエサ取りを寄せて、沖目にウキを投げ込むと云った常套手段が、全くと言って良いほど通用しません。(涙)
小さなアジング用のワームや人工のエサなども瞬時に食います。
カニをエサにしても、ベラや大きめのクサフグが齧ります。(涙)
だからと言って、カラス貝を丸のまんまハリに付けても、数時間も何もアタリすらありません。(笑)
このエサ取りの連中が漁港内に湧いたときは、抜本的に生きエサやオキアミを使った釣りをオミットしないとどうにもならないのです。
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絶望の中から背水の陣でやったワーム+ジグヘッドリグ
私はかって野北漁港の船溜まりで、このような夏場のエサ取りに何度も悩まされて、かんしゃくを起こしてエサを海に捨てたことがあります。
博多区からわざわざ野北漁港に赴いて、キスだとかメイタなんかが釣りたかったのですが、上に列記した5種類のエサ取りが至る所にいるんです。
「遠くまで来て、これか~!!??」と、深くため息をして、エサを捨てたんですが、何か他の釣り方はないものかと思案しながらクルマのトランクにあるタックルBOXを見回して、やや大きめのジグヘッドとやや大きめのワームをアジングタックルに付けることにしたんです。
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苦しまぎれのエサ取り対策と有効な仕掛けがソルトルアーフィッシングででよく使われるジグヘッドリグだったんです。
パチンコ玉よりもやや小さめのシンカーが付いたジグヘッドにこちらのワームを刺して、着底させてからロットアクションを付けるというシンプルな釣り方をしてみたんです。
すると、釣れたのはこの方々。
案外型の良いアラカブ。
釣れた私も驚いたタカバ(マハタ)。
更にはヒラメまでもが釣れたんです。
驚きましたし、ワームを使ったジグヘッドリグの威力を思い知らされました。
ワームがベラやフグに齧られることもありますが、エサ取りだらけの釣り場ではこのワームを使ったジグヘッドリグはかなり有効な仕掛けだと思いました。
なので、これから秋口にかけてはタックルケースの中にはジグヘッドとワームを持っておいた方が絶対に良いと思います。
遠くの釣り場まで行って、エサ取りのために手も足も出ないのでは悲し過ぎませんか?
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