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博多湾の湾奥で孤高のエビ撒き釣りを一点集中で実行する酔狂な釣り人

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私のブログをご覧下さっている方は、釣りの本や雑誌などで「エビ撒き釣り」なる内容を読まれたことがあるかと思います。

淡水産の生きているエビをばら撒いて、ポイントを作り、生きたエビをハリに刺してポイントに投げ込むと、次々に魚が釣れるという寸法の釣り方です。

ある意味金をばら撒いているような贅沢な釣りだとも云えます。

予断なくエビを撒き続けなければならず、琵琶湖産の淡水のエビが安価で手に入る大阪(関西)で盛んに行われている釣り方ですが、少なくとも福岡ではエビ撒き釣りなどしている方を、私はこれまでの人生の中で一度たりとも見たことがありません。

私自身大量のモエビを買ったけど、全くアタリがなくて、ヤケクソになってエビをばら撒いて釣っても、いっちょん釣れない経験は何度もしましたけど・・・。^^;

そもそも、モエビは管理が難しく、エサとして置く釣具店が少ないのです。

たまにあっても、サイズがまるで合わずに、チヌやスズキが狙いたくても、田エビのようなサイズのモエビだったりすると、買う気にすらなれません。

歩留まりが悪く管理に金がかかるモエビは、「釣りエサ屋泣かせのエサ」でもあり、願ったサイズのモエビになかなか出会わない「釣り人泣かせのエサ」でもあるのです。

貴重なモエビをばら撒いて、少し気でも狂ったのか?と思われても仕方ないまさにお大尽様のような「エビ撒き釣りをする釣り人」が博多にもいるのです。

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丸ボウズを食らったK君のリベンジ戦

たまに一緒に釣りをするK君は、私の息子よりも一回り若い23歳の青年。

まあ、孫と呼ぶには少し大きすぎますが、息子であっても全くおかしくない年齢です。

先週末にK君は、竿とリールだけで15万ぐらいはするタックルの初陣式で、見事86センチのシーバスを釣り上げ、腕や道具以外だけでなく「運の強さ」も見せつけてくれました。

そんなK君が、土曜日の真昼間に、荒津界隈や東浜界隈や中央埠頭の御笠川河口界隈をモエビを餌にしたウキ釣りで、珍しくボウズを食らったらしいのです。。

ところが、翌日の日曜日の昼下がりにK君が息を弾ませて「喜びの電話報告」を私にかけてきてくれました。

「40センチから60センチオーバーまでのシーバスを15本ほどモエビを餌にしたウキ釣りでガンガン・・釣りまくりました!」のだと!

中にはかなりの大物がいて、ハリスをぶっちぎって逃げられることもあったそうな。

チャンス到来!!とばかり、スマホで撮影することもなく、ストリンガーも忘れたので釣った端からリリースしては、我を忘れるかのように次の獲物を狙ったのだそうです。

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K君がエビ撒き釣りでリベンジ戦を行ったポイントとは?

電話の話を聞いていると、今回K君がシーバスを爆釣したポイントは、前日の昼間にK君が竿を出し、夕方から私が竿を出した中央埠頭の御笠川沿いの三菱倉庫の前のポイントです。

このポイントの下で、チヌやシーバスがウロチョロしている光景を見た釣り人は少なくないはず!

このポイントを攻略するために、K君はなんと名島の馬場釣具で3000円分ものモエビを購入してエビ撒き釣りを決行。

問題となるのが潮時で、写真の海に突き出た浮島のような形状の鉄梯子が掛かった構造物を支える柱が見える間に潮に乗せてその下を通過させるようにして流す釣り方なのだと。

このポイントに早朝や夕暮れ時に行かれたことがある方は、この構造物周りに無数のチヌやかなりでかいシーバスがウジャウジャしている光景を見たことがないでしょうか?

その光景を前日見たK君は、前日もモエビを餌にしてその構造物の周囲をウキで流したが、まるで餌を食わなかったらしいのです。^^;

あれだけウジャウジャ・・・良型のチヌやシーバスがいるのに、大好物のモエビを食わない状況を考えてイチかバチかのエビ撒き釣りをしたようなのです。

ポイントを一か所に決めた攻略法を考えることこそが釣りの上達と爆釣を招く

近場であろうと、瀬渡しで磯に上がろうと、船からの釣りであろうと、一番釣果が上がり腕も上達するのは1本の釣り竿でいろいろと考えて「決め打ちで釣りをすること」だと私は思います。

私も若い頃は、博多湾内で投げ竿を2~3本出して、ウキ釣りもしながら、ヘチもたまに探るというような中途半端な釣りをしていました。

このような釣り方は、意外な魚が釣れる可能性もありますし、稀に想定外の大物にも出会うことがありました。

しかし、道具を片付けるのも面倒ですし、エサや小物もかなり準備せねばならず、短時間の釣りには向いていません。

「決め打ちで釣りをすること」は、もちろん外れればボウズを食らいます。

ですが、予想が的中すると、「俺って天才かも!!??」と思えるほど数も型が揃います。

今回あえてK君がやったエビ撒き釣りを紹介したのは、私自身K君のマネをしてエビ撒き釣りをするつもりもありませんし、この記事を読んで似たような釣りをする方もいないだろうと踏んだからです。^^;

もちろん、K君にもコンセンサスを得ていて、K君も私同様に、「近場でも釣り方次第でこんなに釣れますバイ!」というのを広めたい派の釣り人です。

釣れる条件は、刻々と変化しますし、冷え込みで水温の変化が著しい昨今ですから、似たような釣果を得ることは難しいと思います。^^;

こちらは、シーバスの写真を1枚も送らずに、K君の左手の親指がボロボロになった写真です。

15匹以上のシーバスのハリを外したりするのに、左手の親指を使ったK君のその時の親指を見ればその戦績は一目瞭然です。

私も、フィッシュグリップの類は3つも4つもあるのですが、どうにも素手を使って魚を触ることが癖になっています。

こんな感じで!

東浜の波止や西公園の白灯台波止に行くたびに、30~40匹のシーバスをモエビで釣っていた私は、左手の親指と人差し指に指サックをして釣っていました。

次々に狙える時は、フィッシュグリップなど使いたくないので、利き腕以外の親指がボロボロにならないように気を付けようというお話です。

一つのポイントを攻略するために、竿の長さや釣り位置までを考えたK君は、またまた腕を上げました。

「ポイントごとの引き出し」を若いのに着々と作っています。

そしてその先は「博多湾を離れること」です。

私が磯釣りや船釣りに夢中になったように!

そしてその先は、再び博多湾に戻ってきます。

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