7月に入っても気温がなかなかがらず、夜は網戸をしているだけで、扇風機を回さなくても朝方は肌寒いぐらいなんです。
私は子供の頃から夏が大好きで、暑さにはめっぽう強いのですが、寒いのは超苦手です。
ですが、いくら暑さに強いと申しましても、夏の暑い日中の炎天下に竿を出すほどの自信家ではありませんし、熱中症になったら家族や職場・知人にも迷惑を掛けます。
なので、30代~40代に沖防に渡って炎天下の下、12時間以上も釣りをしていたのが懐かしく、なんであんなアホみたいなことをやっていたんだろう?と今更ながら呆れます。^^;
メイタ~チヌなんて、沖防に渡らなくても、夕方からクルマ横付けでTシャツ、短パン、ビーチサンダル姿でもいくらでも釣れるのに…と、さえも思っていました。
ところが、今年はどうにも7月に入ってからこの夕方から釣れるという塩梅が、何となくおかしいのです。
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7月に入り冷夏のせいか夕方から夜釣りのアタリがなくなった!
7月に入り、箱崎埠頭のポートオブハカタでアタリすらなく、アイランドシティの防波堤でもアタリすらなく、その後もどこに行ってもイマイチどころか魚がいそうな気がしないのです。^^;
自分のウデのことは棚に上げて、どうしてこんなにアタリがないと????などと、釣行を重ねるたびに思うようになりました。
基本的に潮に関係なく夕マズメ近辺は何らかのアタリがあることを50年以上釣りをしてきた経験則から、身を持って体験してきたつもりです。
ところが今年は7月に入ってから、夕マズメ以降はほとんどアタリの「ア」の字すらないというこれまでの経験則を白紙に戻すような状況なんです。
メバルが日があるうちは全く姿を見せないように、基本的に夜になると警戒心が薄れるはずのメイタ~チヌやシーバスも昼間にいなくても、夜になるとヤル気満々で防波堤や埠頭の岸壁のヘチに登場するのがこれまでの自然の摂理だったのです。
夕方からの半夜釣りは、警戒心が薄れた魚のアタリが頻繁にあるために、私自身10年前ぐらいから「安近短の近場の釣り」を推奨してきました。
タックルやハリやオモリや釣り糸と言った釣りのマストアイテムは別として、エサ代に限って言えば、アオムシ50グラムで十分遊べますし、カニエサやカラス貝は自分で採ればタダです。
金をかけようと思えば、いくらでもかけられるのも釣りですが、あんまり金をかけないでもできるのも釣りの良さです。
※お金をかけない釣りができるのには、かなりの経験と年月を要します。
最初からタックルやマストアイテムまでケチるような釣り人で長く釣りをしている方を60歳になる私はこれまで見たことも聞いたことも、お会いしたこともありません。
アレコレといろいろな釣具を買い散らかして、使った挙句の果てに、削ぎ落とせるモノなどが分かるはずです。
使ったこともないのに使わないことと、使ったことがあって使わないのでは意味合いがまるで違うことはお分かりいただけるはずです。
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およそ30年前のタックルを引っ張り出してきた私
およそ30年前に東京で覚えたヘチ釣りを博多沖防でして釣れなかったことから、当時のタックルをほとんど使うことなくクローゼットやベランダの物置に入れっぱなしにしていました。^^;
この竿は、かれこれ30年ほど前に34年勤めた前職で東京の店長で赴任し、福岡に戻ることが決まった際に当時いたアルバイターやその知人などから贈っていただいた有難い竿なんです。
久しぶりにこの竿を使ってみたい気分になり、シンプルなヘチリールを付けました。
しかも、今回狙うのは20センチオーバーのアジなんです。
なので、いつもミチイトにケミホタルを付けるビニールパイプに取り付けることが出来るウキを持参しました。
これをケミホタルを止めるビニールパイプに挟むのです。
で、東浜でこの仕掛けを使って釣れたのは小さなセイゴと20センチオーバーの本命のアジ1匹だけ!
この場所を諦めて砂山付近に行きましたが、ここでもアタリはほぼ皆無!!??
あり得ない状況に私は驚きました。
結局100メートルぐらい探って、いやいやながら釣れ上がってきたのがこちらだけ!!
小さなセイゴ1匹のみ!
エサが余っているので、仕方なく東浜の漁港に赴きましたが、呆れるぐらい何もアタリがないのです。
満ち込みなのに、ここで粗利がないというのはどういうこと????と、半ばキツネにつままれたような気分になり、これ以上竿を出しても無駄でしかないとばかり納竿したのです。
朝から日中に竿を出して好釣果を上げている西戸崎在住のK君
私がこのような貧果の中、キビレやチヌやフッコクラスのシーバスをコンスタントに湾奥で釣っているのが西戸崎在住のK君です。
K君は弱冠23歳にして、博多湾湾奥で最もメイタ~チヌを釣ることが出来る釣り人の最右翼に入る一人だと私は思っています。
K君の凄さは、私と同じように夕マズメから半夜で竿を出してもアタリがないと思うや否や、早朝から日中にかけて竿を出す頭の切り替えの早さとそれをするパッションに裏付けられた行動力です。
なので、早朝から日中にかけて長浜界隈で、岩ガニをエサにコンスタントな釣果を上げているのです。
祝日の今日も早朝から長浜界隈でカニをエサに、チヌやメイタやキビレや55センチぐらいのフッコクラスのシーバスを釣り上げたみたいです。
そんなK君も、「夕方からアタリが全くなくなるので、日中に竿を出すようにした!」とのこと。
なぜ、夕マズメ以降にアタリがなくなり、日中にアタリがあるのかは、想像の域を超えます。
しかしながら、私同様に夕方からの半夜釣りでアタリがないとお嘆きの釣り人は、早朝から日中にかけて竿を出してみることをおすすめします。
今年は例年とは少し事情が違うみたいです。
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