今回はいつになく真面目&切実な、「初心者がヘチ釣り・落とし込み釣り・脈釣りを始めたいときに使ったら良い針は何か?」ということを述べたいと思います。
結論から申しますと、今現在私が、初心者の方にお薦めする針はこちらです。
丸セイゴ12号。
メーカーは特に固執しておりませんが、かわせみ針がたくさん入っていて安いからです。
ここに辿り着くまでは、袖型の9号ばかりを使っていました。
袖型の9号が悪いわけでもありませんし、嫌いになったというワケではありません。
私なりにいろいろなことを勘案すると、丸セイゴの12号のほうが良いのかな???と思ってしまうのです。
今回はその理由について述べたいと思います。
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袖型9号ばかりを使っていた私が丸セイゴ12号に鞍替えした理由
かれこれ10年以上も前にSeeSaaブログで「安近短の博多の釣りバカ」というブログを書き始めたときに、もっぱら使っていた針が袖型9号でした。
たまたまヤフオクで購入した工場直送の300本入りの赤袖バリの9号が、出来が良くて秀逸だったために、いろいろな魚を釣ることが出来ました。
アオムシを餌に、年なしのチヌや70センチオーバーのシーバスもこのハリで釣りました。
この工場直送の袖型9号の素晴らしいところは、今現在販売されているG社の針などに比べると、チモトの部分が大きく、太いハリスを巻けた点です。
今現在ではやはりG社の袖型9号を使いますが、フロロカーボンのハリスが1・5号ぐらいまでは良いのですが、2号はもちろん1・7号や1・75号などでも、針だけがすっぽ抜けることがあるのです。(涙)
アタリがあり、アワセを入れると、なぜか竿先がメチャ軽いのです。
魚の口にハリが刺さったまま、針だけが外れるという、魚にも釣り人にもよくない結果に終わります。
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袖柄9号のメリット&デメリット
今現在でも、私は袖型9号を使うことが多いです。
初めての釣り場はもちろんですが、どんな魚が釣れるのかをリサーチするときは、抜群の威力があると思います。
極論ではなく、この袖型9号を使えば、5センチぐらいのチイチイフグもハリに掛けることが出来ますし、口が小さなカワハギやベラやトンマなども釣り上げることが出来ます。
言うなれば袖型9号のメリットは、釣り場にいるたいていの魚の姿を見ることが出来るということです。
当然ながら、デメリットもあります。
それは、針そのものを飲まれ易いということです。
ベラだとかフグだとかギンポなどのエサ盗りでは確実にハリが飲み込まれることが多く、針を回収するためにベラやフグやギンポのお腹を割ることをしないがために、1匹釣れるたびに1本の針がロストすることが多いのです。
不思議とハリが伸びたり曲がったりして、大物がバレたということは少ないのです。(ほとんどありません)
俗に云う地獄にハリが掛かれば、ハリスが1・5号でも年なしのチヌや70センチオーバーのシーバスは確実に釣れるということです。
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丸セイゴ12号のメリット&デメリット
私が丸セイゴ12号を使い始めたのは、300本購入した赤袖バリ9号をすべて使い果たし、しばらくG社の袖型9号を使ってからのことです。
G社の袖型9号を使うと、申し分なくメバルが釣れます。
ですが、針を飲まれることも多いのです。
針を飲まれると、ハリスを引っ張って針を外そうとすると、ハリスが切れることが多く、寒いときの夜に何度も針を結ばねばなりません。
それは、老眼と近視と乱視が入り混じった安近短釣り師にとっては、苦痛で仕方ないロスタイムでしかないのです。
出来ればいらぬ作業はしたくないですし、針をロストするたびにいい気はしません。
丸セイゴ12号に替えて、フグやベラやギンポなどの釣れなくても良い外道がハリに掛からなくなるとともに、針をロストとする確率がかなり減りました。
また、軸が太いため、少々大物が掛かっても、針が伸びたり折れたりする心配は無用です。
ですが、メリットがあればデメリットがあるのが世の常です。
袖型9号と比較しますと、釣れていた魚がハリに掛かりにくくなった。
フグにハリを飲まれることも減ったが、フグが釣れることすら激減したということ。
但し、ある程度の大きさのサカナには袖型9号以上にいろいろと活躍してくれます。
考えてみますと、市販されているブラクリオモリのほとんどが丸セイゴを使っています。
投げ釣り仕掛けでも、カレイ&アイナメ仕掛けの針は丸セイゴが多く使われています。
セイゴ以外にも良い意味で万能なハリです。
だからこそ、市販のブラクリオモリや投げ釣りの仕掛けに使われているという意味がよくよく分かりました。
最初から小さな魚をあまり相手にしたくない方にもおすすめなハリです。
脈釣りでハゼを狙う方も、落とし込み竿で前打ちでキスなどを狙う方にも、ハリを飲み込まれないで釣れるハリが丸セイゴ12号だということを記憶の片隅に留めて下されば幸いです。
但し、岩ガニでチヌやシーバスを狙うとき、カラス貝でチヌを狙うとき、モエビでチヌやシーバスやメバルを狙うときは、違った針を使った方が良い釣果に恵まれます。
私は基本的に太めのアオムシをエサにすることが多いため、丸セイゴ12号が相性が良いのですが、普通サイズのアオムシしか入手できないときは、チンタメバル9号かピチピチメバル9号がオールマイティにいろいろな魚が狙えます。
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