福岡はラーメンの激戦区であるとともに、うどんの激戦区でもあるのです。
ウエスト、牧のうどん、資さんうどん、小麦冶、丸亀製麺などのチェーン店と地元のうどん屋さんが乱立する状況の中、「名前は知っているけど行ったことがない!」とか、「看板見るけど、入ったことがない!」とかいう方が多い残念なうどん屋さんが西月隈にある「人力うどん」。
(人がうどんをすする絵がなんともレトロチック。)
私は基本的に麺類が大好きなので、アチコチ行ったときも昼飯は麺類を食べることが圧倒的に多いのです。
炭水化物を極力食べないダイエットが流行って久しいのですが、もうすぐ還暦になろうとしているのに「炭水化物ON炭水化物」の食事、つまり、うどん&めし、ラーメン&めしなどの組み合わせが若いころから大好きなのです。^^;
なので、たまに「人力うどんのメンチカツうどんセット」がやたらと食べたくなることがあるんです。
簡単に言えば、うどんとご飯とメンチカツのセットなんだけど、全くの気取りがなくて庶民的な旨さが郷愁をそそるメニューなんです。
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人力うどんの名前の由来
人力うどんっていうぐらいだから、人が力を込めてうどん麺をこねているのをイメージするかもしれませんが、そうではありません。
何でも創業者が製麺機がない時代に、うどんの麺をこねていたことから人力うどんの名前がついたとの能書きを書いた案内がメニューと一緒に書かれてあります。
人力でもないのに人力うどんってどうなのよ?なんて、些末なことを考えていたら今の時代生きておられません。(笑)
昼めしの王道とも言えるメニュー価格
昼めしに求められるものは「早い!安い!旨い!」の3要素なのですが、案外これを満たす飲食店は多くないのではないでしょうか?
ちょいと名前が知れたラーメンチェーンの多くは、ラーメンとめしと替え玉で1000円に迫る、あるいは1000円を超えてしまうバカ高さ。
昭和30年代生まれの私にとっては、ラーメンはもっと安くて庶民の味方みたいな感じが強いので、1000円も出して満足感のなさにガッカリしてしまうことが多々あるんです。
地元の人を相手にしておらず、ガイド本やグルメ本を見てきた県外の観光客やインバウンドを相手にしているような価格設定に戦略的なマーケティングと戦術的なコマーシャリズムすら感じてしまうのです。
それらと比較すると、人力うどんの価格は財布に優しく食べた後にガッカリすることはありません。
主だったメニューの価格をご紹介すると、
・ごぼう天うどん 360円
・肉うどん 440円
・えび天うどん 430円
・かしわおにぎり 160円(2個)
・いなり寿司 160円(2個)
・うどんセット 460円
・メンチカツうどんセット 570円
・から揚げうどんセット 600円
昭和食品工業株式会社が経営している「小麦冶」とほぼ似たような価格設定です。
つまり、リーズナブルな価格帯で勝負するということ。
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メンチカツうどんセットにごぼう天をトッピングした!
うどんにごぼう天が入ってないのは、福岡ではタブーではないでしょうか?
とにかく福岡県民はごぼう天うどんが大好きで、私もその一人。
うどん屋さんに入ると、たいていの場合「ごぼう天とかしわおにぎりお願いします!」とパブロフの犬のように注文してしまうので、妻から「メニューを見てから注文しなさいなっ!」としばしば叱られます。^^;
こちらが人力うどんのメンチカツうどんセットにごぼう天をトッピングしたものです。
メンチカツとはミンチ(ひき肉)と玉ねぎをこねて、パン粉を付けて揚げたものですが、たまに無性に食べたくなる時があるのは私だけ?
メンチカツにかかっているソースとキャベツの細切りが絶妙に旨いのです!
問答無用で妻は私のメンチカツを4等分に箸で切ってその一つを口にして沈黙。^^;
彼女が注文したのは、山かけそばにごぼう天をトッピングしたものと、かしわおにぎり1個。
蕎麦が好きな妻はうどん屋さんに行っても、たいてい蕎麦を注文します。
まとめ
しばらくぶりに人力うどんのメンチカツうどんセットを食べて満足した私ですが、早くて、安くて、旨いを実感しました。
妻は蕎麦に関しては終始無言でした。^^;
私がお金を支払うためもあってか、何も語らないところが逆に不気味でした。
食べ物にうるさい妻が何も語らないというのは、「沈黙は最大の抵抗なり」でしょうか?
うどん屋さんで蕎麦を食べること自体どうなんだ?とも思いますが、私もそのことについては触れませんでした。
私は蕎麦は蕎麦屋さんでしか食べませんけど・・・!!
うどん屋さんに入ったら、やはりうどんをメインに食べるほうが良いと思いますけど・・。
懐かしい旨さのある人力うどんのメンチカツうどんセットをまだ食べたことがない方は、是非とも食べてみることをおすすめします。
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