特にこれと云った理由はないのですが、夏ぐらいから本当に美味しいカニを食べたいと思うようになったのです。
それも、ワタリガニです。
世間一般でいう、タラバガニやズワイガニや毛ガニなどではない、正真正銘のワタリガニであるガザミの600gから800gの実がたっぷり詰まったもので、夏から今ぐらいまではオス、これから寒くなる冬にかけてはメスが旨いとされています。
魚屋さんの店頭を覗いても、型が小さいモノがたまに売られて言いますが、600gを超えるような大型のワタリガニは市場価値が高く値段も良いため、買い手がいないために仕入れないと云われたことがあります。
1パイで安くても4000円はくだらないとも云われました。
冷凍のボイルタラバガニの半肩で1キロぐらいが8000~9000円ぐらいすることを考えると、驚くほどの高さでもありません。
とは言え、高級食材であることに変わりはなく、頻繁に食べ続けると、体に良いとも思えません。
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コウヤガニことタイワンガザミを驚くべき釣り方で釣る弟にビックリ!
弟は最近週末に北九州ですが、カニ釣りによく行くようです。
釣れているのはタイワンガザミです。
博多ではタイワンガザミのことをコウヤガニと呼びます。
キスの投げ釣りなどでもたまに掛かるワタリガニです。
オスとメスで色が違うのですが、釣れているのはすべてオスです。
サビキで釣ったアジゴをエサにするのは常套手段ですから別に驚きもしなかったんですが、釣り方を知って少し驚きました。
フグやカワハギなどを引っ掛ける引っ掛けバリを使って釣っていると聞いてビックリ!!
てっきり網を投げ竿で投げて、絡まったコウヤガニを外して捕っているものだと思っていたからです。
甲羅が硬いカニにどうしたら引っかかるのかが不思議です。
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上海出身のプログラマーのジャン君が事務所に台湾ガニを持ってきてくれました!
同じ事務所にいる上海出身のジャン君は、日本語と英語が流ちょうに話せる30歳のプログラマー兼デザイナーです。もちろん母国語の中国語はペラペラです。
奥さんとお子さんと3人で暮らしていて、日本人以上にジョークがよく分かるなかなか面白い中国の青年です。
日本の歴史と心霊現象とお笑い番組が大好きで、グルメな面白い青年でもあるのです。
ですが、堅実で家事もオールマイティにこなす頼もしい一面もあります。
私の半分ほどの年齢ですが、ウマが合いますし、これまで知らなかった中国のことを知る機会が増えました。
そんな彼が「嫁が上海の知り合いから上海ガニを仕入れたので、持ってくるね~!」と、事務所に持ってきてくれました。
紐も結び方も動画で見たような気がする上海ガニです。
4匹貰いまして、4匹ともメスです。
今の時期はメスが美味しく、11月ぐらいはオスが旨いのだそうです。
上海ガニと云うから、上海の海に注ぐ河口にいるのかと思ったら、上海から結構離れた湖や池みたいなところで養殖されているのだそうです。
仕事が終わり、ビニールに氷を入れて、の零バックに入れた状態で、私が通勤に使っているTUMIのリュックに入れました。
6時ぐらいなのに、博多座の前は既に薄暗くなりかけています。
「秋の夕陽はつるべ落とし」という言葉もあるとおり、いきなり暗くなるのが特徴です。
さすがにこの時間帯になると、少し肌寒くなりました。
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中秋の名月の夕食に上海ガニを食べた博多の釣りバカ
帰宅すると6時半過ぎ。
妻からいきなり「お月さん・・見ながら帰っきた??」と尋ねられました。
そう言えば、朝方に、「今日は一年で一番お月さんがキレイな中秋の名月やけん、空を見上げてお月さん見て来るんよ~!」などと云われました。
スッカリ、忘れていました。(汗!)
妻から、「私の話、聞きよると??」「私の話、いっちょん聞きよらんやろう!?」と、メチャ・・・おごられました。
・・・・・・・・・・・・・・・!!!
とりあえず風呂に入ってからベランダから夜空を眺めました。
「別にお月さんの中に餅をついているウサギも見えんし、月見ダンゴはないと?」と妻に言うと、シカトされました。^^;
暫くして夕食の前に、蒸した上海ガニを先に食べるようにと、妻からの指示。
蒸した状態は、ツガニと全く同じ感じ。
カニみそが濃厚で言葉が出ないぐらい旨い。
姿形は、九州でツガニと呼ばれるモクズガニにそっくりで、旨さは甲乙つけがたいと思います。
それぞれのカニの時期時期のオスあるいはメスの最高のコンデションの状態を食べ比べることが出来る方などほとんどいないはずで、感覚的にしか言及できないので、どちらが圧倒的に美味しとも言えません。
どちらにも共通するのが、カニみそはバリウマですが、身が小さくて、食べるのに一苦労しますし、時間がかかります。
しかしながら、上海ガニを中秋の名別の日に食べることが出来たのも何らかの縁だと思います。
明日は、事務所でジャン君にしっかりお礼をしないとね。
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