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マイクロプラステックに汚染されている博多湾や玄界灘

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マイクロプラスチックのことをご存知でしょうか?
 
数年前にマイクロプラスチックのことを知った時は、マジでぞ~っとした記憶があります。
 
福岡市内に住んでいますと、博多湾はもとよりきれいな海が多い玄界灘に面した糸島方面や志賀島方面などにも足を運んで釣りをする方も多いと思います。
 
潮干狩りやマリーンスポーツや磯遊びなどをする方も多いはずです。

特に透明度が高くきれいな海が見られる糸島方面の各防波堤からの釣りをして釣れる魚は、同じ種類の魚でも博多湾で釣れた魚よりも美味しいような気がするのは私だけでしょうか?
 
ですが、海がきれいでも、透明度が高くても、海自体がマイクロプラスチックに汚染されていることを知ったら、そこで釣れる魚たちも汚染されており、そんな魚を釣って喜んで食べている私たちの体にどのような影響があるのかとても気になりました。
 
マイクロプラスチックのことを知れば、魚が苦手になる方が増えるかもしれませんが、これ以上海の汚染を増やさないためにも衝撃の事実を知る必要があると思うのです。
 
しかも、マイクロプラスチックの元になるものを、我々は毎日使い続けているのです。
 
どのようなものがマイクロプラスチックの元になっているのかも知ることで我々の生活そのものを見直さねばならないかもしれないのです。
 
 
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マイクロプラスチックとは?

 
そもそもマイクロプラスチックとは、5ミリ以下の小さなプラスチックの破片のことです。
 
5ミリと言えば、案外大きいじゃないか?と思われる方もおられると思います。
5ミリもあって「マイクロ」などという言葉はどうなんだ?と思う方もおられると思います。
 
私も少しおかしいのでは?とも思いましたが、あくまで定義として5ミリ以下のモノで驚くほど細かくて小さなプラスチックも含まれるのです。
 

マイクロプラスチックの発生源

 
海の中を漂うマイクロプラスチックですが、その発生源は多くあります。
 
まずは、もともと小さなプラスチックの微粒子であるマイクロビーズを使った商品を私たちは毎日の生活で使っています。
 
その代表格がこちらの歯磨き粉です。

 
歯磨き粉の中には、小さなプラスチックのツブツブがたくさん含まれており、私たちはそれこそ毎日このプラスチックのツブツブを使って水に流しており、それらが最終的に海に流れ込むのです。
 
歯磨き粉の他に、これらのモノにもマイクロビーズが使われているのです。

・シャンプー
・リンスやコンディショナー
・ボディシャンプー
・ハンドクリーム
・リップクリーム
・日焼け止め
・クレイジング
・フェイスパック
・口紅
・アイライナー
・マスカラ

 
これらの歯磨き粉や化粧品などは我々の生活に必要不可欠なものになっており、使うな!というのはもはや無理な状況にもなっています。
 

二次マイクロプラスチックとは?

 
生活必需品などから海に垂れ流されるマイクロビーズを一次マイクロプラスチックと位置付けるとこれよりももっと多くの二次マイクロプラスチックが海に流れ込んでいるのです。
 
二次マイクロプラスチックとは、プラスチックの風化によって発生するもので、レジ袋やフードパック、飲料水を入れたプラボトルなどなどが時間をかけて細かい破片となったもののことです。
 
それだけではなく、農地で使うビニールシートや車のタイヤのカスも結局のところ海に垂れ流されてマイクロプラスチックになるんです。
 

マイクロプラスチックが人体に及ぼす影響

 
マイクロプラスチックは、海を漂いながらいろいろな汚染物質や化学物質を吸着させるのです。
 
細かいものですとプランクトンに食べられて、それを食べる魚貝類の体内に汚染物質や化学物質が蓄積されているわけです。
 
しかも、恐ろしいことにマイクロプラスチックは外洋ほど多いとされているのです。
 
きれいに見える海も実はマイクロプラスチックだらけなのです。

 
食物連鎖で、海にすむ魚貝類を日常的に食べている私たちは、間接的にマイクロプラスチックに吸着した汚染物質などを体内に取り入れているのです。
 
誰がどう考えても、人体にとってはかなりのダメージを与えるはずです。
 
今現在の研究では、どのような病気がマイクロプラスチックと因果関係があるのかまでは明確に分かってはいません。
 
魚を食べると、カルシュウム不足を補えるから健康に良い!と思っている方も多いはずですが、どうなんだろう??と思えるのです。
 
 
まとめ
 
日々の生活必需品から大量に産出されるマイクロビーズをなくすことは、個人的な努力ではもはや無理です。
「歯を磨くな!」「化粧をするな!」「髪の毛を洗うな!」と言っているようなものですから、だれも言うことをききませんよね?
 
海にレジ袋を捨てたり、プラボトルを捨てないようにすることは一人一人の心がけでできますが、タイヤのカスなどから産出されるマイクロプラスチックを防ぐことは個人ではどうにもなりません。
 
また、日本人がマイクロプラスチックが出ないような歯磨き粉や化粧品やタイヤなどを作り出しても、海は繋がっていますから、韓国や中国から大量に海に流されれば、それらは潮に乗って日本近海を漂うことになります。
 
この病気がマクロプラスチックのせいでなる!という因果関係で発症する病気は今のところ解明されていませんが、だれがどう考えても人体に及ぼす影響は甚大であると思われます。
 
個々人でマイクロプラスチックを海に流さないように心がけることは大切ですが、それ以上に無意識に使っている車のタイヤだとか、農業用のビニールシートなどが海に流れ込むマクロプラスチックの発生源となっていることはとても恐ろしいお話です。
 
 
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