ルアーフィッシングで、テクトロと呼ばれる釣り方があります。
主に埠頭などの港湾部の壁際で、レンジ(タナ)を決めて、プラグやジグヘッド+ワームなどを歩きながら引っ張って廻る釣り方です。
主なターゲットは、シーバスです。
私自身は、今はほとんどしなくなりましたが、30代の頃は須崎の東側でよくやりました。^^;
そのせいもあるのか、私は落とし込み釣りを含めたヘチ釣りでも、このテクトロに似た釣り方を結構します。^^;
ケミホタルでタナを決めて、ガン玉を小さくしたりして海中を浮かせ気味に引っ張ったり、ガン玉を大きくして一定レンジをトレースしたり、竿先を上げ下げして海中を「W」の字みたいに探ることもあります。
案外本気モードの時は、そばにいる方が驚くほどのスピードで歩いているようです。
このテクトロまがいのヘチ釣りは、メバルとセイゴにはかなり効果があるだけでなく、メイタ~チヌやタケノコメバル、アラカブなども、いればエサに飛びかかってきます。
この時の合わせ方をこれまであまり意識したことはなく、それでもかなり釣ってきましたので、自分の合わせ方が特別悪いとは思ってもいなかったのです。
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チビメバルのアタリに合わないヘタクソな私
今日は6時前ぐらいからアイランドシティのメバルポイントで竿を出しました。
しかし、ちょうど1ヒロぐらいの深さのところに海藻が生えてきていて、途中で仕掛けが落ちなくなります。
先端に向かうほど、海藻の生育が良いのか引っ掛かってばっかり。^^;
時折チビメバルらしきアタリがあるのですが、まるで合わないのです。
エサを咥えて潜って逃げようとするアタリに対して、竿先を送り込んで合わせても、いつものようにハリに掛からないのです。
なんで~??????
エサを取られてばかりですし、たかがチビメバルに、やられっぱなし…なのです。
自分が立ち止まり、仕掛けをまっすぐ入れて合わせると、掛かる確率は五分五分ぐらいなのですが、テクトロまがいのヘチ釣りをすると、いつもの合わせ方では全くハリに掛かりません。
確かに、10センチ程度のチビメバルに対してピチピチメバル9号のハリは大きすぎるような気もしますが、それにしてもハリに掛かりません。
アタリは頻繁にあるのですが、ハリに乗らない!
単なる思い付きでアワセ方を変えてみました!
埠頭の壁際を左から右に進んでいく際に、竿は時計で言えば2時ぐらいの位置でかなり下げ気味に持っていて、アタリがあると、一呼吸送り込んでから、やはり2時位置方向へ腕を跳ね上げて合わせるのですが、ちっともハリに掛かりません。(涙)
おかしいな~!とブツブツ言いながら、ふと閃いたのが逆方向にアワセを入れること。
チビメバルのアタリがあり、竿先を持って行くので、送り込込んで、2時方向に腕を跳ね上げるのではなく、時計で言えば10時方向へ腕を跳ね上げてみました。
すると、このチビメバルが釣れました。
たまたまかな~??と思って、更に左から右へと進みながら、アタリがあると送り込んでから、10時方向に竿を跳ね上げることに徹しました。
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23回のアタリで23匹のチビメバルを仕留める合わせ方を会得!
アワセの方向を変えるだけでチビメバルが釣れたことで、今日はこのアワセ方を徹底的にマスターするべく、ドンドン…と右にテクトロまがいに際を歩きました。
その結果の一部は、ご覧の通りです。
いや~、チビメバルと云えども、100発100中でハリに掛かるんです。
まだまだ続きます。
全くハリに掛からずにアワセ方を変えてから23回のアタリがあり、釣れたチビメバルが23匹。
ついに私は、100発100中の博多湾のチビメバルハンターになってしまいました、(苦笑)
それはともかく、このアワセ方は今年テクトロまがいのヘチ釣りで色々な魚に使ってみたいと思いました。
まとめ
今日は、私にとっては大物のチヌやスズキを釣る以上に、釣り方において価値があるひと時でした。
エサを追って飛びつくチビメバルを最初はハリに掛けられませんでしたが、合わせる位置を大きく修正するだけで、100%のハリ掛かり率となりました。
今日は左から右に潮が流れていましたので、右へ右へと移動しました。
竿は右手で持ち、2時位置で構えて、10時位置に跳ね上げることで捕獲率が100%になりました。
勝手な類推解釈をしますと、
と云うことです。
あくまで、テクトロまがいのヘチ釣りでのお話ですが、今日はチビメバル君たちに感謝です。
釣り歴ばかりが長くてヘタクソな私に、アワセのタイミングとやり方を教えてくれました。
サクラの花が咲く頃以降に、その真価が分かると思います。
それもまた楽しみの一つになりました。
PS
今回の記事を読んで下さった方は、糸島や志賀島、奈多漁港、新宮漁港などでヘチ釣りをする機会があれば、是非とも私が会得したアワセ方を試してみて下さい。
チビメバルだけではなく、いろいろな魚が高確率でハリに掛かるはずです。
釣れる・釣れないは、本当に紙一重だということを、この歳になって改めて思い知らされました。
いつまで経っても、未熟…そのものの私です!!
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