小郡から毎週末来られるKさんは私と同じ年で、私のブログを読んでヘチ釣り(落とし込み釣り)をスタートした釣り人で、釣りの腕は既に私よりも上手いのでは?と思えるほど上達が早い釣り人です。
そんなKさんが、最近ウキフカセでメイタ~チヌをコンスタントに釣っている西戸崎在住のK君からウキフカセ釣りのいろはを教えてもらうため、前日K君がメイタ~チヌを7枚釣った場所でK君にレクチャーしてもらうこととなりました。
視力が抜群に良く、目の中に偏光レンズがついているのではないか?と思えるほど魚が良く見えるK君は、ヘチ釣りもフカセ釣りも実に上手な青年です。
他の同行者が釣れないときも、なぜかK君だけはコンスタントにメイタ~チヌを釣ります。
K君がレクチャーすれば、的外れなことにはならないはずなので、私もKさんのウキフカセデビュー戦を見物するためだけに志賀島まで行くこととしました。
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他人が釣っているのじっと眺めるのが最もバカだとされた古き中国
何の本だったか忘れましたが、随分昔の中国で時の権力者がある画人に「バカの絵を描いてみろ!」と、言ったところ釣りをしている人の絵を描いて権力者に見せたところ、権力者は「もっとバカの絵を描け!」との指示を出したそうです。
すると画人は、他人が釣りをしているのをじっと眺めている人の姿を描いたのだそうです。
今も昔も日本ではそんなに珍しくはない光景だと思えるのですが、中国は釣りそのものに対する感覚が日本とは違うようです。
釣りが好きな太公望は中国の政治家だったとのことですが、本来中国では魚を1匹1匹釣るなどと云う面倒なことをするヤツはバカだと思われていたようです。
魚は網で大量に捕獲し、売るためには養殖するというのが中国人的な発想で、1匹1匹ウキなど付けたり、マキエを撒いてまで釣るような人はバカと思われていたフシがあるのです。
日本では、庄内藩の殿様が藩士に釣りを奨励し、中でもクロダイ釣りは武士の嗜みとして、藩士のマストアイテムとなっていたようなんですが、中国とはかなり釣りに対する感覚が誓います。
それを分かっていながら、ウキフカセを初めてするKさんを見るためだけに志賀島に行く私は、古来中国ではバカの中のバカということになるようです。
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たった1日違いでも随分違う海は生き物!
私が志賀島の旧国民宿舎の駐車場に付いたのは10時過ぎでした。
11時過ぎが満潮なので、ファミリー層を含め釣り人がかなりいました。
Kさんたちを探しますと、既に満潮近辺で足元に波がかぶりそうな釣り場で竿を出していました。
私と同じ時間に久留米から来たH君も竿を出す支度をしています。
このポイントは下げ潮から良くなるとのことで、K君がいろいろと解説してくれました。
私は丁度12時ぐらいまでいましたが、Kさんの竿が曲がることはありませんでいた。
これからなのかもしれませんが、さすがに釣れずに退屈なので、その場を去ることにしました。
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マキエを撒く釣りは私にはやはり向いていないことをつくづく感じました!
私はマキエを撒く釣りをしなくなって15年以上経ちます。
理由は割愛させていただきますが、今回もつくづく私には向いていないことを悟りました。
それよりも、気になっていた海の中道名物のチャンポンを帰り道で食べてみることにしました。
久し振りにチャンポンを食べたこともあり、美味しく頂きました。
雁ノ巣からアイランドシティを抜けて箱崎埠頭の釣り場を見ながら帰りますと、今日もたくさんの釣り人がいました。
帰宅するとなぜかした釣りに行ったような気分になり、夕方から竿を出す気にはなれませんでした。
暫くするとKさんからLINEに画像が送られてきました。
メイタの画像ですが、どうやら釣ったのはKさんではないみたいでした。
夕方から夜にかけてY君が長浜でキビレを釣った画像が送られてきました。
カニ餌にこだわるY君らしい釣果です。
そうかと思うと、アイランドシティの防波堤が完全にシャットアウト状態になっていると、以前の職場の後輩からボヤキのメールがLINEに送られていました。
中央埠頭の東側も入れなくなり、ここまで入れなくなると、竿を出せる釣り場が本当に少なくなりつつあります。
安近短の釣りができる場所が少なくなるというのは、人口が増えて税収が増えても、そこに住む市民の暮らしが豊かになるかどうかは疑わしい一面もあると思うのですが、あなたはどう思われますか?
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