私の勤務先の本社は北九州市にあります。
釣りが好きな連中は結構いまして、それなりに交流はあるものの、狙う魚や釣り方が全く異なるために一緒に竿を出す機会はほとんどありません。
残念なことに、北九州在住の釣りが好きな後輩連中で、チヌをメインとした落とし込み釣りをする釣り人は誰もいません。(涙)
直方在住の後輩には以前博多沖防に一緒に渡り、チヌの釣り方を教えたのですが、マキエを使うウキフカセ釣りで若松の運河や一文字にかなりの頻度で出掛けては、ポイント若松店にチヌを持ち込んでドヤ顔の写真で写っています。(笑)
北九州市でもチヌをメインとした落とし込み釣りをする方は少なくないのでしょうが、福岡市に比べますと断然少ないような気が致します。
「チヌの落とし込み釣り」というキーワードの前に北九州市を付けて検索しますと19100件に対し、福岡市を付けて検索しますと61000件。実に3倍近い差があるのです。
この検索数字からも北九州市では「チヌの落とし込み釣り」は、それほど流行っていないことがうかがい知れます。
その理由について私なりに考えてみました。
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北九州市で「チヌの落とし込み釣り」がメジャーにならない理由の一つ
北九州市で「チヌの落とし込み釣り」がメジャーにならない理由の一つは、博多沖防のような誰もが知るところのチヌ釣り道場みたいな釣り場がないこととが挙げられます。
30年以上も前の話で恐縮ですが、東京で勤務していたときでも、釣り雑誌では博多沖防の記事が良く書かれており、バブリーだったこともあり、東京や大阪から博多沖防にチヌを狙いに行くような釣り人もいたんだとか。
福岡市内の今は少なくった個人釣具店などでも、チヌを釣るのは落とし込み釣りが当たり前みたいなところがあって、落とし込み釣りの竿やリール、仕掛け、ハリ、目印イトなどが釣具店の一番目に付くところに置かれていたものです。
博多湾ではチヌと言えば、落とし込み釣りが当たり前で、沖防に釣りに行くのもある意味当たり前みたいなところがあったのです。
博多沖防に渡す渡船も、今では「はやと丸」しかありませんが、昔はもう一隻「あさひ丸」という渡船があり、それぞれの渡船に今とは比べものにならないほどの釣り人が乗り込んで博多沖防に渡っていたんです。
いつしか「あさひ丸」の伊藤船長は廃業し、随分経って須崎埠頭などから赤灯台に渡す「りょうよし丸」という渡船があったのですが、久芳船長も数年でやめてしまいました。^^;
バブルがはじけてリーマンショックによる長引く不況は釣り人の財布も直撃し、博多沖防に渡ってまでチヌを狙う方は徐々に少なくなっていきました。
しかし、博多沖防に渡らずとも、博多湾の湾奥の須崎埠頭や箱崎埠頭などでは落とし込み釣りが出来るポイントが点在しており、昨今でも博多湾でチヌを狙う方は、ウキ釣りよりも落とし込み釣りの方のほうが断然多いような気が致します。
そんな福岡市と比べますと、北九州市では以前よりチヌはマキエを撒いてのウキフカセ釣りが主流で、今なおそれが続いています。
周囲にチヌを落とし込み釣りで狙う方も少なかったはずですし、情報がなかなか入手できないために、やれる場所はたくさんあるにも拘わらず、実際に落とし込み釣りをする方はそれほど多くはなかったというのが本当のところではないでしょうか?
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チヌの落とし込み釣りのエキスパートによる情報が少ないのも北九州市で流行らなかった理由の一つ
北九州市では福岡市ほどチヌの落とし込み釣りが流行らなかったもう一つの理由に、チヌの落とし込み釣りのエキスパートが少なく、彼らによる釣果情報などが稀薄であったことも挙げられると思います。
昨今のようにインターネットが普及しておらず、釣り情報は週刊釣りニュースやスポーツ新聞の釣り欄、釣り雑誌などの紙媒体によるものと、個人釣具店の店主などによる口コミ、釣具の量販店の店長などの口コミがメインでした。
釣果報告のほとんどが、マキエを撒いてのウキフカセ釣りやウキダゴによるもので、落とし込み釣りによる釣果報告がなければ、そもそも真似をして釣ってみようと思う人も多くはないはずです。
福岡市内では当たり前の落とし込み釣りは、北九州市では当たり前ではなかったのです。
私もチヌ釣りはウキフカセ釣りから入りました!
今では落とし込み釣りしかしなくなりつつある私自身も、かってはマキエを撒いてのウキフカセ釣りを良くしていましたし、チヌを釣るのはマキエを撒いてのウキフカセ釣りが当たり前だというような時期もあったのです。
ところが、東京に転勤して横浜の沖の防波堤で短竿でチヌを釣っている釣り人を見て、そのワザと釣果に見惚れてしまいました。
簡単な道具で次々にチヌを釣る釣り人を見て唖然としてしまいました。^^;
東京から福岡に転勤となり、博多湾には博多沖防があることを知っていた私が、そこに通い詰めたのは言うまでもありませんでした。
ですが、乗っ込み時期のチヌに関しましては、マキエを撒いてのウキフカセ釣りがメインであることは言うまでもありません。
糸島方面や鐘崎、神湊などの乗っ込みチヌは落とし込み釣りでは狙えません。
要は狙う時期や釣り場によって、どちらの釣り方もマスターしておいたほうが良いということなのです。
北九州市での落とし込み釣りの展望
北九州市内もいろいろな釣り場があり、落とし込み釣りが出来る場所は少なくないと思います。
昨日も私の弟が釣り仲間と枝光や日明方面に出掛けてアジやメバルを博多湾とは比較にならないほど釣っています。
このサイズのメバルを23匹!!
このサイズのアジを7匹!!
落とし込み釣りをする方が少ないというのは、ある意味良いポイントを見つければ青空天井で数も型も期待できると思います。
落とし込み釣りで狙えるのは、チヌばかりではありません。
ハリやエサを替えれば、落とし込み釣りで釣れない魚を探すほうが難しいぐらいです。
何から始めていいのかよく分からないという方は、自分のサイトを宣伝するわけではありませんが、こちらをご覧くだされば、大体お分かりいただけると思います。
⇒博多湾の落とし込み釣り春夏秋冬
ライバルが少なくて、開拓されていない釣り場では、博多湾とは違った魚種の大物が釣れることも考えられます。
北九州市に住んでいる釣り人が、落とし込み釣りをしないのはもったいないです。
特に、洞海湾や関門の近くにお住まいがある方は、散歩がてら釣り糸を垂れてみてはいかがでしょうか?
チヌがこんなに簡単に釣れるんやね~!と驚かれると思いますし、いろいろな魚釣れることにも驚かれると思います。
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