仕事で博多区のレオパレスに2か月近く住んでいた弟も、仕事が無事に終わり6月いっぱいで自宅の北九州市八幡西区に戻ることとなりました。
最期に一緒に竿出しをする場所は、二人とも得体の知れぬ魚にミチイトやハリスをブチ切られた長浜界隈。
弟は野暮用があり、夜の10時ぐらいにしか釣り場に来れないというので、私は8時ぐらいから竿を出して本命ポイントとは違ういつもの魚市場の前のザ・パレス長浜ベイ横の釣り場で、竿を出して弟を待ちました。
ここでは単なる時間つぶしで竿を出したんですが、こんな時に限ってチヌが釣れるのです。
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1投目から釣れたチヌは47センチでした
弟との待ち合わせの夜の10時には時間がたっぷりあるので、仕掛けをゆっくりと丁寧に作り、エサのアオムシをハリに刺して海底まで沈めました。
すると、根掛かりかと思いきや竿先が曲がったまま、微かにお辞儀しているんです。
まさか?と思いきやアワセを入れますと、いきなり竿を絞り込む引き。
竿を上げて海底付近から浮き上がらせようとしてもなかなか浮いてこずに、多少時間が掛かりましたが釣れたのは47センチのチヌ。
チヌは1投目から釣れることは多々あるのですが、期待感も何もなく待ち合わせ時間までの暇つぶしみたいなものでしたので、少しだけ驚きました。
2匹目は40センチのチヌ
魚市場の前のザ・パレス長浜ベイ横の釣り場は、昨年ぐらいから根を詰めて通っている場所なので、要所・要所にエサがついたハリを落とし込んでいきますが、まるでアタリがありません。
100メートルぐらい歩いた地点でケミホタルがついた仕掛けが沈まないので、あれっ?と思って竿を上げると、釣れたのは15~16センチほどの小メバル。
残念ながらこのサイズではお持ち帰りできません。
それから50メートルぐらい歩いたところで竿先にガツガツ・・とした明確なアタリがあり、竿先を送り込んでアワセを入れますとまたしてもチヌの引き。
良く引くチヌですが、引き具合からすると、明らかに1枚目よりもパワー不足で、型が小さいことが分かりました。
目測も実測もジャスト40センチのチヌ。
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大潮なのにシーバスの気配すらない頭をかしげる夜
大潮の満ち込みだと云うのに浅いタナでも、海底付近でも、まるでシーバスらしきアタリがありませんでした。
ベイトフィッシュがいないのか、まるっきりシーバスの気配がしませんでした。
大潮の満ち込みですから、夜のウキ釣りで狙うには格好の夜なはずですが、このような状況ではウキ釣りも厳しいのではないかと思えるほどの鎮まりかえった夜なのです。
このような状況では、本命ポイントに行ってもたいした釣果は上がらないのではないかと思っていますと、弟が時間通りにやってきました。
チヌの祟りか?釣り場で持病の腰痛が勃発!!
弟が到着するまでビクに入れておいた2枚のチヌを弟に見せるためにバッカンに移しなおしている時に、腰がビクッ!!!となり、その場で座り込んで、しばらく立つことが出来ぬ情けない有様。
何とかチヌの写真を数枚撮って、バッカンやビクなどの後片付けを弟にしてもらいました。
もはや自力でチヌをリリースすることさえ出来ず、弟にリリースしてもらいました。
本命釣り場で弟と最期の釣り
腰痛のため釣りが続行できない私は、仕掛けを切りまして、弟が竿を出している様子を離れたところから眺めていました。
出来れば一緒に竿を出して、長浜に潜む怪魚をどちらかが釣り上げたかったのですが、それが叶う状況ではありませんでした。
12時ぐらいとなり、弟と一緒に釣りをする最後の時間とのお別れの時となりました。
弟が「俺にはもう必要ないけん、使って!」と、かなりたくさんある福岡市のゴミ袋とヘッドライトを差し出し、別れを告げました。
福岡での弟との最後の釣りが不様な形で終わってしまいました。
ここ数回は40年ぶりぐらいに弟と釣りをしたのですが、本当に良い思い出になりました。
父は10年前に他界し、母も3年前に他界し、父母の血を分けたたった一人の弟と次に一緒に竿を出せるのはいつのことやら。
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