カップ麺と言っても、ラーメン、ちゃんぽん、うどん、そば、焼きそば・・・等々いろいろな種類がありますが、今回は「カップラーメン」というカテゴリで、福岡県内でよく売れているカップラーメンを、誰もがご存知な大手スーパーの食品課長と加食担当主任にお話を伺い、私なりにまとめて福岡で人気のカップラーメンランキングなるものを書いてみました。
もちろんですが、福岡県と申しましても北九州、福岡、筑豊、筑後の地域によっては多少の違いはあるとのことですし、大手スーパー1社によるデーターなので、ディスカウントストアやコンビニ、ドラッグストア等々を加えますと違ったランキングとなるかもしれないことはご了承ください。
また、お馴染みのサンポー食品の焼豚ラーメンの人気の秘密についても言及していますので参考にされてください。
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福岡で人気のカップラーメンランキング
福岡で一番よく売れているカップラーメンは誰もが知るところのアレでした。
福岡で人気のカップラーメンランキング
2位 ※長崎ちゃんぽん93g(マルタイ)
3位 シーフードヌードル75g(日清食品)
4位 カレーヌードル85g(日清食品)
5位 マルちゃん麺づくり 鶏ガラ醤油97g(東洋水産)
6位 日清麺職人醤油91g(日清食品)
7位 焼豚ラーメン(サンポー食品)
8位 高菜ラーメンとんこつ味98g (マルタイ)
9位 チキンラーメンどんぶり85g (日清食品)
10位 日清麺職人味噌97g(日清食品)
私自身このデータにはかなり驚かされましたし、ご覧くださっている方の中には「俺が好きなカップラーメンが一つもないじゃ~ないか!」と言われる方がおられても不思議ではありません。
私自身はどのカップラーメンも一通り食べたものばかりですが、2度目はないカップラーメンが2つランクインしているのにも驚いています。
それにしても日清食品のカップヌードルシリーズの強さには驚かされました。
熱湯を注ぐだけのお手軽さはかなりの優位性があると思われます。
日清食品恐るべし!!ですね。
サンポー食品の焼豚ラーメンの人気の秘密
私が好きなカップラーメンのベスト3に入るのが間違いなくサンポー食品の「焼豚ラーメン」です。
1978年から販売開始されたカップラーメンで、独自の焼豚、スープ、かやく、調味油で旨味のある味を演出し、食べ飽きないとんこつ味のラーメンです。
大変失礼なのですが、サンポー食品はてっきり福岡県下の企業だと思っていましたが、佐賀県の三養基郡基山に本社があるのです。
同じ九州でも博多ラーメン、久留米ラーメン、熊本ラーメン、鹿児島ラーメンなどの分類がある中、佐賀ラーメン、大分ラーメン、長崎ラーメン、宮崎ラーメンというのは聞いたことがありません。
佐賀県の基山だからこそ「焼豚ラーメン」というどれにも属さないネーミングで、どの地域からも親しまれるとんこつ味が生まれたような気がいたします。
商品開発と企画力が面白いサンポー食品
レギュラーの「焼豚ラーメン」をベースにいろいろなバリエーションを加えて商品開発を行っているのもサンポー食品です。
焼豚ラーメンシリーズにはこのようなものがあります。
(こちらのカレー味と和風醤油味はかなり美味しかったですよ~!)
これらはすべて似てて非なるものですが、ベースがレギュラーの「焼豚ラーメン」であることには変わりはありません。
僅かな違いなのですが、食べ比べてみたくなります。
また名店とのコラボ企画の焼豚ラーメンも販売しています。
魁龍は、本店が北九州市にある久留米ラーメンの流れをくむ人気店です。
丸幸ラーメンセンターは、国道系ラーメンと呼ばれ、基山に本店がある人気店です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
福岡でよく売れているカップラーメンは、案外意外ではなかったでしょうか?
日清食品のカップヌードルシリーズは日本全国でもおそらく同様に上位を占めますし、世界各国にも輸出されるメガヒット商品です。
飲料水や缶コーヒーと同じように百花繚乱、雨後の竹の子のようにいろいろなカップラーメンがある中、40年も売れ続ける「焼豚ラーメン」をフォーカスしましたが、この業界で売れ続けるのは本当に難しいことだと思います。
福岡では特に価格面の安さが求められ、「旨さと安さ」が両立していないとヒット商品にはなれません。
残念なことに「焼豚ラーメン」は、まだまだ全国区ではないようです。
30年ほど前に東京で4年間転勤していた折に「うまかっちゃん」がなくて、義母に定期的に送ってもらっていた思い出があります。
福岡と言えばとんこつラーメンが主流ですし、ある意味当たり前です。
福岡の当たり前が、関東や関西ではそうではないことが転勤するとしみじみと感じられるのです。
ラーメンそのものがその土地土地に根付いたソウルフードですから、それを根本的に変えることは難しいのですが、一風堂や一蘭のように世界に羽ばたき受け入れられているとんこつラーメンもあることを勘案しますと、とんこつ味のカップラーメンの販路拡大の余地はまだまだあるような気がするのは私だけではないと思います。
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