釣り場に行くと、何が何でもたくさん釣りたいだとか、大きな魚を釣りたいというエゴがむき出しになってか、眉を顰めるようなマナーの悪い釣り人がたまにおられます。
それだけではなく、挨拶もなく、ことわりもなく、人のクーラーの蓋を開けて中身をじっと覗き込むような無礼千万・失礼の塊のような腹立たしいヤツもいます。
マナーを知らないと、周囲を不愉快にさせるだけではなく、最悪喧嘩沙汰になりかねないことも多々あるのです。
どんなに釣りの腕前が良くても、マナーの悪い釣り人は白眼視されるか嫌われます。
私がもっぱら誰もいない場所でヘチ釣りを専門とするようになったのも、実はマナーの悪い釣り人にかかわりあいたくないということもその理由のひとつに挙げられるのです。
釣り場にマナーの悪い方がいると、せっかくの休日の釣りが台無しになるばかりではなく、ストレス解消どころか、逆にストレスが溜まってしまうこともあるのです。^^;
他人に迷惑をかけず不愉快な思いをさせないための「知らないとトラブルになりかねない釣り人としての基本的なマナー」について是非とも知っておくことをおすすめします。
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「知らないとトラブルになりかねない釣り人としての基本的なマナー」
釣り場でのあいさつ
魚が良く釣れるポイントは、多くの釣り人が良く知っているので、必ず他の釣り人がいると言っても過言ではありません。
もしも先に釣り人がいたら、「こんにちは!」だとか「釣れますか?」などとあいさつして釣りを始めるのが暗黙のマナーです。
邪魔にならない程度で、先客にいろいろなことを聞き出すことで釣果もアップしますし、仕掛けの参考にもなります。
黙って隣で竿を出されたら、誰しもがいい気は致しません。
釣り場では大声を出さない!
小さなお子さんを連れてきて、終始怒鳴りつけている釣り人もいますが、これほど迷惑なこともありません。
怒鳴りつけるぐらいだったら、最初から連れてくるな!というお話ですよ。
周囲に他人がいれば、「こんなことしたらいけないぞ~!」と小声で言っても子供は理解できるのです。
教育の一環としてやるんだったら釣り場以外でしてくれない?というのが近隣にいる釣り人の心境です。
釣り場ではラジオで大音量で野球中継を流すな!
たまにいるのが、釣り場でラジオでプロ野球だとか甲子園の実況中継を大音量で流す方。
迷惑以外の何物でもありません。
全ての人がプロ野球や甲子園に感心があると思ったら大間違いです。
そんなに気になるんだったら、イヤホンでもして釣れ!というお話です。
夜釣りでライトで海中を照らして回るな!
メイタ~チヌを夜のヘチ釣りで狙っている時にいきなりライトで海中を照らすようなおバカさんがいます。^^;
クロダイ釣りのベテランの方は、ハリに餌を付けるときでも、ヘチから離れたところで光が海に届かぬところで注意しながら釣っていることも多いのです。
そんなところにノコノコとやってきて、海を照らすなど言語道断です。
夜釣りでライトを人の顔を照らすな!
夜釣りをしている時に後から来た釣り人が、「釣れますか?」などと言いつつヘッドライトで人の顔を照らして挨拶するようなことがあります。
ライトを当てられた方は良い気が致しません。
仮にその方からライトを当て返されたらどんな気持ちになるでしょうか?
時に最近のヘッドライトなどは眩しいぐらい光度が高く作られています。
挨拶しているのを嫌がらせをしていると勘違いされることもありますから要注意です。
他人のクーラーを勝手に開けたり、スカリやストリンガーを勝手に引き上げるな!
「ちょっと見せてもらってもいいですか?」だとか、「クーラー開けてもいいですか?」とのことわりもなく、勝手に他人のクーラーを開けたり、スカリやストリンガーの紐を引き上げて釣果を見た挙句、何も言わないで立ち去る釣り人がいます。
無礼千万というか、無神経というか、とても腹立たしい許しがたい行為です。
釣り人同士の適当な間隔を考えろ!
釣り場に人が多いときでも、隣の人との間隔をある程度開けておかないと、仕掛けが絡まったり思うように仕掛けを海に落とすことさえままならないことがあります。
お互いがストレスを感じるような狭い間隔ですと、せっかくの釣りが台無しになります。
キャスティングに自信のない方は周囲に人がいるところで投げ釣りをするべからず!
ビギナーはもちろん、キャスティングに自信のない方は釣り人と離れて釣りをするべきではないでしょうか?
周囲に人がいるところで、オモリを人や車にぶつけたら、「すみません!」ではすみません。
最悪、傷害事件や器物損壊罪などの刑法犯罪に発展することもありうるのです。
オモリを投げるときは、周囲を見渡して人がいないことを確認して投げるなどは常識中の常識です。
こんなことすらできないような釣り人は、周囲に他の釣り人がいるところで、投げ釣りをするべきではありません。
人の目の前までウキを流すな!
ウキ釣りの魅力は、タナを変えたり広範囲を狙うことができるところなのですが、釣り人が多いときに他の釣り人の目の前どころかそれを通り過ぎても知らん顔をしている釣り人もいます。
他人の仕掛けが目の前を漂っていて、自分の仕掛けを思うようにコントロールできないのは凄くストレスもたまりますし、大迷惑です。
自分がされて嫌なことを人にするな!というお話ですよ。
マキエを使ったら釣り場をキレイに流して帰ろう!
防波堤や埠頭の端でマキエを使うサビキ釣りやウキフカセをやるのは釣り人の自由ですが、周囲にマキエを撒き散らしたまま納竿して帰る釣り人がいます。
異臭が漂う汚い釣り場に、後から来た釣り人はたまったものではありませんし、近隣住民や漁師さんから嫌われても仕方ありません。
マキエを使ったら、ビニールバケツで海水を汲んでマキエを海に洗い流すことは最低限のマナーです。
それが嫌なら、マキエを使う釣りはしなさんな!ということです。
ちなみに私がクロダイのマキエを使ったウキフカセを一切やらなくなったのは、バッカンを洗うのも、釣り場の後片づけをするのも面倒だからなんです。
他の釣り人の竿をまたがないこと!
若かりし頃、私自身が防波堤の端に置いてある他の釣り人の竿をまたいで、恐ろしいほど叱られたことがあります。
踏み折ったのなら叱られても仕方ありませんが、またごしただけでここまで怒るか?というほど叱られたことがあり、トラウマになりました。(マジで!)
人によっては、竿は命と金の次に大切なものみたいな釣り人もいるようで、そのような方の竿を踏んで破損させたりしたら、恐ろしい結末となること請け合いです。^^;
なので、絶対に他人の竿をまたいだりしないことを肝に銘じておくほうが身のためです。
ゴミは必ず持って帰るようにしましょう!
漁師さんや漁業関係者や近隣住民の型の一番の悩みと言っても過言ではないのが、ゴミを放置して帰ったり、海に投げ込んだりすることではないでしょうか?
他人の生活の場にゴミを散らかして帰ることを自分がされたら腹かくのは当然ではないでしょうか?
あなたの自宅の玄関先とまでは言わないまでも、駐車場や庭の周りにマキエの臭いにおいがする袋を捨てられたり、弁当や食べ物の残飯などを放置されたら、怒り狂うはずです。
それと同じことをあなたは釣り場でしていることに気付いてください。
釣り上げた魚を釣り場にほったらかしにして日干しにするな!
投げ釣りの外道のメゴチやチイチイフグ(クサフグ)や、サビキ釣りでのサッパやイナ(ボラの幼魚)を防波堤の地面の上にワザと放置したまま帰る釣り人がいます。
どうして、海に戻さないのでしょうか?
鳥や猫がすべてを食べるわけではありませんし、釣り場が臭くなるだけですし、第一魚が可愛そうです。
釣った魚を日干しにする意味がどこにあるのか理解できません。
隣の釣り人に大物が掛かったら仕掛けを回収しよう!
隣近所に大物が掛かった釣り人がいたら、自分の仕掛けを回収してタモをもって掬ってあげることが大切です。
全く無関心な顔をして知らんふりするのは構いませんが、大物が走って仕掛けに絡んだりしたら憎まれることとなります。
大物を釣り上げた方を見たら、仕掛けを回収してタモで掬ってあげるぐらいの配慮がないようでは、釣り歴にかかわらず見習うべき釣り人でも何でもありません。
たくさんの竿を出して釣り場を占拠するべからず!
投げ釣りなどの良く釣れるポイントに一人で10本も20本も竿を出している釣り人がたまにいます。
良く釣れる釣り場を独占するために朝早くから来て完全独占状態。
釣り場に独占禁止法はありませんが、こんなことまでして人よりも魚を釣りたいの?と蔑まれたり、呆れられるのがオチです。
人の迷惑を顧みずに、「俺さえ釣れればよい!」みたいな横柄な態度の釣り人は、何か事故が起きても誰も助けてくれませんよ~!!
釣り人として恥ずべき行為ですし、こんな狭量な釣り人は誰からも相手にしてもらえません。
まとめ
長々と釣り人の基本的なマナーを書き綴りましたが、釣りをする以上「みんなで仲良く楽しく!!」が基本中の基本ではないでしょうか?
せっかくの休日を楽しく釣りをして過ごしたい!!と思うのは当然の気持ちなはずです。
だからこそ、楽しい釣りをみんなでするためにはマナーを知っておくべきなんではないでしょうか?
マナーの悪い釣り人がどんなに数多くの魚を釣ったり、大物を釣ろうとも、誰も称賛してはくれないとも思うのです。
「アイツが来た!!」と常連の釣り人に舌打ちされるような釣り人になりたいのであれば、話は別ですが、そんな釣り人には誰しもがなりたくないでしょう??
他人に迷惑をかけてまで、人に嫌われてまでする釣りをしたいですか?
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