多くのカニの旬と云えば夏なんです。
冬に鍋物として食べられる毛ガニだとかタラバガニだとかも、実は旬は夏であることを知らない方も多いと思います。
博多湾では毛ガニやタラバガニは無縁の生き物ですから、知る由もありませんけど。
博多湾や福岡市周辺の防波堤やサーフから釣れる・獲れるカニの代表格と云えばワタリガニ。
学名はガザミ。
かの有名な竹崎ガニもガザミのことを指します。
他にも博多湾内でよく知られるのがこちらのタイワンガザミ。
博多ではタイワンガザミのことをコウヤガニと呼びます。
更に最もよく見かけるカニの代表格がこちらのイシガニ。
落とし込み釣りでは稀に釣れることもありますし、投げ釣りなどではイシガニやコウヤガニも釣れるには釣れるんですが、1匹だけ!というケースがほとんどだと思います。^^;
大きなワタリガニやコウヤガニだと、たとえ1匹でも釣りのお土産としては喜ばれますが、中サイズ以下のイシガニなどはリリースする方が多いはずです。
そんなカニたちの釣り方、獲り方を解説いたします。
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ワタリガニ・コウヤガニ・イシガニの釣り方
ワタリガニ・コウヤガニ・イシガニを釣るには専用のカニ網を使います。
このようなモノです。
⇒プロマリン(PRO MARINE) 投カニアミ L AFP106-L
⇒お買得品 カニ網 (投げ用カニアミ)
これらの中に付属している小さなネットの中に、スーパーで売られている塩さんまだとか、アジゴ、サバなどを詰めて、投げ竿でエイヤ!!とばかり海に投げ込むのです。
オモリも20~30号を付けて投げ込みますから、ごっついタックルが必要になります。
竿は何でも構いませんが、とにかく太めの投げ竿や100号ぐらいの船竿などで、リールは最低ミチイト5号以上、PEラインの3号以上を巻いたリールを使います。
タックルは複数本あったほうが確率が高まりますから、3セットぐらいは用意したいところです。
塩さんまやアジゴなどと詰めたカニ釣り用の網を投げ込んで、10分おきぐらいにリールを巻いて回収するだけで、アタリや引きがあるわけではありません。
そんな釣りをしている釣り人なんか見たことないよ~!!という方が多いと思いますが、だからこそチャンス大だともいえるんです。
大きめのワタリガニやコウヤガニが10杯ぐらい釣れれば、今の時期どんな釣りよりも旨い海の幸を手に入れることができるのです。
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ワタリガニ・コウヤガニ・イシガニの獲り方
ワタリガニ・コウヤガニ・イシガニを獲る一番簡単でお金がかからない方法はタモと大型の懐中電灯で、防波堤の壁に張り付いているカニをタモで掬うことです。
穏やかな夜に海中を大型の懐中電灯で照らしますと、2つの目が光りますからすぐに分かりますが、牡蠣殻やカラス貝などが邪魔して、案外難しく、それゆえにテンションが上がります!(笑)
大型のワタリガニ・コウヤガニを見つけたときは、心臓がバクバク・・ドキドキ・・します!
一番簡単なのは、泳ぎ回っているカニをタモで掬うことです。
大型の懐中電灯とタモで掬う方法は、前日に雨が降って潮が濁っているようなときは海の中が見えませんので、潮が澄んでいることが条件になります。
更にカニを捕獲する道具にはこのようなモノもあります。
⇒プロマリン(PRO MARINE) 黒カニ網DX AFA100
こちらの網籠の中に魚を切ったものや内臓などを入れておくと、カニが自然に入るという寸法です。
釣りをする前にこの籠を仕掛けてから納竿し終わって回収するという方法もあります。
まとめ
カニ釣り用の網を使った釣り方は、ファミリーフィッシングでサビキ釣りをしている傍らで、釣れたアジゴやサッパ、ボラなどを切って投げ込んでおけば良いので、おすすめです。
どちらかと云いますと、昼間よりも夜のほうがよく釣れますし、よく獲れるのがカニたちです。
それと昔からよく言われる「月夜のカニは身が詰まっていない」というのは本当のことです。
できれば新月の闇夜に出掛けたほうがバッチリ美味しいカニを食べることができます。
夏が旬のカニですが、晩秋まで楽しむことができますので、今年はチャレンジしてみてはどうでしょうか?
茹でただけでメチャ美味しいカニが食べれるのも釣り人の特権のひとつですし、釣りをしない方もカニを掬うのは楽しいものですよ~!
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