博多埠頭のシンボルマークと言えば博多ポートタワーです。
1964年に作られ、覚えやすい地上からジャスト100メートルのタワーは隣接する中央埠頭や須崎埠頭などからも見えるランドマークの役目も果たしています。
博多ポートタワーを訪れる方の多くは、デートコース、あるいは飲食目的などでベイサイドプレイスに遊びに来たついでに立ち寄るぐらいで、博多ポートタワーの展望台を目指して来る方は非常に少ないと思われます。
古びたタワーだけど、私は10年に一度ぐらいの割合ですが、この博多ポートタワーの展望台から博多湾や市街地をじげしげと眺めます。
案外、地元の福岡市にずっと暮らしてきた方ほど幼い頃にご両親と一緒に行った記憶があるだけで、それ以降一度も行っていないという方が多いのも博多ポートタワーです。
近年はインバウンドが訪れる機会も多く、私が久しぶりに展望台に行くと中国人観光客がたくさんおられました。
幼い頃から博多湾で釣り糸を垂れてきた私のような釣りバカが、博多ポートタワーから博多湾を眺めることは、多くの方との見方が随分と違うと思いますし、個人的に感慨深いものがあります。
スポンサードリンク
博多ポートタワーの見学料と展望台に上がれる時間
今どき珍しく博多ポートタワーの見学料は無料です。
百道にある福岡タワーは800円もしますが、嬉しいことにタダで展望台に上れます。
展望台に行ける時間は10時から21時40分(閉館が22時)までです。
1階のフロアーには博多湾に関する資料や海に関する資料や船に関する模型等々が展示されています。
古代から現代に至るまでの船の模型が展示されています。
家族で行ったり、妻と行ったりすると案外スルーしたり、眺める程度で終わってしまいがちですが、よくよく見ると興味深いものばかりなので、椅子に座って置かれている本などにも目を通すことをお勧めいたします。
釣りバカ必見!展望台から見る博多湾
地上70メートルの展望台へはエレベーターに乗って1分かかります。
展望台からは360度福岡の市街地や博多湾や玄界灘方面を眺めることができます。
隣接する須崎埠頭の釣りのポイントなどを見てみました。
ソーラス条約で立ち入り禁止になって久しい須崎埠頭の東側などがすぐそばに見えます。
思えば、須崎埠頭の立ち入り禁止が出来た頃より地元の釣り人が激減し、博多区にあった個人釣具店が次々に廃業して、今では博多区内に個人釣具店は1軒もないという事態にもなりました。
インターネットの普及により、リールや釣り竿をはじめとする釣り具はネットで安く買える時代にもなり、エサや小物しか売れない個人釣り具は廃業を余儀なくされました。
釣り人の社交場としての意味合いもあった個人釣具店が姿を消したことが残念でなりません。
こちらは同じく隣接する中央埠頭なのですが、インバウンド受け入れのために埠頭からすでに伸びている部分がお分かりいただけるでしょうか?
新聞等々で中央埠頭を今後200メートル伸ばし、大型外国船舶の停泊場所とし、ホテルやコンベンションセンターを作り、高島市長は「天神・博多駅に次ぐ第3の商業地域」を考えている内容の記事を読まれた方もおられると思います。
博多駅からロープウェイを通して、渋滞する大博通りの上をスイスイで行き来できる案も出ているようです。(福岡スカイウェイ構想)
確かに、福岡市は今現在も人口が増加し続けていますが、それも2030年までのお話だという予想。
国際都市福岡の発展も大いに結構なんですが、釣り場がどんどんなくなるのは寂しいばかりです。
将来的にこれからすることが「負の遺産」にならないように願うばかりです。
まとめ
博多ポートタワーは、案外福岡市や博多区に住んでいる方が行く機会は少ないのではないかと思います。
博多湾で釣り糸を垂れることはあっても、博多ポートタワーから博多湾を眺める機会も少ないと思います。
福岡市民として福岡市が今後どうあるべきなのかを考えるためにも展望台から福岡市街地や海岸線を眺めることは決してムダにはなりません。
天神からですと、散歩がてらに歩いていくこともできる距離ですし、隣接するベイサイドプレイスで食事をしたりショッピングをすると、1時間200円の駐車代金が1000円以上で1時間無料、3000円以上で2時間無料となります。
博多ポートタワーから博多湾を眺めて、新たな釣りの決意をするのもありです。
今年こそチヌの自己記録更新!!などと展望台から博多湾を見渡すのもよろしいかと思います。
スポンサードリンク