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アブ ガルシア アンバサダー5500C 3を落とし込み竿に付けて釣り場に行ったワケ

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PEラインの3号を巻いたアブ ガルシア アンバサダー5500C 3を、十数年間もクローゼットの中のダイワの船竿にセットしたままにしっぱなしでした。^^;

 
アブ ガルシア アンバサダー5500C 3と言えば、ルアーフィッシングをする方であれば、たいていはご存知なベイトリールのはずです。
アブ ガルシア アンバサダー5500C

 
私がこのベイトリールを購入したきっかけは、かれこれ20年程前に姪浜にあった個人釣り具の西善の店主から能古島の象瀬周辺部のスズキの船釣りをする際に、がまかつのシーグラーがま20号とペアで進められて購入したものでした。
 
ベイトリールとロッドで5万円ぐらいしたと記憶しています。
 
ちょうどその頃は船釣りによく行っていた時期で、電動リールを使わないときは、もっぱらこのPE3号を巻いたアブ ガルシア アンバサダー5500C 3で、活きカナギをエサにした胴付き釣りやアジゴをエサにしたヒラメ釣りなどによく使っていたことを思い出しました。
 
20号から30号負荷の船竿との相性が抜群のリールで、私の数少ないお気に入りのリールのひとつなのですが、今回あえてこのベイトリールを落とし込み用の竿に取り付けようと思ったのは、2週間ほど前に長浜の福岡船溜まりでスズキクラスのシーバスを釣っていた時に、2回も得体の知れない魚にナイロン製の3号のミチイトと交換したばかりの2・5号のフロロカーボンのハリスをブチ切られたからなんです。
 

その時は、40センチのチヌと60センチ前後のシーバス2本を落とし込み竿で釣ったのですが、まったくもってこれらとは格が違うモンスター級の魚がハリに掛かったのです。
 
私の30年以上に及ぶ落とし込み釣りの経験から、年なしの50センチオーバーのチヌや60~70センチぐらいのスズキクラスのシーバスではない、得体の知れぬもっと大物であることを確信しました。
 

いつもは絶対的な信頼をもって使っているタックルでは、全く歯が立たない非常事態が起きたのです。
 
その後、そのことを弟に知らせると、弟はメバリングロッドとPE1号を巻いたスピニングリールとフロロカーボンハリス3号でその釣り場に出向き、見事にPEラインの1号をぶち切られて呆然とし、しばらく釣り場に座り込んだとの報告がありました。
 
「スズキクラスのシーバスやったら、軽く80センチは超えるサイズやろうね~!!」という弟は、これまでランカー級のシーバスをルアーで数多く釣ってきているんです。
 
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得体の知れぬモンスター級の魚と対峙するためのアブ ガルシア アンバサダー5500C 3

 
得体の知れぬモンスター級の魚にラインをぶち切られて2週間ほど経った大潮の満ち込みを選んで、長浜の福岡船溜まりに向かったのですが、その前に長浜界隈のお気に入りの場所で仕掛けをセットしました。


 
今回使うハリスは、以前船釣り用のハリスで使っていたこちらのフロロカーボンの3・5号。


 
船釣りや磯釣りに行かなくなった私は、近年このサイズのハリスを使うことはほとんどありません。
 
ハリは、釣具の量販店などでは入手困難な磯バリ9号

この磯バリ9号は、その昔活きカナギをエサにして船釣りで10キロを超えるようなヒラマサを狙っていた時に、ある遊漁船の船長が使っていた仕掛けに使われていたハリなのです。
チヌバリに少し形が似た小さい針なのですが、ひねりがなく、軸が太く短く、太いハリスを結んでもすっぽ抜けることがありません。

 
エサはここ一番という時には絶対的に生きが良いポイント築港店の太めのアオムシ

 
福岡船溜まりに向かう前にアブ ガルシア アンバサダー5500C 3に慣れることと、ドラッグ調整を兼ねていつものお気に入りの釣り場で遊び半分で真っ暗になるまでチヌでも狙うこととしました。
 

アブ ガルシア アンバサダー5500C 3で45センチのチヌをゲット

 

いつもはシマノの小さめで軽量の両軸リールであるチヌマチック1000αに慣れているので、相当持ち重りしてデカいので使いづらいのではないかと思いながら、太めのアオムシを10センチほどの長さにしてヘチを探り続けますと、思っていたほどの違和感がないことに逆にビックリ。
 
ドラッグフリーにしたスプールを親指の腹で押さえて探りながらアワセを入れるのが私のいつものパターンなのですが、あいにくさっぱりアタリがありません。
 

大雑把に1・5メートルピッチぐらいで100メートルほど歩いてもさっぱりアタリすらないのです。
 
これじゃ~練習にも何にもならんやん!?と思いながら長浜市場から30メートルぐらい離れた地点で、本日初のアタリがあり、竿先がグイグイとお辞儀をしています。
 
エサが10センチぐらいと長めであることを意識しながら、竿先をゆっくりと下げて慎重に送り込んでからアワセを入れますと、竿先が弓なりに曲がり、底を這うように沖に向かって逃げることからチヌだということがすぐに判明。
 
PEライン3号と3・5号のフロロカーボンのハリスなので、やり取りも無関係に強引にアブ ガルシア アンバサダー5500C 3のハンドルを巻いて魚を寄せてタモで掬いました。


相変わらずチヌの口の中は、見るたびに恐ろしくなります。
このような歯を持っているから、カラス貝や岩ガニでも一撃で食べてしまうことがよく理解できます。
間違っても、絶対に指なんか入れたくないですね~!


タモで掬いはしたものの、これだけの大仕掛けでしたら45センチ程度のチヌはブリ上げても良かったかもしれません。^^;
 
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大潮なのにさっぱり潮が動かない福岡船だまり

 

さて辺りが暗くなりましたので、本番の福岡船だまりの方に移動して生きのよい太めのアオムシをハリに刺して得体の知れぬ大物を狙ったまでは良かったのですが、あいにくまだ潮位は低く、大潮だというのにさっぱり潮が動かずに潮どまりでもないのに、海面にゴミばかりがプカプカ浮かんでいます。
 
2週間ほど前にハリスやミチイトを飛ばされたポイント付近を50メートルほど探り続けましたが、アタリの「ア」の字もありません。(涙)
 
大物はいつハリに掛かるか分からないし、狙って釣れるものでもないことを改めて感じも致しました。
 
また、2週間前の大潮の時にバラしたからと言って、同じ魚が2週間後の大潮の時に来るという浅薄な考え方も我ながらどうなんだ?とも自省しました。
 
ですが、バレた大物が再び同じ場所に戻ることがないにせよ、狙ってみるし、狙ってみたいのが釣り師の性というものではないでしょうか?
 
海は生き物ですから、同じコンディションになることはまずありませんし、そのことを嫌というほど理解しても尚、狙いたいのです。
 
釣り歴40年以上の弟も、週末は北九州に帰りLINEで次回長浜の船溜まりで使おうと思っているリールの写真を送ってくれました。

10号のPEラインが巻いてあるシマノ カルカッタです。
シマノ カルカッタ
 
博多湾の都市伝説にもなっている博多埠頭や須崎埠頭界隈の10キロを超えるアカメ伝説にも対応できるヘビーなベイトリールです。
 
兄弟して、いるかどうかも分からない魚を求めて狙うのは、やはり同じ血が流れていることを感じてしまいます。
 
キスやアジなどの美味しくて確実に釣れる魚を狙うのも楽しい釣りですが、幻のモンスターを追い求めるのもこれまた楽しい釣りだと思います。
 
まとめ
 
私は釣りは仮説と検証の繰り返しのシュミレーションゲームであると、常日頃から思っています。
 
どこどこでチヌが釣れたと聞けば、そこに直接行かずとも、そのポイントによく似た類似性がある釣り場に出掛けて釣ったりもします。
 
自分なりの仮説を立てるのです。
 
タックルや仕掛け、エサ、潮時・・・等々の諸条件を絞り込んで、何ら確信もないままに釣り場に立つことがほとんどですが、実際に釣ってみますと、予想通りのこともありますし、全く想定外のボウズを食らうこともあります。
 
50年以上も海釣りをしていながら、同じ条件の海がないことは知りつつも、浅薄な仮説を立てることが楽しいのです。
 
腕前も三流以下、知識もそれ以下かもしれませんが、だからこそいくつになっても海釣りは辞められません!!
 
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