高気圧が蒲団のように重なっているとかで、連日暑い日が続いています。
雨もしばらく降っていないため、空気が乾燥してもいます。
福岡市でも過日38度を超える猛暑日を記録し、今日も最高気温は35℃との予想。
熱中症に関しましても「危険」あるいは「厳重警戒」が続いていますし、紫外線も「非常に強い日」が続いています。
このような日にTシャツ1枚で外をウロウロしているだけで、真っ黒に日焼けもしますし、脱水状態にもなります。
ネット上には「熱中症対策のサイト」がいくつもありますし、「熱中症対策グッズを紹介しているサイト」もたくさんありますので、そちらをご覧になれば詳しいことが書かれています。
でも、35度を超えるピーカンような日の真夏の釣り場は、どこよりも熱中症にかかりやすい超危険地帯だとの認識が必要です。
・異常なまでの無風
・焼けたコンクリートの地面から放出される熱
・ギラギラした海面からの照り返し
・日陰が全くない炎天下
夏場の晴れた日の朝方9時以降から夕方の6時ぐらいの釣り場に行くことは、地雷地帯にノコノコ行くようなものだと思います。
・肌が焼けないように長袖を着ましょう!
・首周りには蓄冷材を入れたタオルを巻きましょう!
・塩分や水分はこまめに取りましょう!
・たまには日陰でひと休みしましょう!
…などと云うことは、改めて書かなくても釣りをする方であればたいていはご存知なはずです。
ですが、釣り歴が50年以上ある私は、こういう月並みな熱中症対策は根本的な対策にならないと思うのです。
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釣り歴50年以上の私が考える熱中症になりにくい根本対策
私は小学校に上がる前から博多湾で海釣りをしていますが、50年以上に渡り熱中症になったことが一度もありません。
20代だとか、30代ぐらいは横浜や博多湾の沖の防波堤に帽子もかぶらず10時間以上炎天下の中で釣りをしても平気でしたが、近年の異常なまでの暑さでそれをする自信もありませんし、そこまでして何を釣るの?とも思うのです。
35度を超えるような日の日中に熱中症対策をしてまで釣りをする意味があるのか?とも思うのです。(笑)
なので、朝早く集合してキス釣りに行くなどと云うことも一切しなくなりました。
博多は真夏の夜明けが早く、朝方の7時ぐらいは既に朝マズメでも何でもなくなります。
朝マズメなんて、ほんの一瞬でしかないのに、睡眠不足で現地に集合しても、すぐに釣れなくなることをいやというほど経験してまいりました。
しかも釣り仲間がいると、釣れないと分かっている時でも、エサも余っているし、帰りたくても帰れません。
夏場の朝マズメ狙いは一瞬ですから、単独釣行ですぐに切り上げるというのが私なりの持論です。
ですが、年を重ねると朝マズメ狙いは、ほぼしなくなりました。
睡眠不足で早朝に釣り場に行っても、帰る頃は通勤ラッシュで道路が渋滞しているからです。
そのようなわけで、年を重ねて釣り歴が長くなるほどに、真夏だけではなく春も秋も冬すらも、夕方ぐらいからしか釣りに出掛けなくなったのです。
熱中症対策にもなりますし、夕マズメからの短時間の半夜釣りが最も短時間で効率よく釣りが出来ると考えているからなのです。
他にも理由があるのです。
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防波堤や埠頭から狙う魚は夜のほうが簡単に釣れることが多い
一部の魚を除いては、防波堤や埠頭から狙う魚は、夜のほうが簡単に釣れることが多いはずです。
黒鯛やスズキ、メバル、カサゴなどは完全な夜行性ではありませんが、日中と夜とではまるで釣れ方が違います。
黒鯛やスズキも昼間は全くアタリすらない釣り場でも、夜になると一級ポイントになるような釣り場もあります。
メバルやカサゴなども日中釣れないわけではありませんが、穴釣りでもしない限りは体感的に10倍以上釣れ方が違います。
日中にモエビやタエビをエサにしても全く釣れない釣り場でも、日が沈むとアオムシでメバルが入れ食いになるという経験を何度もしてきました。
アラカブも同様に日中はアタリがないところでも、夜になるとバンバン釣れるポイントと化す釣り場もあるのです。
しかも、大型の魚は夜のほうがよく釣れるはずです。
日中のクソ暑い中で、サビキ釣りでアジゴを狙ったり、投げ釣りでピンギスやハゼを狙う釣りも散々やってきたから、だんだん日中に釣りをしなくなったんです。
まとめ
夏の釣りの熱中症対策の根本的な対策は、ピーカンの日中に釣りをしないことに尽きます。
今までの経験上ロクなことがありませんし、釣果もたいしたことはありません。
というか、真昼間は釣れるポイントでもアタリすらないことがほとんどです。
お金をかけて熱中症対策をするぐらいなら、クーラーが効いた涼しい部屋で昼寝でもして、夕方から短時間勝負で釣りを楽しんだ方が煩わしくもありません。
夕方からの半夜釣りですと、塩飴でも舐めながら500ミリの麦茶のペットボトル1本でこと足ります。^^;
帽子もいらないし、日焼け止めクリームを塗る必要もないですし、蓄冷材を入れたタオルを首に巻いたりする必要もありませんし、偏光グラスなんていりません。
最もコスパに優れた釣りの熱中症対策ではないでしょうか?
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