博多湾と福岡市近郊の釣りをメインに、ちょこっと「お役立ち情報」を書いています。

安近短の博多の釣りバカなんでんかんでん舌好釣

気になること 社会問題

福岡市内の若者の車離れは本当なのか?

更新日:

●●離れという言葉の中で最もよく耳にするのが「車離れ」という言葉。
 
言われてみれば、私の勤務先の若者の中にも「車なんていりませんよ~!」という連中が何人かいます。
 
彼らは独身だし、彼女もいないようで、もっぱら移動手段は自転車だとか原チャリ。
 

我々が若い頃のように、就職したら一番最初に買うモノは、何はさておき車なんて時代ではなくなっています。
 
ましてや車を購入して、いろいろなパーツを付けたり、タイヤとホイールだけで●十万もかけて車のドレスアップを趣味にしているような若者は、ほとんどいなくなりました。
 
本当に車は要らないのでしょうか?
本当に車離れは起きているのでしょうか?
その原因などについて考えてみました。
 
 
スポンサードリンク




 
 

費用対効果が悪すぎる車の所有?

 
車に乗らない若者に車に乗らない理由を尋ねてみると、「車なんて税金と維持費の塊みたいなもんでしょう!!??」だとか、「彼女もいないし、クルマ持ってても意味ないじゃ~ないですか!」などと言う返事が返ってきます。
 
確かに言われてみれば、「車は税金と維持費の塊みたいなモノ」かもしれません。
 
軽自動車を購入するにせよ、今どきの軽自動車も、ちょいと人気のある車は新車で購入すると200万円を超えます。
 
それだけですみません。
自動車取得税だの自賠責保険だの、なんだかんだで初期費用が車の購入価格とは別に10~15%ぐらいかかります。
 
つまり、車の購入代金とは別に20万円から30万円ぐらいの取得経費が掛かることはご存知なはず。
 
更に、駐車場代(自己所有の戸建ては除く)、ガソリン代は絶対にかかります。
 
それと、万が一のことを考えると忘れてはいけないのが任意保険料。
車両保険まで加えると年間結構かかる。
 
それだけではすむはずもなく、
・オイル交換
・タイヤ交換
・バッテリー交換
…などもかかりますし、
毎年の税金、車検費用などもそのうちかかってきます。
 
自分でこの記事を書いていても恐ろしくなるぐらい金がかかります。^^;
 
決まった給料の中からこれだけのランニングコストがかかる車がなければ、確かにお金は相当浮くはずですよね。
 

若者は本当に車は欲しくないの?

 
若者の本音を言えば、車はあったほうが便利だしできれば欲しい!というのが実情だと思います。
 
彼女がいれば、なおさらですよね。
女性もデートと言えば、7~8割がドライブデートを好みますし、車を持っていない男性が今も昔もモテるのかどうか微妙です。
 
凄く稼ぐのに、確たる信念があり車を持たないというのであればいざ知らず、ただ単に経済的に困窮してクルマを持てない男性がモテるかどうかは推して知るべしです。
 
車が欲しくないという青年の言葉の多くには、持てないことに対する自己弁護を予め用意しているようにも思えることを感じるときがあります。
 

大都市ほど車は確かにいらない!!

 
福岡市は人口が150万人を超える大都市です。
 
地下鉄や西鉄電車やバス等々の交通網はそれなりに整備されています。
 
通勤でこれらの公共交通網を利用している方が週末だけマイカーに乗るケースも考えられますが、それではやはり車を持つことは、もったいないような気も致します。
 
天神や博多駅周辺部では駐車代もバカになりませんしね。
 
同じ福岡県内でも、郡部だとか山村地区などは、車がないと生活できませんので、大人の数だけ車を所有していることがほとんどです。
 
でも、福岡市内の中心地に住んでいて車が本当に必要不可欠なのかどうかは微妙です。
 
定期的に年老いた親の面倒を見るために郷里に帰るために必要だというケースもありますし、人の生活の仕方は十人十色なので、ランニングコストが掛かっても絶対車がいる!という方もおられるはずです。
 
しかし、他県から福岡市内の企業に就職して、福岡市内に住む独身の方が、車が絶対に必要かどうかは本人の暮らし方や趣味によって違うのは当然です。
 
また、「彼女がいる・いない」によってもクルマの必要度は違ってきますよね?
 

若者の車離れの裏にあるもの

 
人口は周知のとおり減少傾向です。
 
日本はバカみたいにどの企業も前年対比がある意味基準となっていますから、若者が少なくなれば、車が売れないのはある意味当然だと思います。
 
国内需要が減るなど当たり前のことです。
 
しかも、車の性能も向上して所有期間が長くなってもいます。
 
更に我々の頃と決定的に違うのはインターネットが整備されて、いろいろな情報がパソコンやスマホですぐに入手できる昨今においては、アウトドア派よりもインドア派の生活様式が主流になっているような気もしないではありません。
 
車がなくても、楽しいことはいくらでもあると言えばあるのです。
 
まとめ
長引くリーマンショックの中で育てらて来た今の若者たちの多くは、父親がリストラされたり、大幅に給料がダウンしたり、職そのものを失ったりだとか、それがために両親が離婚するなどを経験した方も多いはずです。
 
そんな中で知らず知らず、あるいは必然的に身に付いたのが節約術であるとしても、ある意味当然です。
 
有名大学を卒業して、公務員や一流企業に就職できたとしても、奨学金の返金に追われて車なんて買うお金は捻出できませんよ~!という方もおられると思います。
 
車離れぐらいならまだしも、彼女を作って結婚したらコストが掛かり過ぎるから結婚しないという若者の意見もあります。
「結婚離れ」です。
 
結婚をコストと考えること自体どうなんだ?とも思いますが、それほど若者にはコスト意識が浸透していることに驚かされます。
 
車離れ、結婚離れ…では人口がどんどん少なくなるのは無理もないです。
 
 
スポンサードリンク







-気になること, 社会問題
-

Copyright© 安近短の博多の釣りバカなんでんかんでん舌好釣 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.