「お櫛田さん」の愛称で知られる博多の総鎮守の神社が、ご存知福岡市の川端商店街のすぐそばにある櫛田神社です。
博多では「博多祇園山笠」のことを単に「山笠」あるいは「山」と呼びますが、この博多3大祭りのひとつの山笠と最も馴染みが深いのが「お櫛田さん」=櫛田神社ということはあまりに有名です。
学生時代は、全くと言ってよいほどお櫛田さんに行かなかったのですが、なぜか40代半ばより毎年数回訪れるようにもなりました。
一番の原因は大好きな狛犬がいるからなんです。
その狛犬がこちらの狛犬です。
(威風堂々、カッコいいでしょう?)
(傍で見ると、可愛いくないですか?)
こちらの狛犬に一目惚れしたんです。
理由は自分でも分からないのですが、とにかく好きを通り越して大好きになりました。(爆)
以来私は、ドライブに出かけるときも、釣りに行くときも、神社があればお参りをして必ず狛犬に挨拶をするようになったんです。
おかげで狛犬フェチになってしまいました。
しかも近年は、月初めに通勤途中の神社に寄って、必ず前月の無病息災と家内安全の感謝を込めて手を合わせるようにもなりました。
誰に言われたわけでもなく、本にそう書いてあったからでもなく、私自身で決めたことなんです。
私をそうさせるようになったのは大好きなお櫛田さんの狛犬の秘めたるパワーなのかもしれません。
世俗の垢にまみれたバチ当たりな私に自然と神社に立ち寄らせて合掌させるパワーがあるのかもしれません。
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そもそも狛犬はどんな役目があるのでしょうか?
神社の入り口などに必ず左右対になって置かれている狛犬はどのような存在なのかをご存知でしょうか?
魔除けだろう!!??と思われた方は、大正解です。
正面から見ると、右側の狛犬は狛犬は口を開けているのに対して、左側の狛犬は口を閉じています。
これがいわゆる「阿吽の呼吸」という言葉の由来となったみたいで、「阿(あ)」はことの始まりを表し、「吽(うん)」はことの終わりを意味します。
つまり、左右の狛犬で「初めから終わりまで、バッチリ魔除けばしちゃるけんね!」という実に頼もしいタッグを組んでいるというわけなんです。
狛犬がたくさんいる櫛田神社の見どころアラカルト
櫛田神社の中には、正確に数えたことがありませんが最低6つ以上の狛犬がいます。
正面にいる狛犬はかなりの大きさがあり迫力満点です。
この狛犬はゴジラにも似ているようにも見えます。
博多民芸会館側の門のところには、ツルツルの石を使った狛犬がいます。
正門をくぐり二番目の門のところにいるのがこちらの狛犬です。
更に、本殿の裏側にも狛犬たちがいるんです。
それに私が好きな川端商店街側の狛犬。
なんだか、狛犬ばかりの紹介になってしまいましたが、大きな神社には狛犬がいくつもあるんですが、お櫛田さんはやはり別格です。
櫛田神社の見どころアラカルト
牛の像があるのはなぜか?
牛の像があるのは天神様を祀っていることを意味します。つまり、学問の神である菅原道真を祀ってあることを意味します。
どうして馬の像があるのでしょうか?
これは、異常気象の年において、雨乞いをするときは黒い馬を献上し、晴れ乞いのときは白い馬を献上した名残なんです。
「櫛田の銀杏」の凡その樹齢をご存知でしょうか?
言い伝えによると樹齢1000年を超えるとも言われていますが、実際の植物学者の見解では600年以上ぐらいではないかと言われていますが、それでも凄い大銀杏であることに変わりはございません。
「博多祝い唄」の中にもこの大銀杏が出てくるぐらい昔から博多の人の崇拝を浴びている大銀杏なのです。
本殿の右側にある不老長寿の霊泉鶴はご存知でしょうか?
三羽の鶴の像があるところが霊泉鶴なんですが、看板には「一口目には自分の不老長寿を二口目には家族の不老長寿を三口目には親類縁者の不老長寿を心で念じながら三口でお飲みください」と書かれています。
水が濁っていて、お腹をこわしそうなので、私は飲む勇気がなく、これまで一度も飲んだことがないのです。(汗!)
境内にある常設展示の山笠は誰もが知るところです。
ここまでは多くの方が、ざっと目を通すのですが、もっと面白いものもあるんです。
例えば、こちら。
更にはこちら、などなど。
行くたびに発見することが多々あるのが「お櫛田さん」です。
まとめ
お恥ずかしい限りなんですが、手を合わせる習慣など全くなかった私が、お櫛田さんの狛犬に一目惚れしてから、いろいろな神社に行って手を合わせるようになりました。
おかげさまで、いろいろな神社の狛犬を見るのが大好きにもなりました。
これが、ご利益かどうなのかは分かりかねますが、神社に行くのが好きにもなりました。
お櫛田さんの狛犬が好きになったおかげです。
そう考えますと、やはりお櫛田さんは、やはり「私にとってのパワースポット」だと思います。
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