私は小学校に入学する前から海釣りをしていて、自然の成り行きで海釣りに関する本や魚に関する本を学校の図書館や本屋で読んでいました。
本屋で立ち読みした本の中には、海釣りのエサとしてドジョウが紹介されていることが多く、子供心にドジョウで何が釣れるのかは凡そ理解できましたが、あいにくドジョウが採れるような環境で育ったわけではなかったので、ドジョウとは縁遠い存在でもあったのです。
子供の頃に思ったことは、淡水にすむドジョウをエサにして海水魚の何が釣れるのか?と、いう以前に、そもそもドジョウが海水の中でどれほど生きられるのか?と、いうことのほうが興味深かったのです。
なぜならば、湖沼に住むいろいろなカエルを海に入れるとすぐに死んでしまう経験をしていたからなのです。
今思えば可哀そうなのですが、近くにあった池で捕まえたトノサマガエルをわざわざ博多湾に持って行って泳がせると、すぐにグタ~となって死んでしまうことを小学校に上がる前から知っていたんです。
小学校に入る前から池や川に住む生き物を海に入れると死んでしまうということを経験したのです。
なので、淡水魚のドジョウが海釣りのエサになるなどということに、合点がいかなかったのです。
更に、釣具屋さんでもドジョウが売られているようなお店は、なかったような記憶しかありません。
よしんばドジョウが売られていたとしても、使い方が分からないし、何が釣れるのかが分からない釣り人も多いはずです。
そんなドジョウを釣り歴50年以上で59歳になって、初めて海釣りで使ってみました。^^;
好奇心も手伝って、まだ水温が低いのに期待度だけはありありで、竿を出してみました。
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そもそもドジョウを販売している釣具屋さんは多いのか?
私は好奇心が強いために、これまで見たことがないモノや使ったことがないモノ、使ったことがないエサなどは積極的に購入するほうなんです。
エサに関しましては、虫エサと呼ばれるものはすべて使ってきましたし、エサになるカニやエビの仲間もたいていは使ってきました。
ですが、使ったことがないエサが活きたドジョウなんです。
釣りエサとして売られているのをほとんど見たことがなかったのです。
北九州市に本社があり、釣り人ならば誰もが知っている「釣具の〇イント」だとか、個人釣り具店などでも売られていた記憶がないんです。^^;
それほど福岡県内では、ドジョウは馴染みが薄い釣りエサだったとの認識は今も変わりません。
でも、馴染みが薄いだけに使ってみたいと思うのが釣り人の性というものではないでしょうか?
活きたドジョウを使ったら実際に何が釣れるのかは興味津々だったのです。
巷で言われているドジョウをエサにして釣れる魚
釣りの本や雑誌などに書かれてあるドジョウをエサにして釣れる魚
・メバル
・タチウオ
・カサゴ(アラカブ)
・ウナギ
・アナゴ
・大型のアジ
巷でドジョウをエサにして釣れる魚は、アジゴをエサにして釣れる魚、カナギ(イカナゴ)をエサにして釣れる魚と同じであると思って間違いないようです。
つまり、フィッシュイーターであれば、たいてい狙えるはず・・・だと考えられます。
少し気がかりになるのが、典型的なフィッシュイーターであるシーバスことスズキをドジョウをエサにして釣ることに関しては、どのような本にも書かれていないこと。^^;
理屈の上では、ドジョウを泳がせ釣りのエサにすれば、フィッシュイーターであれば釣れる可能性が高いはずです。
実際にドジョウをエサに使ってみました!
今回私は、糸島の西浦漁港内でドジョウをエサにして釣ってみることに致しました。
カナギ(イカナゴ)も素手で掴むのに一苦労しましたが、ドジョウはもっと大変でした。
手のひらにドジョウを乗せてハリを刺すのは断念せざるを得ないほどに難しいのです。(汗)
なので、使い古しのタオルの上でドジョウにハリを刺すと上手く出来ました。
ただし、ここでまた問題が!
ドジョウのどこにハリを掛けるのか?がイマイチよく分かりませんでした。^^;
カナギ(イカナゴ)の場合は目から目にハリを掛けますし、アジゴの場合は鼻掛け、背掛けなどが一般的です。
ドジョウが海水の中で活きが良く動いてくれるハリの刺し方を模索したらこれが一番気に入りました。
尻尾の付け根にハリを刺すと、クネクネ度が増してフィッシュイーターに対するアピール度抜群!
ですが、今年は冬の気温が例年よりもウンと寒くて海水温の上昇がイマイチなのか、魚の活性もイマイチなのです。
小型のヒラメだとか型の良いメバルが釣れるんじゃないか?という期待も虚しくしばらくいろいろと探りましたが、アタリなし・・!(涙)
せっかく初めて買ったドジョウなんですが、やっぱ釣れんのかなぁ~?などと思いつつも探っていますと、竿先にガツガツ・・・と強烈なアタリが!!
竿先を少し送り込んで慎重にアワセますと、かなりの大物であることが分かりました。
深さは5メートルぐらいなんですが、なかなか底から離れません。
強引に両軸リールを巻いて浮かせることとし、浮かんできた魚に驚きました。
かなり大型のカサゴ(アラカブ)です。
近くで釣りをされていた方にタモで掬っていただきましたが、掬って下さった釣り人の方も、「こげなところに、こげなふとかアラカブのおるっちゃね~!!??」と驚かれていました。
風が強く、すごく寒いので納竿して自宅に戻り釣れたカサゴ(アラカブ)を定規で計ってみますと、なんと30センチを超えていました。
カサゴを見慣れている妻もビックリ!
まだ水温が低すぎるときに釣れたので、もう少し暖かくなったら違う魚が釣れる期待度があります。
まとめ
ドジョウをエサにしての初釣りでは、30センチを超える大型のカサゴ(アラカブ)が釣れました。
これから海水温が上昇し、魚の活性が上がると他のフィッシュイーターも釣れる期待度が高くなります。
ちなみに今回ドジョウのエサを購入したのは原の四つ角付近の「かめや釣具」さんです。
かめや釣具 福岡原店
電話番号は、092-846-1826
10g65円で、50g購入すると、これぐらいありました。
今回は試し釣りで竿を出してみましたが、ドジョウをエサにして本格的にぶっ込み仕掛けで色々な魚を狙ってみるのも面白いと思います。
どんな魚が釣れるのか?がお楽しみです。
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