気になること 社会問題

「こども食堂」で子どもの貧困が是正できるのか?

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温かい食事や居場所を提供する「こども食堂」が全国的な広がりを見せる中、ショッキングな事実を知りました。
 
それは、「本当に来てほしい貧困家庭のお子さん来てもらっていないということ」なのです。

 
どういうことかと言うと、貧困家庭でもないのに安くて済むだとか、あるいはタダで食べれて栄養がある食事を子供に食べさせられるというような気持でお子さんと来る親子もいるようなのです。
 
「こども食堂」は、本来的には生活困窮家庭のお子さんを対象に始まったはずが、家庭や地域に居場所のないお子さんの受け皿になったり、学習支援の場所と化しているところもあるそうなのです。
 
ボランティアで貧困家庭のお子さんを救いたいと始めた方も、ごく一般的な家庭のお子さんが食事をして、遊ぶ場所にもなり、勉強まで教えてくれる「まことにもってありがたい場所」にもなっているような「こども食堂」に違和感を持っているようなのです。
 
・「こども食堂」に本当に来てほしいお子さんが来ないワケとは?
・抜本的に「こども食堂」で貧困児童を救えるのか?
という2点について言及したいと思います。
 
 
 
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「こども食堂」に本当に来てほしいお子さんが来ないワケ。

 
まずは、貧困家庭のお子さんを対象にするという文言から「こども食堂」にお子さんを連れて行くのは非常に親御さんにしてみれば抵抗もあると思います。
 
・うちは貧困家庭です!
・だから、この子は貧困児童です!
・・・なんてあからさまに言うことは親御さんのプライドを傷つけるような気もするのです。
 
世間一般に「我が家は貧乏ですが、それが何か?」と言える方は少ないのではないでしょうか?
 
しかも、「こども食堂」で200円~300円の食事を提供したとしても、「カップラーメンなら68円であるのに、高い!」と思う貧困家庭も多々あるはずだと思います。
 
食堂を運営する側からすると、儲けなどゼロだけどボランティアだから、200~300円という価格を設定しているつもりなのでしょうが、それが安くもないのです。
 
良いことをしている気になっている主催者側と、本当に困っている方の温度差がまるで違うのです。

本当に来ていただきたいお子さんの親御さんからすれば、「たいして安くもないのに、行くだけで往復の交通費がかかるようなところに行くよりも、家でカップラーメンなどでも食べさせたほうが安上がりだし、第一みっともないでしょう?」というような心理状態を把握していないような気がするのです。
 
「子供に満足な食事を与えられない親」としてのプライドも手伝って、なるべくだったら行かせたくないという心理が働くのではないでしょうか?
 
 

抜本的に「こども食堂」で貧困児童を救えるのか?

 
格差社会と言われて久しく、昨今では階級社会などと言う言葉が流行っています。
 
本人の努力も虚しく、貧乏人はいつまで経っても貧乏人のまま!などと言うモチベーションを削がれる内容の本が販売されてもいます。
 

 
この本に書かれている内容からすると、本当にこども食堂に行かねばならないようなお子さんの将来は失礼ですが、絶望的でもあるのです。
 
ですが、ある意味的を得ています。
 
階層社会を産み出したそもそもの根本原因は、「税制」にあるとも言えます。
 
税には富の再分配機能があるとされていますが、ほとんど機能していないからこのような格差社会や階層社会となっていることは明白です。
 
そもそも税の審議をする人たちは富裕層が多いために、表向きだけ公平を装いますが、裏では経費や交際費の使途の決め方が曖昧なのです。
 
政治家も政治資金が欲しいために、資金供与をしてくださる経済団体の個々人に不利益になるような税制改革などするはずもありません。
 
所得税や相続税も穴だらけのザル法でしかありません。
 
しかも、税理士を雇うお金のある方々が脱税すれすれの節税ができる仕組みなのです。
 
富の再分配をしているようで、していないがために格差はどんどん広がるのではないでしょうか?
 
こういう制度設計の前で、一時的に貧困家庭のお子さんに安価あるいはタダで食事を与えて何が解決するのでしょうか?
 
私は甚だ疑問に思うことがあるのです。
 
貧困家庭の食うに困っているお子さんに栄養のある食事を食べさせてあげたい!という気持ちは素晴らしいことなのですが、富んでいる人が、そもそもその活動に加担しているかどうかも疑わしいのです。
 
一時的な食事の支援だけでは、食事だけではどうにも変え難い問題なのではないでしょうか?
 
 
まとめ
 
貧困児童が多い日本の現状を政治家や行政官はどう捉えて改善するかにかかっているような気が致します。
 
失礼ですが、根本的な税制の改革等々がない限り現状を変えることは難しい気が致します。
 
富の偏在は、表向きだけ公平や公正を装う法や制度の歪みが生み出しているのです。
 
所得分配機能が健全でないがために、富の偏在があるにもかからわず、それを是正すると困る連中が多いということなのです。
 
口で立派なことを言うのは簡単ですが、身を削がれることは誰でも嫌うのです。
 
与野党を問わず、自分の保身ばかりに走る政治家の言動を見るたびに「こども食堂」に本当に行かねばならないお子さんたちの未来に明るい兆しがあるとも思えなくなります。
 
税のあり方、社会保障のあり方を政治家、行政官、政治家のご都合主義で有識者と言われて招聘される方抜きで抜本的に考え直すべきではないでしょうか?
 
 
 
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